メールとカレシ
『体調大丈夫ですか? 』
簡素なメールだけど、アタシはおもわず顔が赤くなる。
大体いつもメールをくれるのは夜とかな訳で、こんな日中――仕事してる時間だと思う――にメールくれることなんて今まで無かったから。
アタシのこと気にしてくれてるんだと思うだけで、アタシの心臓は飛び出しそうなくらいどきどきと踊っている。
『昨日メールできなくてごめんなさい。
あの後体調が悪くなって病院に行きました。
風邪だそうです。
アツムに移ってないかとちょっと心配してます。
お仕事、頑張ってください』
本当はもっともっと伝えたいことがあったんだけど、なんて返して良いのか分からなくなってこんなメールを送った。
……。
アタシはもう一度メールを打つ。
そしてケータイのディスプレイを見つめた。
『早くアツムに会いたいです』
送信しても――いいかな?
仕事中だと迷惑かな?
――いいや!
送信しちゃえ!!
アタシは目を瞑って送信ボタンをぎゅっと押した。
その直後アツムからのメールが来て、やっぱり簡素だったんだけど。
『俺も』
この一言にアタシは嬉しくて恥ずかしくて、おもわず布団を頭から被りケータイを抱きしめた。




