それってホント?!
もう日課と言っていいくらいの『図書館デート』
そろそろちゃんとしたデートをしたいんですけど? と思うけど、アツムにはなんとなく言えないでいる。
意外とアタシって意気地なしなんだよね。
もし、嫌がられたら、とか思っちゃうと、前に進めなくなっちゃう。
それほどアツムのこと好きってことなんだろうな。
図書館に行ったら、でっかい張り紙があちこちに貼ってあった。
――来週は館内のメンテナンスのため臨時休館日とします――
「ねえねえ。アツム。
来週どうする? 図書館が臨時の休館日なんだってっ」
どこかに連れてって~! という意味を込めてアタシはアツムに言った。
もし連れて行ってくれるんだったら何処なんだろ?
遊園地? 動物園? 水族館? 映画館? ショッピング??
大人の男の人が連れて行ってくれるところって全然想像付かなくて、アタシはありきたりな場所を思い浮かべる。
でも。
そんなアタシのコトを知ってか知らずか。
アツムはちょっと面倒くさそうに頭を掻いて「お前もうすぐ試験あるだろー」と言った。
確かに。確かに有る。
再来週は試験ウイークだ。
でも、最近はアツムが勉強を見てくれるからちょっとは良い感じになったと思うんだけど。
「ちょっとくらい遊びたいよぉ~。
どうせ図書館が休みなら、勉強だってできないし」
アタシはちょっと膨れてアツムを見た。
「来週は勉強」
静かな声がアタシに語りかける。
まじめな顔をしているアツムもカッコイイな。
アタシはどきどきしながら反論した。
「だって、場所がないじゃん。
勉強ってどこでするの??」
「俺の家」
「え?? 」
家って? それはアツムの住んでるところ?
「あ、アタシ行ってもいいの?? 」
アタシの心臓はもうどきどきを通り越してバクバクっていってる。
デートが家だなんて!!
それってやっぱりぎゅーとか、ちゅーとか。
その後のことまで??! アリ??!とか??!!
「別にいいけど。
……勉強道具忘れるなよ」
「う、うん!」
早く、早く来週の日曜日にならないかな?
すっごく楽しみ!




