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静かが好きな結界使い  作者: 蒼色
一章 神に仕える一家の息子
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実技試験 その1

次の日、目を覚まし周りを見る、特にこれといったことのない殺風景なこの部屋と

この少し硬いベットは僕に新たな生活である寮生活というものを教えてくれる。

ベット以外の唯一の家具であるクローゼットから昨日支給された制服を身につける、

この部屋は物などを直すタンスなどがない、この刀、吹雪はどうすればいいのか、

考えた結果、壁に立てかけておいた。


昨日は筆記試験、今日は実技試験だ、使う得物は基本すべて木製当たり前のことだが

不公平にしないためだ、試験はそれぞれの担当のクラスの教師相手に5分の間試合を

行う、僕のクラスは1-4、担当の教師はグラン先生だ。


「1-4の人はここへ集合ー!」


と、グラン先生が1-4の生徒に呼び掛けている、僕がそこへ行こうとすると声をかけられた。


「お前も1-4か?」

「うん、そうだけど...君も?」


「ああ、俺はエイン、よろしくな。」

「僕はレイ、こちらこそよろしく。」

「ゆっくりしゃべりたいところだけど今は試験だ早くいこうぜ。」

(君が呼び止めたんだけどね...)


呼び止めておいてそれはないだろうかと思うレイだったが、レイも少し大人びているが、これでも10歳、その思いは学校に入ってからの新しい友達という喜びに消され、その喜びをかみしめつつもエインを追いかけていった。


「さあ今から試験だとりあえず適当に呼ぶから呼ばれたら舞台に上がってくれ、

 えっとまずは・・・。マナ!おまえからだ!上がってこい!」

「はい!」


マナと呼ばれた少女は元気よく返事をし舞台へ上がっていく。


「さあ、いつでもいいぞ、かかってこい!」

「いきます!炎よ、我の敵を焼け!ファイアー!」


少女はファイアーの詠唱を終え杖を先生へと向ける、すると、例えるなら炎の息というべき魔法は先生へ向かう。


「甘い!魔切断!」


先生の剣に白い光が宿る、そしてマナのファイヤーを両断する。

この世界では、魔法は自身の魔力を使い、先生が使ったような武術は生命力とごく少数の魔力で使える。(生命力だけ又は、魔力だけで使えるのもある。)


「え!な、なら...風の刃よ我の敵を切り刻め!ウインドカッター!」


マナの風の刃に対しそれを先生は冷静に剣で受け流す。


「こ、これも効かない...なら、爆炎よ我の敵を灰に変えろファイヤーボン  

 バー!」


!、ファイヤーボンバーは1年生で使えるような魔法ではないはず、彼女はいったい、どれほどの魔力があるのだろうか。


先生の周囲に3つの炎が現れる、その瞬間先生の剣に緑が微妙に混じった白の光が

宿る。


「旋風一陣!」


その言葉とともに先生が剣で回転斬りをする、すると竜巻が現れて爆炎から身を守った。

それを見たマナはぺたんと地面に座り込み一言。

「ま、負けちゃった~。」


恐らく彼女は今まで負けたことがないのだろう、そのまま泣き出してしまう。

しかしあの魔法はわざわざあれで防ぐ必要はないはずだ、先生はきっと本気で来い、とそれをあの技でで語った。

しかし、強いと分かっていて楽しみにしてしてしまう僕がいた。






出来るだけ文字数をもう少しふやせるよう頑張ります。

次回は次の土曜日です。

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