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死んだ俺が神様になるまで  作者: 白髪奈塚
プロローグ
2/3

第二話 死んだこと。私のこと。あなたのこと

ほんとに最悪だった


ようするに内容はこうだった




①昼休み見ず知らずの女子に呼ばれる



②ストーカーをしないでくださいと書かれた手紙を


貰う。



③貰った直後俺はクラスに戻り発狂



④男子からは哀れんだ表情で見られ女子からは距離をおかれた



⑤夜、先生が家で俺を励ます会というパーティーを


やろうとクラスの男子を呼んだ



⑥行く途中で俺はトラックに跳ねられその直後にダメ押しの2度目のトラックで事故死



そりゃあ記憶も無いはずだし目の前の神様?も笑うはずだわ




「思い出しましたとりあえず死んでいいですか?」




「もう死んでいますので無理ですよ?」




ひどい、冗談で言ったのに。



「あなたは死んだので、


幽霊になって元いた世界に行って手紙を渡した女の子を呪うか、


元いた世界に記憶を無くし転生するか、


別の世界に行くしかないですがどうします?」




「別の世界ってことは異世界ってことですか?」




「質問を質問で返さないでください」




神様?は寝転がった


何だこの人は


「あぁ?まぁ答えてあげますよ。別の世界っていうのはあなたが言う異世界であってます。」




異世界っていうのはどこぞのラノベみたいに魔法使えたりドラゴンとかいたりするんだろうか?なんかワクワクしてきた




「使えますしいますよ。参考程度に魔術を見せてあげましょうか?」



「魔法じゃないんですか?」


「ここで魔法なんか使ったらこの空間が壊れるからね。魔術だと小規模で済むから」



そうすると神様は座って人差し指を俺の方に向けた



「いきますよ。」


ゴクリ…


「アクア!」



神様がそう言うと人差し指を上げると指の先から水が出て俺の口へ飛んできた。


「ふがっ!?あがっうっあ」



これ大丈夫か?明らかに水って威力じゃないくらい強いけど!?



「大丈夫ですよ。貫通してもあなたは死ぬことないんで」



と澄ました顔で言った後、やっとやめてくれた


「ホントやめてください!驚いたじゃないか!」



「すまんすまん!まあこんな感じで使うことが出来るんだよ。じゃあ君も同じことをやってみて」


よし…俺も使えるみたいだからやり返しをしよう…あの人の口にめがけて…


「アクア!」


俺の指から出てった水は神様の口を大きくそれて勢いよく近くの壁を貫通した。


「うわ!すみません!」


「いいよ。直ぐに直るから」


気付いたら貫通したところが直っていた



「ここは私が魔法で造らせてもらった空間なんで。すぐに直せるんですよ。そしてこの部屋も私が魔法で造ったんですよ!」



そういうと急に立ち上がりなんか俺を見下してきた



こんな汚い部屋を作ったのかー俺でも出来そう



「うう。確かに汚いですけど…話を戻しましょう。


それであなたはどうしたいですか?」



魔法も捨て難いし、俺をけなした女も許せんし


持っかいゼロからやり直したい気もあるしなー。


でもそうしたら記憶無くなるんかーどうしよう。



「決まらなかったら隣の部屋で待っててもらっても大丈夫ですか?次の人があるので」



と神様が言ってきた。なので俺は隣の部屋に行くことになった。ふすまを閉めると神様がごゆっくりーと言ってきた。かわいいのか怖いのかわからん。


5分くらいするとまた俺と同じやりとりするのが聞こえた。



「元いた世界に転生ですね。了解ですー。頑張ってくださいねー。横のボタンを押せば行けますよー」



俺の次の人は元いた世界に転生するようだ。


早いな対応が。俺が遅いだけかな?よし決めた。



「俺は元の世界に行こう」



と覚悟を決めふすまに触れようとすると向こうから



「はぁ…最近1人で仕事こなしてたから、忙しいなぁ。人手が欲しいなぁ…!いけないいけない!こんな弱音!あの人に怒られちゃう!」



とくたびれた声が聞こえた。相当疲れているのだろうか。それよりさっきの事で死者である俺が神様の手伝いって出来るのだろうか?



「できますよー」



と神様がふすまを開けてきた。てか今の頭の中読んでたのか。うぅ恥ずかしい



「うぉ!なんすか!?」



俺は後ろに仰け反った



「出来ると言ったんですよ?私がいい例ですし」



「はぁ!?」



あんた最初から神様じゃないのかよ



「そうですよ。そこ座りましょうか。」



と俺に座れと促してきた。いろいろ疑問があるが


先に座ろうか



「はい」



座った俺は



「いい例ってのは何ですか?」



そう言うと神様はよっこらせと言いながらホワイトボードを隣の部屋から持ってきた。



「私は元々あなたのいた世界で事故死してしまって私はここではなく別の世界空間にいる事故死部門の前任者がいる所に魂を飛ばされたんですよ。」



そう言うと神様はホワイトボードに元いた世界、前任者がいた空間、私が造った空間、異世界という図を描き始めた。



「私はなんかいろいろめんどくさくなったのでここで神様やらせてくださいーって言ったら」



前任者「いいけど神様ポイントとある程度の信者が必要だから異世界で集めてこいよー。集めたらここで俺の手伝い(仮)神様させてやるから」



「て言ってきたんだよねー。楽したかったしチート貰ったからポイント貯めるの楽だったんだよね」



「すんません神様ポイントってなんですか?」



俺は首を傾げると



「そりゃあわからんよね」



うんうんと腕を組みながら言ってきた



「神様ポイントってのは、良い事すると貯まるんだけどね。私はなんか魔王ってやつを倒して、ちょっとした国を興しただけで貯まっちゃったんだよね」



だけってなんっすか充分じゃないですか。ていうか



「魔王倒したんですか!?」



「そうだよ。勇気君、顔近い」



これはいけない



「すいません、つい興奮してしまって」



「い、いいですよ、話を戻します。


私はチートがあったからさくっと倒したんですよ。まあ国興しはめんどかったでしたけど楽しかったですね。それでポイントが貯まったしなんか私のことを神だと崇める人も出てきたんで国を私の子供に受け継がせて私は前任者の元に行ったら、なんか国教がステイシア教という私が教祖の宗教になっちゃいましてね、この間までサポート役として(仮)神様していたんですけど、前任者の人が出世したんで私に自立しろといわれましてね。ここを造って、今の事故死部門の仕事してるんですね」



なるほど意外と楽そうだな。



「貯めるまでに50年かかったんですけどね。赤ちゃんからだから短く感じましたけどね」



「なっが!」



「とりあえず私の手伝いがしたかったらまず神様ポイントを貯めに異世界に行くことですね。」



神様は疲れた顔で信者は勝手に出来るけどねとため息をついた。そうとう凄かったのだろう。



「わかりました。その異世界にはどうやって行けばいいんですか?」



「ファイア!」



神様はホワイトボードを燃やし始めた。



「何するんですか!」


「いや、邪魔だから」



無茶苦茶だこの人。


「とにかく決めました!俺は神様になってあなたの手伝いをしてあげましょう!どこから行けますか?」


「そこのボタン押せば行けるよ」



壁のボタンを指さした。



「はぁ。わかりました。行ってきます。短い間ですがありがとうございました!」



立って礼をすると



「待って待って。」



何故止めてきた。早く行きたいのに



「なんですか?」



「君にはすぐ死んでもらったら困るから良いものを5つ君にあげよう」



「チートですか!?」



あー!忘れてた忘れてたたまにはいいこと言うじゃないですか



「考えていること全部わかるんですけど。たまにはってなんですか。あげませんよ?」



「すんません。変なこと言ってごめんなさい」



考えてたから言ったというのかな?まあいいや



「まあいいですよ。良いものというのは私でもわかんない!」



何故かドヤ顔で言ってきた



「え?わかんないんですか?」



そのドヤ顔で?まじかよ



「行ってからわかるんで大丈夫ですよ。ちなみに私は全魔法適正、絶対切断、魔法クリエイティブ、瞬間移動、思考停止でしたけどね。最後のハズレ枠でした。」



そんなん無敵じゃないっすか。てかその異世界には魔法あるんですね。




「どれも魔力を大幅に使うので最初は使えませんでしたけど徐々に増やしていったら使えましたけどね」



「どうやって魔力って増やすんですか?」



「魔力を使い切ることですね。説明はこれまで!あとは私の子供たちがなんとかしてくれる!よし行ってこい杉原幹太君!」



神様は俺の指をボタンに押させた


その瞬間俺は光に覆われた


なんだその最後のぐだぐだは




とりあえずぱぱっと終わらせて早めにここに戻ってきて手伝ってやらんとな



俺の意識はそこで途絶えた




「ふぅ…行ったか…さて、君と彼どちらが早く終わるかな?まぁどっちにしたって協力しないとここには来れない。楽しみだ」


そう言って私は仕事へと戻った



前の「旧死んだ俺が神様になるまで」で今の作品に新しく作り直そうとした理由の中で最も大きかったのがステータスの魔力の数値化です。適当にしてたんで真面目にやれば良かったと後悔してます…

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