表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

短編集

世界が魔王を支配している、とかいう話はどうなんだろうとか思ったので、思いつく限り書いてみた

作者: よぎそーと
掲載日:2019/03/16

 世界によって魔王は支配されていた!



 この主客転倒のような状況が、この世界では起こっていた。

 魔王が世界を支配するのではない。

 魔王によって世界が支配されようとしてるのではない。

 世界が魔王を支配しているのだ。



 このため、魔王は思い通りに動く事も出来なかった。

 彼は確かに強力な存在ではある。

 その力は、なるほど魔王というだけの事はある。

 だが、性格や人格が魔王と呼ばれるような存在にふさわしいわけではなかった。



 魔族という、魔力と呼ばれる力を持つ種族ではある。

 魔術と呼ばれる力を振るう事が出来る種族ではある。

 その中でも飛び抜けた力を持った存在ではある。

 しかし、だからといって性格や性質が極悪非道というわけではなかった。

 奸智に長けてるというわけでもなかった。

 他の魔族もそうなのだが、基本的には普段の生活を普通に営めれば良いと考える質であった。

 言ってしまえば、ごく普通の平凡な人間と全く変わらない感性を持っていた。



 これは他の魔族も同じである。

 魔力というものを持ち、それを扱う能力を持ってるだけである。

 それだけに他の種族よりも強力ではある。

 だからといって好戦的でもなければ邪知にまみれてるわけではない。

 他の種族より優れた特徴を活かして便利な社会を作ってはいるだけである。

 その力を使って世界征服をしようなどとは思ってもいない。

 そんな事が出来る思う程、彼等は誇大妄想に取り憑かれてもいなかった。



 個体として強力な力を持ってるのは確かである。

 単純に一対一で戦えば、他の種族より有利に立ち回る事は出来る。

 だが、もし種族同士で戦えばその優位性もそうそう続かない。

 個人の能力だけではどうしようもない壁が発生するからだ。



 魔力を用いる魔族は、単体では強力である。

 肉体はいわゆる人類とさほど差はないが、それを魔力で補う事が出来る。

 寿命も長く、おおむね数百年を生きる。

 その長い人生で蓄える知識や経験は他の種族では到達しきれないものがある。



 だが、反面繁殖力に乏しい。

 数百年という長い人生で、魔族が生み出す子供は概ね数人である。

 出生率という面で見ればそれなりの数ではあるだろう。

 だが、これが数百年という長い年月の中でとなると、話は変わってくる。

 同じ年月の間に、人類ならばより多くの子孫を産みだしていく。



 単純に数の増加だけ見れば、魔族は人類よりも各段に劣る。

 この数の差が大きく響いてしまうのだ。



 なるほど、一対一ならば、人類より魔族の方が有利であろう。

 だが、これが数百人と一人であれば話は変わってくる。

 どれほど強力な魔力を持つ魔族であっても、数百人の集団にはかなわない。

 大きな能力差があっても、この差を覆すのは難しい。

 数で覆すほどの差があるならともかく。



 さすがに魔族の魔力がどれだけ巨大でも、数百倍の人数差を覆す事はむずかしい。

 結局のところ、魔族も魔力が高く寿命が長いという部分以外の能力は人類と大差ないのだから。



 魔族もこんな事は理解してるので、世界征服なんて無謀な事は考えない。

 せいぜい、持てる魔力の強さを活かして他種族より優位に立つのがせいぜいである。

 技術者や学者として一芸に秀でたり。

 組織の運営者として集団の頂点に立ったり。

 あるいは芸能の腕を磨いて世間の耳目を集めたり。

 こういった事が出来るよう、長い寿命を用いて研鑽を積むのが普通であった。



 まかり間違っても、武力制圧などは考えない。

 それが当たり前となっていた。



 なのだが。

 どういうわけか世界はそんな魔族の一人を魔王にしてしまった。



「ふざけんな!」

 された当人は、絶望と憤怒からそんな叫びを繰り返す。

「何で俺が世界を征服しなくちゃならんのだ!」

 魔族として生まれて数十年、少年期を終えて青年期に入った彼の嘆きは続く。

 何せいきなり、

『お前は世界を征服するのだ!』

とかいうお告げが下されたのだから。



 いったい何のこっちゃ、と思うのも無理はないだろう。

 そして、その言葉の意味を理解して泣き叫ぶのも当然だろう。

 何より悲しいのは、そんなふざけた声が正真正銘な世界の声である事を理解出来てしまった事であろう。

 なまじ魔力があり、世界のあり方を多少は実感出来るのが災いした。

「ふざけやがって!」

 魔王にされた彼の悲しみはいかばかりであろうか。

 察するに余りある。



 それでも抵抗が出来るならまだ良かった。

 しかし、どういうわけか彼の周囲にはそれから化け物が発生するようになった。

 彼の持つ魔力を媒介にして。

 魔族とも違う、正真正銘の怪異である。

 破壊や汚染の限りをつくすだけの存在。

 当然ながら、そんなものを呼び込む存在になった魔王がまともな生活が出来る訳がない。

 やむなくではあるが、人里を離れてひっそりと生活するしかなくなった。



 ……ここで終われば、さほど問題はなかったかもしれない。



 しかし、発生した化け物や怪異は、周辺に向かって進み、破壊の限りをつくしていく。

 発生源にされた魔王の意志など関係なく。

 これまた当然ながら、魔王にされた魔族の青年に、侵略や破壊の意図があるわけではない。

 むしろ、そんな事などしたくないというのが本音だ。



 なのに、青年の魔力をもとにして自動発生する怪物共は、そんな事などこれっぽっちも考慮しない。

 もとより知能らしい知能があるのかも疑わしい存在である。

 魔王にされた青年の呼びかけなどこれっぽっちも考えない。

 そのほとんどは狂乱状態に陥った獣よりも制御不能である。

 なので、発生した直後からすぐさま周囲にひろがり、様々な破壊活動をくりひろげていく。

 おかげで、長閑な平原も例外なく荒れ地に変わっていく有様だ。

 人里などあろうものなら、容赦なく破壊されていく。

「……なんでこうなる」

 自分を起点にして発生してしまう怪物共のやる事に、魔王にされた青年は頭を抱えた。



『まあ、それが役割だから』

 青年の都合を無視し、一方的に語りかけてくる世界の声が言う。

『そのうち勇者があらわれて怪物を倒していくから、それまで頑張れ頑張れ』

「ふざけんな!」

 怒号が飛ぶ。

「なんでそんな事しなくちゃならねえんだよ。

 平穏無事に毎日が過ぎればいいだろ」

『えー、だってそれじゃつまらないでしょ』

 子供のような無邪気さで、世界の声はとんでもない事を言う。

『たまには派手にいこうよ。

 ドカーンと』

「いらねえよ、そんな派手さなんて!」

『いいじゃん、面白ければ』

「何も面白くない!」

『まあまあ、そう怒らないで。

 どうせ何も変わらないんだから。

 それよりも、折角の魔王って役割なんだから。

 もっと大きな事をして頂戴』

 ケタケタとかんに障る笑い声をあげる世界の声に、魔王は憤慨した。



「冗談じゃねえ!

 なんで騒ぎを起こさなくちゃならないんだ」

『だから、平和だと退屈でしょ』

 教え諭すように世界は言う。

『平和だと飽きるんだよね。

 もっとど派手にいかないと』

「無くていいわ、こんな派手さ」

『まあ、たまーにこういう風に騒ぎがあるといい刺激になるじゃん。

 そんなわけで、頑張ってね魔王くん』

「誰が頑張るか!」

 叫ぶ魔王は、こんな世界の思い通りになってたまるか、という意志を強くもった。



 そして時が経ち。

『頼みましたよ、勇者』

 世界そのものといえる存在は、魔王とは別の場所で適当な少年を勇者に仕立てあげていた。

 魔王とした青年の周囲から怪異が発生し続け、その被害が深刻なものになった頃である。

 人間をはじめとした様々な種族が、この問題の打開をはかりはじめていた。

 そんな時期であった。



 少年もこのような状況をどうにか出来ないかと思っていた。

 そんな時に、夢枕に神を名乗る存在があらわれた。

 金髪碧眼の豪奢な女性であった。

 この世界を統べる女神イエルを名乗るそれは、

『あなたの世を思い憂う心に感銘を受けました』

などとほざきながら、適当な力を幾つか付与していった。

 それにより少年は一般人を超える能力を手にいれた。



『それと、そこにあるナイフに私の力を注ぎ込んでおきました。

 効果はそれほどでもありませんが、当面の敵に立ち向かう事は出来るでしょう』

 ある程度の底上げもしておいた。

『力が及ばず、これ以上の事はしてあげられません。

 ですが、どうか頑張ってください』

 それだけ言うと、イエルを名乗った世界は少年の夢から姿を消した。

 起きた少年が勇者となって立ち上がるのは翌朝になる。



 なお、イエルというのはこの世界で普及してる宗教の女神の名前である。

 世界そのものの名前ではない。

 そもそも、世界は特に名前をもってるわけではない。

 また、普及してる宗教で語られてるような存在でもない。

 それらの全ては宗教の創始者や、その宗教を後世に伝えた者達の創作による。

 こうであったらいい、こうであって欲しいという願望の結晶である。



 世界がそんなイエルの名を名乗り、その姿をとる必要は無い。

 だが、人間を信じさせるのに都合が良いから使ってるだけである。

 実際、勇者役をさせられた少年は、そんな世界の思惑通りに女神イエルを信じた。

 少年から話を聞いた大人達も。

 実際、少年がふるう力や、少年が手にしたナイフはそれなりに強力な怪物を簡単に倒していった。

 それがまた少年の言葉に信憑性を与えた。



 かくて世界の思惑通り、魔王にされた青年と勇者に仕立て上げられた少年の闘争が始まる。

 本来だったらする必要のない、世界の気まぐれと暇つぶしによる争いが。

 その事を知ってるのは魔王にされた青年くらいである。

 また、魔族も今回の騒動の原因を魔力を用いた魔術を用いてある程度は把握していた。

 しかし、分かっていてもどうにかなるものではない。

 魔族の大半は嘆き落胆し、この事態をどうにか出来ないかと考えた。

 だが、打開策などそう簡単に思いつく事はなかった。



 ただ一人。

 魔王にされた青年を除いては。



「……このまま終われるかよ」

 魔王にされた青年はそう呟きながら出来る事を考え、実行していく。

 正直なところ、魔王という立場から逃れる事は出来ない。

 こればかりはどうしようもない。

 おそらく、この部分の打開は出来ないだろう。

 だが、それならばと別の方面に目を向けた。

「あの屑だけは、絶対に潰す」

 それが魔王にされた事への報復であった。

 この世界そのものへの反撃である。



 その為に魔王にされた青年は、様々な可能性を考えた。

 様々な試行錯誤を繰り返し、ある一つの可能性に到達する。

 成功する可能性はそれほど高くはなかった。

 むしろ、かなり低いと言わざるえない。

 それでも、彼は自分に出来る手段の中で、もっとも成功する可能性の高いそれを実行していった。



 この世界において、世界を倒す事は不可能である。

 やってやれない事もないかもしれないが、実現の可能性は極めて低い。

 たとえ魔王として与えられた力をもってしても、無理であろう。



 そもそもとして、魔王の力も世界によって与えられたものである。

 世界の力で世界を倒せるのかという疑問が出てくる。

 なので、青年は己の力で世界を滅ぼす事は諦めた。

 その代わり、別の手段を用いる事にした。



 この世界の中では解決出来ない。

 ならば、必要な力を他所から持ってくる、別の場所から引き込む事にした。

 この世界以外の世界から、力を招きこむ。

 それが魔王にされた青年がとった手段であった。



 これとて成功する可能性があるかどうかは分からない。

 そもそもとして、この世界以外に別の世界があるのかも分からない。

 それでもこの世界に対抗するには、同等の存在をぶつけるしかなかった。

 青年はその可能性に賭けた。

 賭けるしかなかった。



 その為には膨大な魔力が必要になる。

 幸いにして、それを賄う事は出来た。

 次々に発生する怪物が、その為の生け贄として使う事が出来た。

 これも化け物や怪異、怪物が青年とは別個の存在である事が大きい。

 召還というか発生させるには青年の魔力を用いるが、一度発生すれば青年の魔力とは関係無しに存在する。



 そんな怪物だから、生け贄として用いるには都合が良かった。

 何せ、次から次へと青年の意志に反して発生してくるのだ。

 必要なだけの数を確保するのは造作もない。



 生け贄として消費する怪物の生命。

 それらが魔力に変換されて力となっていく。



 それらは青年の意志に従って、あるかどうか分からない別の世界に向けられていく。

 どの方向に、どうやって伝えれば良いのかすら分からないまま、青年はその行為を続けた。

 異世界への通信を。

 そうしてる間にも発生する怪物が周辺を蹂躙していった。

 だが、それらを止める手段をもたない青年は、ひたすら自分の考えた方法を用いていった。



 また、ある時は外の世界に働きかけるだけではなく、外に別の世界を作れないかとも考えた。

 あるかどうか分からない世界を探すよりも可能性が高そうにも思えた。

 それから青年は、他の世界を探すと同時に、別世界を想像する事にも魔力を費やしていった。

 どちらかだけでも成功してくれればという思いを抱きながら。



 幸か不幸か、そうした作業を続けてる間は怪物による被害が減少した。

 魔王にされた青年が、自分の思惑を成就させるために怪物を消費していたのだから当然だ。

 ただ、それは他の者達には、原因不明の魔王の進軍の停滞としかうつらなかった。

 仕方ないだろう、理由や原因が全く分からないのだから。

 しかし、このわずかばかりの停滞の時期に他の種族は、勇者を中心とした戦闘態勢をととのえていった。



 そして勇者にされた少年が魔王への反撃の音頭をとろうとしてたその時。

 魔王にされた青年も願いを成就させていた。

 別の世界への連絡。

 そして、新たな世界の創造。

 それが奇跡的に成功した。



 あとは簡単だった。

 別の世界には、魔王にされた青年のいる世界の事を伝え、この世界を破壊するよう頼んだ。

 また、新たに創造された世界には、魔王の居る世界を破壊する事を使命とさせた。

 その後には、平穏な日々を送るよう伝えて。



 そうとは知らない勇者達は、怪物を押しのけて魔王のもとまで進出した。

 そんな彼等を見て、魔王は哀れみの目を向けた。

「信じるかどうかは別だけど……」

 そう言って、自分の記した手記をさしだす。



「ここに俺に起こった事を書いておいた。

 もし良かったら読んでくれ」

 女神イエルを信奉しているのが一目で分かる勇者が、そんな事をするとは思わなかったが。

 だが、もしかしたら起こるかもしれない万が一の可能性にかけて、魔王にされた青年は手記を残した。



 当然ながら勇者はそんな魔王にされた青年の事など全くかえりみない。

 特に抵抗する事も無い魔王を、手にした剣で切り捨てた。

 手応えの無さに勇者は驚いたが、それでも倒した魔王を見下ろして勝ちどきをあげていく。

 己の手で元凶を倒したと信じて。



 しかし、既に魔王にされた青年の願いは成就している。

 他の世界は魔王にされた青年をいたみ、そんな事をしでかした世界を危険視した。

 それは平行して存在する様々な世界も同様であった。

 また、魔王によって生み出された世界は、生み出された理由に従って行動を開始していく。



 彼等の目的はただ一つ。

 女神イエルを名乗る世界を倒すこと。

 その為に他の世界も独自の成長をはじめていった。

 確実にイエルという世界を消滅させるために。

 万が一の失敗も許されなかった。

 そう思わせるほどに、イエルは危険であった。

 ただ娯楽の為に生命を弄ぶ思考が。



 それ以降、イエルの世界は別世界から次々に襲撃を受けるようになった。

 最初は小さなものであった。

 せいぜい、イエルの世界に多少の混乱をもたらす程度の。

 しかし時が経つにつれて襲撃の勢いと規模は増していく。



 それこそ世界崩壊の危機が現実のものになるほどに。

 当初はこの争乱を楽しんでいたイエルを名乗る存在も、さすがに悠長にしていられなくなっていた。

 世界にあらわれる脅威に対抗する為に、次々に勇者を誕生させ迎撃にあたらせた。

 それもやがては追いつかなくなり、勇者と呼ばれた存在は次々に倒れていく事になる。



『なぜだ!』

 イエルを名乗った世界には理解が出来なかった。

 なぜ他の世界が自分を襲うのかが。

 自業自得でしかないのだが、そんな事まで思考がまわらない。



 他の世界からすれば、イエルの行動は問題のあるものでしかない。

 いたずらに命を弄ぶのだから。

 そんな輩は、いずれより多くの存在を弄ぶようになる。

 そんなものを放置出来るわけもなかった。

 それが分からないのはイエルだけである。



『私がいったい何をしたというのだ?!』

 本心からこんな事を言ってるのだから救いがない。

 実際、イエルからすれば何が問題なのか全くわからなかった。

 それもそうだろう。

 全てが自分を中心に動いているのだ。

 己が全ての基準であり、何をしても許されると考えている。

 世間一般では悪逆非道と言われる行為であっても、それが問題になる事は無いと思っている。



 完璧なる自己中心的な性格。

 相手を慮る事のない性質。

 そんな者が善悪を理解出来るわけがない。



 そんなイエルが消滅するまで、更に長い年月を必要とした。

 世界一つを消失させるには相応の時間と労力を必要とする。

 だが、消滅は避けようのない既定路線でもある。

 他の世界が集中攻撃をしてるのだから。



『なぜこうなった……』

 己の運命を正確に理解したイエルは問いかける。

 どうして自分は滅びるのか。

 なぜこうなってしまったのか。

 答えるものはいない。

 しかし、その原因は間違いなくイエルを名乗った世界自身にある。



 あの時、戯れに魔王など誕生させなければ。

 暇つぶしに争乱をひきおこしたりしなければ。

 こんな事にはなりえなかった。

 しかし、こんな単純な事もイエルが理解する事はない。

 己に何の問題もないと思ってるのだから。



 だが、イエルは確かに己の成した事の結果を手にしようとしてる。

 彼女(本来性別はないのだろうが)は世界を滅ぼすという設定の魔王を誕生させた。

 一人の青年を犠牲にして。

 その魔王は、確かにその役割を果たしていたのだ。

 世界を滅ぼす魔王という役目を。

 魔王にさせられた青年は、確かに与えられた役割を果たしたのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ