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宇津路くん、アソびましょ  作者: 『黒狗』の優樹
罰ゲーム二個目
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罰ゲーム二個目③

 早速、アタシは冷たいシャワーを頭から浴びる。ちょっと辛いけど、頭はシャキッとした。

 

 「やっぱり、昨日のアレが影響してるのかなぁ」


 アタシはシャワーを温水に切り替えながら、ふと呟く。

 それで、うっかり、昨夜の事を思い出しちゃったアタシは、また、頭の中がピンク一色になっちゃう。

 でも、折角、お湯になっているのに、また、冷水に切り替えるのもアホらしいから、アタシはプルプルと頭を振る事で、頭の中から、昨日のアレを追い出そうとする。

 まぁ、それくらいで追い出せるなら、苦労しないよねぇ。追い出そうとすればするほど、イメージ映像はより、鮮明になってくる。

 昨日のアレ、言うまでもない、じゃなくて、言うのも恥ずかしいけど、言わなきゃ伝わらないから、ちゃんと言う。

 罰ゲームで、パンツを見せた、ギンちゃんに、それが昨日のアレだ。

 好きな人に下着を見せる、下着を見られる事が、あんなにも恥ずかしい、なんて思わなかった。

 でも、アタシの心をイッパイにしていたのは、恥ずかしさだけじゃなくて、好きな人に下着を見せることで生じる恥ずかしさが生む気持ち良さだった。

 心を満たした幸せは、心の中だけに納まり切らず、アタシのアソコから、熱を帯びた雫となって、下着を湿らせてしまった。

 当然、下着には染みが出来て、そこも、ギンちゃんにバッチリ見られた。

 パンツを脱がなかったから、内側に溜まった湿り気で、ギンちゃんとアタシの間にある空気には、牝の濃い匂いが充満しちゃって、余計にアタシは恥ずかしくなって、気持ちよくなっちゃって、ますます、濡れちゃって、匂いが強くなっちゃった。

 3分間って縛りがなくて、あのまま、ずっと見られてたら、多分、ううん、絶対、エッチな漫画みたいに、あそこから、「ブッシャァァァァ」って凄い勢いで汁が噴き出てただろうなぁ。

 え、今時の女子高校生は、エッチな漫画くらい平気で読むよ。友達が、お父さんやお兄ちゃんが持ってるエッチな漫画を、家に遊びに行った時、こっそり読ませてくれるんだ。

 時々、オエッってなる内容もあるけど、基本、アタシは、ギンちゃんと、そういう関係になりたかったから、教科書としてじっくり読ませて貰った。

 頭を左右に振り過ぎて、ちょっと、クラクラしてきたアタシは仕方がないから、ギンちゃんにパンツを見られた、うーん、見せた事実を追い出すのを諦める。

 そもそも、嫌な記憶じゃなくて、むしろ、気持ちよかった訳だから、土台、忘れるのは無理だし、忘れるのも嫌ではある。まぁ、だからといって、思い出すと、頭は沸騰しそうになるし、心臓はバクバクするし、アソコからも愛蜜が垂れ出て来ちゃうから、基本的には、蓋をする方向でいきたいかなぁ。

 ただ、アタシとしては、ちょっとだけ、ムカムカしてる点があったりするんだよね。

 ムカムカしている相手、それは、ギンちゃんに他ならない。

 今も、アタシは、ギンちゃんが大大大大大好き。パンツを見せる前より、ずっと、Loveだ。

 でも、ギンちゃんは、アタシをムカッとさせる事をしたの。

 聞きたい? そんなに聞きたいなら、しょうがない、教えちゃいましょう!!

 アタシは、めっちゃ可愛い、Gカップのギャルで、ギンちゃんの幼馴染。

 キッカケは罰ゲームだったにしろ、そんな美少女が、自分にパンツを見せて、しかも、もう、「ビチャビチャ」って表現しても良いくらいに、濡らしてる。つまり、準備OKだったの、アタシは、体も心も。

 そんな状況になったら、男子高校生なら、目の前の女の子を押し倒して、朝までイチャイチャもといパンパンするよね。

 アタシは、もう、おっぱいの中で痛いくらい、心臓がドキドキしてたけど、今夜、非処女になるんだって覚悟が出来てた。

 ギンちゃん以外の男に、アタシのはじめてをあげる気はなかったもん。

 完全に、そういう空気になっている、とアタシは感じてたから、ギンちゃんが立ち上がった時、最初に、キスされるんだと思って、自然にアタシは目を閉じた。

 でも、アタシの横を通り過ぎて、ギンちゃんは隣の部屋に行ってしまった。

 足音と遠ざかるギンちゃんの気配に、「え?」とアタシが戸惑いながら待っていると、ギンちゃんはアタシの前に戻って来た。

 そして、ギンちゃんは、「キララちゃん、これ」と、目をそろそろと開けたアタシに、替えのブラと下着を差し出してきた。

 

 「そんなパンツじゃ気持ち悪くて、眠れないでしょ。

 着替えた方が良いよ、風邪ひいちゃう。

 あ、でも、さすがに、その下着は、キララちゃんが自分で手洗いしてね」


 ほんのちょっとだけ、頬が赤らんでいるギンちゃんは、呆然としているアタシに微笑んで、替えのブラと下着を渡すと、何事もなかったかのように、毎日、やっている日課を始めてしまった。

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