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おほしさま☆  作者: ASH
2/4

夏休み!0日目♪~変な奴がやって来たパート2。

『おい、にーちゃん!今肩ぶつけたやろ!』


『ひー、堪忍やでぇ!アゴヒゲすりすりだけは堪忍やでぇ!』


(うふふ…あっはははははははは♪)


一体何が面白いんだ?

誰だよこの古臭い芸人…。


現在、居間にて寝そべりながらテレビを見ている。


お笑い番組らしい。


A『私が神だ!』


B『私も神だ!』


C『私こそが真の神である!!』

:客席から大声を放ち乱入。


A・B『え…?』


(え?お前も??

ていうか誰?

あはははははははは!

ええ!ネタ中に観客が乱入、しばらくお待ち下さい?

芸人殺しじゃん!

ぷぷぷ、あはははははははは!)


…大丈夫かこのお笑い番組。 ああ、あれから色々このバカに問いただしてみたところ、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(ああ、私思い切って地球に突撃したんだけど、大気圏突入時にシールドが燃えちゃって肉体は失っちゃった!)


「ごめん。言ってる事マジで訳わかんない。」


(だよねー♪

それで、ふらふら歩いてる人、…君を見つけてダイビングしちゃったらこうなっちゃった!

あっははは♪)


笑い事かよ。


「んじゃ、邪魔だから早く出て行ってくれると有り難いんだが…。」


(うえぇぇ!?いきなりのカミングアウトかよぉ~。)


「早く出ていけよ!今からゆっくりドムクエ9やるんだから!」


(えええ~、いいじゃん別に~。)


「うるせぇ!早く出ていけよ!」


おもむろに席を立ち、冷蔵庫横のホワイトボードに手をかざす。


(え?何するの?)


くらえ!


キュッ、キュキュキィーーーー。


ホワイトボードに爪をたて、ひっかいた音だ。


(いい!?

う、うっぎゃあああ~!!!)


あれ?まさかの効果抜群?


キュッ、キィィーーーー。


(ぎゃあああ~!やめて!やめてぇぇ!出ていくから、出て行くからぁ!)


なんか知らんがものすごい効果だ。


「早く出ていけよ。」


(うぅ、頭が割れそう。

うーん、う~ん。)


ホワイトボードに手をかざす。


(わかった!わかったからやめてぇ!)


…早くしろよ。


それから、うう~んとか、ふうむぅぅとか言って唸り始めた。


(むぅむむむ…………………あれ?)


「どうした?」



(これ言ってもおこらない?)


「ああ、怒らない。」


(出られません♪

てへ♪)


キュッギギキィィィィーーーー!!


(わあおんぎゃあああ~!!)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


てなわけで、どうしようもないらしいから諦めた訳だが、コイツいちいちうるせぇ…。


(ぷぷぷ、あはははははは!コイツホントに禿げてるじゃん!

ぷふぅ!

キュッて鳴った!

サインペンでハゲに書いたらキュッて鳴ったぁぁぁ!!)


「おい。」


(あはははははは、…なぁに?)


「あんまり大きな声出すなよ。近所迷惑になるだろ?」


(ああ~、多分大丈夫。私の声は君にしか聞こえないだろうから。)


「は?そうなのか。」


(だって、私肉体無いんだから声なんて出ないよ~。

心の声みたいな♪)


「じゃあ、俺が考えてる事とかわかるのか?」


(ううん、だって心の声は自分にしか聞こえないでしょ?

私は特殊だけどね。)


「ていうか、そこんところちゃんと説明してくれ。」


(だからー、簡単に言うと今、君の中には2つの心があるんだよ~。だから私が考えてる事も君には聞こえないし、君が考えてる事も私には聞こえないよ~。)


なるほど、あまりよくわからないが何となく把握した。


「だいたい把握した。てかそろそろゲームしてもいいか?」


(え~もうちょっと待って!今から大物芸人、『俺は自由の女神の手に小便した』がネタするから♪)


大きいのか小さいのかわからんな…。


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