表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

転生→転職!

私は横見和男だ。会社員をやっている、否やっていた。私は退社後、通り魔に襲われ死んだ。死んだのだが私は農民リータとして異世界である寄神にいる。なぜこのような状態なのか。それは神ジャータが、神の世界においての自らの力を高めようと適当な死者を異界に送り込み、そこの魔王を殺させようと考えていたところで私が死んだからだ。拒否権があったか?そのようなものは当然なかったさね。むしろ脅迫してきましたよ。あの女は確かこう言ってたな、


「あなたには異世界寄神に転生してもらいます。そこであなたは現地の魔王を倒してもらいます。そしてなんと、あなたには転生特典として前世とこのやり取りの記憶を維持したまま転生することが可能です。うん?拒否権?笑わせないでくださいよ。そんなもんあるわけないじゃないですかwww。私だってこの神の世界での権力をもっと得たいのですわ。まあどうしてもいやだというならばあなたの魂をこの世界から抹消します。それは嫌でしょ?ね?ちなみにあっちの世界で魔王殺せなくても然りよ。じゃあ転生開始~!」


とね。この世界は封建制を維持し、技術レベルも産業革命以前って感じだ。記憶に関しては、いわゆる前世で見たような異世界もんとは違って、いわゆる急に前世の記憶が入って来たり、生まれる瞬間に前世の記憶を取り戻したりというよりは、なんか例えづらいが、前世に関する頭の引き出しが少しずつ開いていく感じで7歳ごろには完全に記憶を戻した。ただ、自分に少しでも魔王を殺すのに有利な技でもないかなと思い調査してみても収穫はなかった。つまり前世で得た兵法に関する知識が唯一の魔王を殺すカギってわけだ。ただ戦うにせよ金が必要だ。だから私はいま農業と酒場のバイトを掛け持ちしているが、自らの鍛錬のため冒険者、というよりはいわゆる魔物から町を守りそれにふさわしい対価をいただくことができる仕事も始めようと思っている。


この時私はまだ知らなかった。これから私の人生が九十度方角が変わることになろうとは・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ