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静かが好きな結界使い  作者: 蒼色
一章 神に仕える一家の息子
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火と風の使い手マナ

予定より遅れてしまい本当にすいません。


あの話から2時間程後、計算の授業の後が言語の時間、その次が

今行っている実技の時間だ。ビュルンデル学校では一日の授業が

3限のみとなる。授業時間は1時間その合間の休憩時間はない

これには色々理由があり1時間目が始まるのが朝の9時半なのだ。

終わったら昼食はここの食堂で食べてもいいし町で食べてもいい、

ビュルンデル学校は基本的に午後は自由なのだ。



そんなわけで3時間目。


「よーし今日は2対2だ、昨日の試験とは違うから

 考えて動けよ。あと筆記試験、実技試験の結果は土の日だ、

 忘れずに見に来いよ。」


土の日というのは、属性週と呼ばれるもので月の日、火の日、

水の日、木の日、風の日、土の日、陽の日がある。

これが一週すると、月の日に戻る。

ちなみにこれが四週すると、ひと月となる。

こちらに関しては複雑で、皇帝の月(四年に一度ここから離れた場所に

ある”王都トライアル”で新しい皇帝を決めるか決めないかの選挙をするため)

閃の月(皇帝が変わると一閃の如く色々変わるかららしい)

平穏の月(あまり忙しいところが少ないため)

大蛇の月(大蛇の如く温度差が激しくうなるように変わるから)

火車の月(火車に乗っているぐらい熱いという例えを現した月)

祝福の月(この月が最も多く作物を収穫できるのでそれを祝う月)

多忙の月(魔物の繁殖期だから)

降雪の月(雪が降り始めるから)

積雪の月(雪が積もるから)

宴の月(様々なイベントがあるから)

運命の月(男性が女性に贈り物を渡したり、意中の相手に告白する月)

新生の月(新しい年を祝う月、運命の月で告白されている女性は

返事をする月)

これらを上から順に一週すると一年となる。

少し長くなったがこれが一年間だ、ちなみに今日は水の日で、

土の日までは後三日だ。


「組み合わせ先生が決めてある。」


そういうとクラスのメンバーが四人ずつ呼ばれていった。

僕らはちゃんと3人揃っていてあと一人は実技試験の時にファイヤーボンバー

を繰り出したマナだった。


「えーと、私はマナ。貴方たちは?」

「僕はレイ。」

「俺はエインだ。」

「.....フーラ。」

「組み合わせはどうするの?」

「う~ん、ここは簡単に男女でわけるのはどうかな?」

「俺もそれでいいぜ。」

「.....私もそれでいいよ。」

「じゃあきまりね。呼ばれるまで待ちましょ。」


魔力気力無効フィールドのある舞台は第二実技室には一つ

しか無い、そのため一組ずつ順番に呼ばれる。

僕らの番が来るまでレイはマナについて質問をすることにした。


「マナ。」

「なに?えっと、レイだっけ。」

「うん、そうだよ、何故マナは火属性魔法の中級にあたる

 ファイヤーボンバーが使えるの?」

「小さい頃から色んな魔法を使わないで、火と風だけ

 を使っていたからよ。というか、あんたも不思議な技ばかり

 使うじゃない。」

「まあ、それはそうだけど.....。あ!あと、マナって魔力が

 少ないの?」

「ぐっ、なぜそれを。」

「いやだって中級を一回使ったからってそれに加えて

 初級二つじゃあそこまで疲れないからね。」


レイが見ていたときは、マナ以外の魔法使いは初級魔法を

連発して先生を近寄らせない戦い方をしていた。

しかしマナはファイヤーボンバーをうった後にへたり込む程だ

ファイヤーボンバーは習得難度は高いが使用魔力はそれほど多くない。


「じ、実は魔力の練り上げをしていないのよ....。」

「え!?」


魔法使いの修行において魔力の練り上げは必須であり、

理由としては魔力は生まれたときにその総量は決まっている。

しかし、魔力を圧縮することによりより少ない魔力で魔法を

放つことことが出来る。なので体に生成される魔力を圧縮するのを

体に覚え込ませるという大事な修業だ、これは幼少の頃にやらないと、

後からだと覚えにくい為、大変なことになる。


「ぜ、全部魔法の習得に時間を使ったの......。」




 


次回!レイ&エイン対フーラ&マナ!

今週末投稿予定です。

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