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ハーフエルフ・アドベンチャー  作者: SHIN
第二部 勇者の少女
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エピローグ

ヘイゼルたちが、広間にかけこんだ。

「!!!」

そこには、気を失い、涙を流しているエミアがいた。

ウォルストの姿は、ない。

しかし・・・

エミアは、この時寝言でこう言った・・・

「なぜ・・・努力のできない人に、無理強いするの・・・?」

ヘイゼルは、エミアを抱きしめた。

レイストの名を継ぐ勇者だって!?

しょせん、一人の女の子じゃないか!




「精神的にボロボロです。」

ヘイゼルは、ティアに報告した。

「確かに、エミアはウォルストを倒しました。しかし、騎士生命はおしまいです。」

エミアは、しばらく引きこもった。

「勇者」にあるまじき行為である。



そして・・・登城・・・




「そうなの・・・?」

王位に就いたティアは、エミアの辞表を受け取った。

「私は、その程度の言葉に耐えることもできない弱い人間です!騎士は・・・もうできません!」

敵のエミアに対する、言葉の数々は、彼女を打ちのめした。

「父上が、あなたを次期騎士団長に推挙していたのだけれど・・・」

このとき、レイスト・エミア・ティアムルは、「騎士」を辞め、錬金術師となった。



彼女は、夫ヘイゼルとの間に生まれた子を、厳しく育てこそしたが、決して無理強いをしない母親となったという・・・





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