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あいつは俺が殺す

掲載日:2026/04/26

許さない。

絶対に許さない。

必ず、殺してやる。

あいつは、俺の友達を殺した。

事故?

ふざけるな。

「身に覚えがありません」

その一言で、

全部終わらせやがった。

だが、いい。

どうせ死刑だ。

人を殺したんだ。

死は、死で償う。

……なのに。

無罪。

ふざけるな。

だったら、

俺が裁く。

俺が殺す。

それだけだ。

その日から、

俺はあいつの後をつけていた。

逃がさない。

絶対に。

「……久しぶり」

声がした。

振り向く。

あいつの彼女だ。

視線が、向こうに向く。

あいつを、見た。

一瞬、

顔が歪む。

でも、すぐに戻る。

「何してるの?」

「……何でもない」

「待って」

「君、復讐しようとしてたでしょ」

何も言わない。

「やめて」

抱きつかれる。

「あの人は……」

「あなたの復讐なんて望んでない」

「だから、やめてよ」

少しだけ、

息が詰まる。

「……分かった」

「やめるよ」

あいつを見る。

「悪いな」

小さく呟く。

彼女を見る。

「俺には、できないみたいだ」

少しだけ、間。

「でも、大丈夫だ」

目を逸らす。

彼女の手。

ナイフ。

見えないように、握られている。

「……ああ」

「絶対だ」

歩き出す。

背中越しに、声を落とす。

「信じてやれよ」

「お前」

復讐は終わるものではなく、どこかで形を変えて続いていくものだと思っています。

やり遂げることが目的になったとき、それは本当に正しいのか。

読んだ人がどう感じるかで、この物語の意味は変わると思います。

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