表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
静かが好きな結界使い  作者: 蒼色
一章 神に仕える一家の息子
7/75

レイ&エイン対フーラ&マナ

ギリ間に合った、最近文字数が少なくてすみません。

あの後、マナから聞いた話をまとめると、幼い頃から、魔力の練り上げに

時間をかけていないが、代わりに魔法の習得にほとんど時間をかけたため、

月と陽属性を除いた五大属性は中級まで使え、火と風に至っては

上級まで使えるとのこと。

そこまで行ったマナはそこで満足し、魔力の練り上げを最近始めたというわけだ。


「よし、次だ。三班舞台へ上がれ!」


1-4は20人、4人一組に分けているので全部で五班ある。


「さて、いきますか。」

「....うん。」


「いこうぜ、俺らも。」

「ああ。」


言葉をかわして舞台に上がる四人、

先生は魔力気力無効フィールドの魔道具を起動しつつ、


「始め!」


と声をかける。

そしてその声に合わせるようにレイが斬りかかる。


「居合[疾風一閃]」


その刀はフーラへと向かう。


「魔法剣[トルネード]」


魔法剣のトルネードは剣に竜巻を纏わせるわざだ。

基本的には防御用だ、そのため竜巻により刀をそらし、

レイの攻撃は空を切った。その大きな隙をフーラは見逃さない。


「五月雨突き」


高速の連突がレイへと向かうがレイは


「結界[防壁]」


直接攻撃に対する結界、”防壁”で受け止め、反撃を加える、

そこからはどちらも技を使わず一進一退の攻防を繰り返す、

そこにマナは魔法を打ち込もうとしているがエインが邪魔をする。


「あ~もう!邪魔!あんたどきなさいよ!」

「あんたじゃなくて、俺にはエインって名前があるぜ。

 それにしてもおまえ短剣なんて使えたんだな。」


本当ならエインはもうマナに大剣を当てれる距離なのだが、

マナは短剣を使えたらしく、エインの攻撃は微妙にずらされ、

勝負を決めれない、しかしこれでいいのだ。エインは大剣を担いでいるので

動きが少しおそいため、フーラと戦うことになれば、機動力の差で不利になる。

そのためレイが元々最初の”疾風一閃”でマナを倒すつもりだったが、

レイは恐らくフーラががかばうと予測していた。ならば、レイがフーラを

倒すまでの時間稼ぎをする、という作戦だった。だから無理してマナを

倒す必要はないというわけだ。しかし、牽制は必要なのでスライサーを時々放つ。


「スライサー!」

「ウインドカッター!」


勿論マナもそれを分かっていて二つの刃は相殺しあう、しかしマナは魔力の練り上げをしていないため

長くは戦えない、ここまで戦えるのは生まれた頃の魔力の総量が多かったからだ。

それを分かっているエインは追撃をする。


「三連撃!」


エインの大剣が白く光る。そのまま上、下、回転斬りの三連撃をする。

マナは斬り下げを短剣でずらしてかわし、斬り上げはサイドステップで避ける、

最後の回転斬りを出そうとした瞬間、マナが無詠唱の”ファイヤーボール”をエインに当てる。


「ぐあっ!」

「くらいなさい!爆炎よ我の敵を灰に変えろ、ファイヤーボンバー!」

「っ!」


慌てて防御をするエイン。しかし中級魔法をまともにくらって、無傷なわけがなく、

吹き飛ばされたエイン。


「そこ!」


レイと戦っていたフーラが一度距離を取りエインを攻撃する、完全に無防備だった

エインは舞台の外にはじき出された。1対2、きついな~、とレイは内心ぼやきながら

一応、”疾風一閃”をマナに当てようとするが、最初のように案の定フーラの魔法剣”トルネード”

に防がれる、仕方がないまま防戦一方の戦闘が繰り広げられるが、マナに対しては

結界で応戦し何とか持ちこたえる。マナはそれを見ていらついて時々魔法を

放ってくる、それを逆手にとって”反射防壁”は物理版、

その逆の結界である、

魔法を反射する結界を使った。


「結界[反射魔結界]」


魔法を反射する結界で”ファイヤーボールをフーラに当てる、勿論防がれるが

時間をかせげればいいのだ。


「神よ、我は願う、祈りの対価に神速を望む、巫術[神速化]」


レイに黄色い光が宿る、いや纏わるの方が正しいだろうか、その変化に

警戒するマナとフーラ、しかし、もう手遅れだ。


「居合[刹那一閃]」


”疾風一閃”よりはるかに上回る速さで切り裂く抜刀術だ。

それを言い終わるころにはもう刀は鞘に収まっている、

フーラとマナは、気づけば視界が暗転していた。


次回も週末予定で、20日も投稿する予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ