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静かが好きな結界使い  作者: 蒼色
一章 神に仕える一家の息子
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レイ&エイン対フーラ&マナ  フーラside

遅れてすいません。

フーラはマナとレイたちに勝つための作戦を立てていた。


「....えっと、まとめると、マナは魔力の練り上げをしていないけど

 様々な魔法が使えるって事?」

「うん、あとそれなりには扱えるのが短剣、あのエインっていう人の

 動きは見てるから時間を稼げるし、うまくいけば倒せるはず。」

「でも........レイが問題。」

「そう、あいつの動きは速い、だからフーラはどうにかしてあいつの

 足止めをして欲しい。その間に私がエインを何とかして隙を作る。

 そしてフーラがとどめを刺して2対1に持ち込む、とりあえずこれで行くしかないわね。」

「分かった........。」



私たちは先生に呼ばれて舞台に上がる。


「始め!」


その言葉と同時にレイがマナに攻撃してくる。

勿論予想済みの私は魔法剣を使って防ぎに行く。


「魔法剣[トルネード]」


レイの得意技は連続技にしろ、ただの一閃にしろ、

最初の一撃が一番強い、重くはないが、速さと刀の切れ味の良さによる

鋭い一撃が強い。しかし、重くないなら受け流すことは容易い。

そしてレイの刀が空を切った隙をついて反撃する。

私の得意な突きで。


「五月雨突き」


しかしレイには不思議な守りの力があることを思い出す。

そしてそれによって防がれる。なら、それを使う隙すら与えなくするだけ....。

でも、やっぱりレイは強い、周りから見てもレイから見ても一進一退の戦いに見えるが、

私からすれば、レイに技の発動の隙を与えればやられる、しかも、レイの使う単発の

高速の攻撃は何の力にも頼らないから発動が早い、それを至近距離で使われたら終わりだ。

それに気づいたマナが私を援護しようとしてるが、大剣の間合いを完全に把握している

エインに邪魔され何もできない、しかしマナが絶好の機会をくれた。


「ファイヤーボンバー!」


詠唱は聞き取れなかったが最後の一言で何を放ったかは分かった。

マナがあれを使うということは、魔力が付きかけてもいいチャンスが来たということだ、

....しっかりとレイと距離を取り、小声で唱える、


「魔法剣[ブースト]」


この技には光は宿るが目視できないので、隙をつきやすい。


「そこ!」


私の一撃によりエインの魔力が無くなったようで、姿が消えたと思ったら舞台の外にいた。

だが、息をつく暇もなくレイがマナに斬りかかった。


「魔法剣[トルネード]」


慌てて風を細剣に纏わせてマナをかばう。

2対1に持ち込めば何とかなるはず.....。

今は一方的に攻めているがそれでもなかなか倒せない。

魔力の節約かはわからないが、マナのほうのみで不思議な壁を使うレイ、

それにイラついてるマナは、ある程度の魔力がたまったら、魔法を放っている。

だがそれも慌ててだが避けられる。


だが、ある時いきなりレイが張っていた壁の色が変わった。マナはそれを気にせず

”ファイヤーボール”を放つが、なぜかそれは私のほうに飛んできた。

防ぐことはできたがレイに黄色の光が纏わりついている。

そして、私の本能がそれを危険だと告げている。

レイが刀の柄に手をかけたと思ったころには、レイが刀を鞘に直す、チン、

という音が聞こえた気がする。気がするというのは、

もうその時には何かに体を真っ二つにされるような感覚と、魔力が底を尽きたときに感じる

私の体が鉛のように重くなる感覚とともに、意識がなくなったからだ。




今週の土、日は投稿できないので来週の土、日が次回更新となります。

すいません。

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