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宇津路くん、アソびましょ  作者: 『黒狗』の優樹
罰ゲーム一個目
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罰ゲーム一個目⑧

 アタシのおっぱいや、マリアのHカップに、ギンちゃんが、他の男子やオッサンみたいに、下品な視線を向けたり、ニヤニヤと笑ったりしない、そこには安心するし、カッコいい、と思う。

 何せ、時々ではあるけど、街中で、勝手に、アタシたちのおっぱいをスマフォで撮ろうとする男もいるのだ。

 そういう時、ギンちゃんは、アタシたちよりも先に、その盗撮犯が出しているドロドロした雰囲気に気付くみたいで、さりげなく、でも、しっかりと、スマフォのレンズから、アタシたちを守るような立ち位置に移動してくれる。

 大抵の盗撮犯は、ギンちゃんが邪魔するようなポジションに立てば、無理だ、と悟って、スゴスゴと、その場から逃げるように去っていくんだけど、中には諦めが悪い奴もいるらしくて、アタシたちのおっぱいを、意地でも盗撮ろう、と位置を変えてくる。

 そういうしつこい奴には、ギンちゃんの「ギンッ」が炸裂する。

 ギンちゃんの、「睨む」には、物理的な威力があるんじゃないか、とアタシたちは皆、思っている。

 何せ、ギンちゃんに「ギンッ」された盗撮犯は、たじろぐだけじゃ済まず、尻餅を付いてしまうのだから。

 本当に、胸板や肩口を力任せに、ドンッと押されたみたいに、そいつらは倒れるのだ。

 こっそりとスマフォや鞄に仕込んだ小さいカメラを向けているだけなら、周りも気付かないだろうけど、さすがに、そいつが「ヒッ」や「うおぅ」と変な声を出して、引っ繰り返れば、近くにいた人は注目する。

 やたらと青褪め、汗もたっぷりとかいていたら、気の良い人だったら、心配して声をかける。

 まぁ、盗撮犯は、そういう親切が傍迷惑だし、ジロジロと自分が視られてしまったら、こっそりと撮影するなんて真似は出来ないから、大慌てで逃げていく。

 大方、初犯じゃないだろうから、とっ捕まえて、ぶっ叩けば、たっぷりと埃が出そうなもんだけど、そういうクズを捕まえるために、体力と時間を使うのもバカらしいので、尻尾を巻いて逃げるのであれば、アタシたちは放っておく事にしていた。

 それに、ギンちゃんに、アタシたちを守ってくれたお礼を言う方が、よっぽど大事で、最優先だもん。

 アタシたちが、「ありがとう」と、とびっきりの笑顔で言うと、ギンちゃんは、いつも、照れ臭そうに鼻を擦るのだ。

 でも、アタシの一番の自慢かつ武器は、この大きくて、形の良い、感度も良いおっぱいなので、ギンちゃんが、ここを見てくれない、ムラムラしてくれないと言うのは、それもそれで、アタシとしては途方に暮れてしまう訳である。

 もちろん、アタシだって、折角のGカップを見せているだけじゃ、何の効果もない、と解っている。

 だから、アタシは、このGカップを遠慮なく、ギンちゃんの腕や背中、胸板に、チャンスがあるたびに、「ぐにゅぅ」と形が変わるくらい、押し付けていた。

 たった一度もやった事はないけど、もし、他の男子がアタシのGカップの柔らかさと温かさを、自分の体に感じたら、鼻血を勢いよく噴き出して、気持ちの悪い笑顔を晒して倒れるに決まってる。もちろん、その男子のズボンには、そこそこの大きさのテントが張られるだろうね。

 けど、ギンちゃんは、そうはならない。

 優しいギンちゃんは、アタシの事を、邪険に扱うような事はしないけど、少し困ったような微笑みを浮かべ、やんわりと、アタシのおっぱいから体を離してしまう。

 教室で、他の男子が、血涙を流すような感じで、自分に怨嗟の視線を向けてくるのが嫌なのかな、と考えたアタシは、部室やギンちゃんの部屋で二人っきりになった時も、おっぱいを「ぶにゃぁ」と押し当てている。

 でも、やっぱり、ギンちゃんは、アタシのGカップに、ドキドキしてくれない。

 ちょっとした事故ハプニングを装って、ギンちゃんの股間を触ってみたこともあった。

 その時も、ギンちゃんのギンちゃんは、ちっとも固くなっていなかった。

 ただ、アタシはガッカリするよりも、通常状態であるはずなのに、アタシの手に収まり切らないくらいのサイズがあった、ギンちゃんのギンちゃんにビックリしてしまった。

 あれで、大きく、固く、長くなったとしたら、どれほど禍々しいモノになるんだろう・・・

 臨戦態勢となったギンちゃんのギンちゃんをイメージしたアタシの右手は、無意識の内に、股間へ伸び、左手は乳首を強めに摘まもうとしていた。

 でも、右手の人差し指が割れ目を一擦りして、快感の波が起きようとしたところで、アタシは、あまり遅くなると、ギンちゃんが心配するかも、と冷静になった。

 いつもの癖で、シャワー中に自分を慰めようとした事を反省しながら、アタシは蛇口を捻り、勢いよく出ていたお湯を止めると、浴室を後にした。

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