表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『金鐘行者、辛国行者と速記力を競うこと』速記談0301

作者: 成城速記部

 金鐘行者は速記力に優れており、世の人々の崇敬も篤かった。日本速記教会を建立するとき、正面から東は、金鐘行者の担当であった。正面から西は、辛国行者の担当であったが、その辛国行者が言うには、速記者が崇敬を受けるのは、速記力によってである。今、なぜ、金鐘行者ばかりが崇敬されるのか。我々二人を競わせて、どちらの速記力が優れているかを確かめてもらいたい、ということであったので、早速二人を競わせることになった。勝負が始まると、辛国行者が何やら呪文を唱え、どこからともなくあらわれた大量のプレスマンが、金鐘行者に向かって襲いかかった。金鐘行者が何やら呪文を唱えると、もっと大量のプレスマン専用芯が、これもまたどこからともなくあらわれ、プレスマンに襲いかかった。しかし、プレスマンとプレスマン専用芯では勝負にならず、プレスマン専用芯は、一本残らずプレスマンに飲み込まれてしまいました。するとどうでしょう、プレスマン専用芯を飲み込んだプレスマンたちは、次々と地面に落ち、動かなくなってしまいました。このことがあって、金鐘行者の崇敬は、いやが上にも高まったということです。



教訓:プレスマンがプレスマン専用芯を次々と飲み込んだら、詰まって動けなくなるのは当然である。それはさておき、これは速記力勝負であろうか、いや違う。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ