表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーフエルフ・アドベンチャー  作者: SHIN
第二部 勇者の少女
126/128

第十二章 第二話 人をやめた者

それは深い絶望・・・

「負け犬は引っ込んでいろか・・・いい言葉だ。だが、なぜ誰も負け犬が引っ込むのを邪魔するのだ?「勝者」がいるのだ。「敗者」に「引っ込む」権利をなぜ与えない?「敗者」は、日陰に隠れてひっそりと邪魔にならぬよう過ごすか世を底辺から支えるかが、当然の「人権」だろうが!」

「そ・・・それは・・・」

「嫌だからだ!敗者を見るのが!否!敗者が存在するのが!気に入らないのだ!わかるまい!努力しろと言われて、たやすく努力ができ、勝てと言われてたやすく勝てる!」

エミアは、剣を握った。

「世界でひとつだけの花だと!?笑わせるな!いわば世界中の花屋が、安価で買える「高嶺」・・・もとい「高値」の花全てで店頭を埋めようとしているのだ!」

ウォルストは、黒い「気」を放った。

「貴様の「勝ち」はあるが、私には「全ての滅び」しかない。」

そんな・・・何ゆえに、勇者の家系の者同士が、このような戦いをするのか・・・

それでも・・・

「それでも私は・・・」

エミアは、神魔斬刀レイストブレードを発動させる。

「守りたい世界がある!」

光の剣が、ウォルストを袈裟懸けにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ