罰ゲーム五個目⑯
「どうだった、アタシたちのダンス?」
「ハァハァハァハァ」
「キララちゃんはキレキレの動きだったし、金多さんは一つ一つの動きに美しさを意識してるなって感じたよ」
「やったね、マリア!」
「宇津路さんから、お褒めの言葉を頂きましたわッ」
「でもさ」
「どうしたの、ギンちゃん、いきなり、顔が恐いよ」
「私たち、何か粗相をしてしまいましたか?」
「さすがに、さっきのお漏らしを超えるやらかしはしてないと思うよ」
「それは言わないお約束ですわ、キララさん」
「ちょっと聞きたいんだけどさ」
「は、はいっ」
「な、何でしょうか?」
「どうして・・・」
「え」
「ふぅふぅふぅ」
「二人とも、パンツを履いてないの?」
「!?」
「ッッッ」
「いや、確かにさ、さっき、キララちゃんと金多さんは、まぁ、この際だから、ハッキリ言っちゃうけど、おしっこをここでしちゃったから、パンツはビショビショになったよ。
けど、金多さんはともかく、キララちゃんは、パンツを何枚か、こっちにも置いてるんだから、代えはあったし、それを金多さんに貸す事も出来たよね。
なのに、どうして、二人して、ノーパンで、そんな激しい動きばかりのダンスを、俺に見せたの?」
(え、嘘、ギンちゃん、怒ってる?)
(ノーパンダンスが、まさか、宇津路さんの癇に障ってしまうなんて・・・)
(でも、ちょっと待って)
(雰囲気が妙ですわ)
(アタシたちがマ〇コ丸出しで踊ったのに、困惑してるのも確かだけど、今のギンちゃんは怒っているって言うよりは)
(何かを誤魔化そうとしている雰囲気を感じますわ。
一体、宇津路さんは何を誤魔化し、いえ、私たちに隠そうとしているのかしら)
「「!!」」
「ギンちゃん!!」
「触らせないょ・・・何、フェイント!? けど、甘いよ、キララちゃんッッ」
「今だよ、マリアァァァッッ」
「お任せくださいッッ」
「キララちゃんは囮だとぉぉぉ!?」
「タッチですわ!!
キララさん、これはっっ」
「やっぱり、大きくなってるでしょ、ギンちゃんのチ〇コ!!」
「はいっっ、固くなってますわ」
「ふふふ、ギンちゃん、アタシたちから勃起の気配を隠せると思ったら大間違いだよ」
「宇津路さん、私たちのダンスに興奮して、勃起なさってくださったんですのね」
「金多さん、ニギニギしないでくれるかな・・・」
「どれどれ、じゃあ、アタシもギンちゃんのカチカチ具合を確認させてもらおうかな」
「ほら、キララさん、宇津路さんのペニスが怒張なさってますわ」
「うーん、確かに、この前より、大きくなってるし、固さも感じるけど、まだ、半勃ち、いや、これだと、半々勃ちじゃないかな」
「そうやって、冷静に、勃起の度合いを語られるのは、男として恥ずかしいんだけど、キララちゃん」
「マリアは恥ずかしいと興奮して濡れちゃうタイプだから、ギンちゃんも恥ずかしがらせたら、もっと、完全勃起するかなと思ったけど、残念」
「意外と知略を用いてきたね」
「私たちのダンスは、宇津路さんを完全勃起させるには魅力不足だったのでしょうか・・・
キララさん、ごめんなさい、私が足を引っ張ってしまったようですわ」
「マリアの所為じゃないよ。
ね、ギンちゃん、マリアの巨乳を強調するトコとか、お尻の割れ目が見えるようなターンはエロかったよね?」
「そこをエロかったって認めたら、俺、大事な何かを失う気がするんだけど」
「マリアが筋違いの自己嫌悪で落ち込んだままでいいの、ギンちゃん」
「・・・・・・金多さんはエロかったよ。
もちろん、キララちゃんも、ビンビンになっている乳首を摘まんだり、舌をレロレロするトコがエロかった」
「ありがとうございます」
「ちゃんと、エロかったのに、どうして、ギンちゃん、ギンギンになってないの!?」
「・・・・・・あ、もしかして」
「何、マリア、何か気付いた?」
「宇津路さんは、あれほどの絵を描いた後なので、色々と発散されており、ゲージのようなモノが、私たちのダンスでは満タンにならなかったのでは?」
「絶対に、それだ。
って事は今、ギンちゃんは、ゲージが半分くらいは溜まってる訳だ」
「そうなると、ここで攻勢を緩めたら、この溜まったモノを、また、絵を描いて発散させてしまいますわ」
「それは絶対に阻止だね」
「ちょっと、二人とも、俺の股間に顔を近づけて、ヒソヒソ話をしないでくれる?
ダンスで熱くなってる息がくすぐったいし、この絵面が地味に効いて来る」
「よし、ギンちゃん、ゲームをしよう!!」
「宇津路さん、ゲームを致しましょうッッ」
「俺に拒否権は無さそうだね。
ゲームをやるのは良いけど、何で勝負するの?」
「決着が付くまでが長いゲームだと、ギンちゃんのゲージが自動で消費されちゃいそうだよね」
「オセロや将棋などでは、私たちに勝ち目が絶対に有りませんわよ」
「どうしよう~、ギンちゃん」
「どうしましょう、宇津路さん」
「それならさ、各々でやるゲームの内容を紙に書いて、くじ引きにしたらフェアじゃない?」