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第一話「死に戻り」

新作書き始めました。

前作の方もよろしくお願いします。

「では、リヒト様。私たちの拠点はここ先代魔王様が使っていた城を使うと言うことで良いですね。」


(......は?)


目の前に広がる光景を見てリヒトは完全に思考を停止した。


(どういうことだ?自分はあの時死んだはずだ。)


(そして何より...彼女らが生きているはずない!だって自らの目で彼女らの遺体を見たのだから。)


「どうしましたか?リヒト様。」


(これは夢なのか?それとも...。)


リヒトはステータスを開く。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:リヒト


種族:魔王


Lv:189


基礎攻撃値:19996

基礎防御値:19974

基礎魔攻値:19992

基礎魔防値:19952

基礎敏捷値:19978


スキル:

『神級全属性魔法Lv:max』『神級武技Lv:max』『神眼Lv:max』

『神級偽装隠蔽Lv:max』 『神級耐性Lv:max』 『眷属空間Lv:max』

『ダンジョン作成Lv:1』


称号:

『世界への反逆者』『女神の敵』『ラスボス』『魔王』『心優しきもの』『史上最強の魔族』

『※※※※に認められたもの』『死を克服した者』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


開いたステータスに映ったのは表示されたステータスとレベル、そして見慣れないスキルと称号であった。


(....あとでこれは確認するとして気になるのはこれだ。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『死を克服した者』

文字通り死んでなお生き返った者が得る称号。生き返る方法は問わない。

システム内での死ならば生き返ることができるようになる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(このステータスが表示されている時点でおそらく夢ではない。)


(ならば...自分は()()()()()()()。)


そう実感すると再び仲間たちに会えたことの喜びが溢れてきた。


「リヒト様どうかしましたか...ってどうしたんですか!涙出てますよ!?」


リヒトは仲間に指摘されたことで自分が涙を流していることに気づいた。


しかし、再び仲間に会えたことの嬉しさでいっぱいなリヒトはそれどころではなかった。


「.....あぁ、すまん....。ちょっとそのことは後にしてくれないか。今日は休みたいんだ。」


「本当にどうしたんですかリヒト様!ちょっ、待ってくださいよ〜。」


「悪い。今は一人にしてくれ。」


仲間の制止を振り払い、リヒトは戸惑った雰囲気が流れる会議室から出ていった。


◇ ◇ ◇ ◇

(.......少し落ち着いてきた。)


自室に戻りしばらく休憩して少し冷静になったリヒトは一人考える。


(表示されるようになったステータス、見覚えのないスキルと称号。分からないことだらけだが一つ分かった事がある。)


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。)


(再び仲間に会えたことは嬉しいが、このままでは結局同じ事が起こるだけだ。)


(おそらく今のステータスで勇者たちを殺し尽くしたとしても無駄だろう。)


(そうなるとやはりこの新しいスキル、『ダンジョン作成Lv:1』に賭けるしかないか。)


(確認しないと何も始まらない。とりあえず見てみよう。)


そう考えたリヒトはステータスを開いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『ダンジョン作成』

ダンジョンを作成する事ができる。

ダンジョンでできる機能はレベルが上がることによって増えてゆく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(そのままだな。)


リヒトは説明を見てそう思う。


しばらく考えたのち、リヒトは閃いた。


(....そうだ!このダンジョン自体を拠点にしてしまえばいいんだ。)


(そうなれば話は早い。明日の会議で自分が死に戻ったことは黙っておいて新たな力を手に入れたことを説明しよう。)


(....おそらく何かあったことは仲間に勘付かれただろう。ただこの事は軽く口に出していいことではない。)


(ダンジョンを拠点にする案が成立して生活が安定したら話してみるか。)


(....とりあえず今日は休もう。色々あって疲れたからな。)


色々な事が起きすぎてかなり疲れていたリヒトはベッドに横たわるとそのまま眠りについた。




コメントや評価、レビューよろしくお願いします。

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