プロローグ
狭いコックピットの中で紅色の瞳を持つ少年 セアン・リメインは携帯食を食べていた。
するとコックピットの外からセアンを呼ぶ声が聞こえた。
「セアン、いつまでそこにいるんだ。」
褐色の肌をした若い男 ゼー・クライドが声をかけてきた。
「・・・そんなに時間立ってたっけ。」
「一時間はそこにいるぞ。」
「そう。」
セアンはめんどくさがったが渋々出てきた。
めんどくさそうに出てきたセアンだったが、出てきたとたん腹が減ってしっまた。
「あんだけ携帯食食っといてまだ腹が減るのかよ。食堂に行ってこい、食堂に。」
とゼーにうながされたので食堂へと向かった。
食堂に着くと白髪の女性 マール・クリセンドが紅茶を飲んでいた。
「あら、セアンですか。遅いお昼ご飯ですね。また篭っていらっしゃったんですか?」
マールはこちらに気づくと丁寧な口調で話しかけてきた。
セアンはそれを聞きながらトレーを受け取って席に座った。
「ああ、いつものことだけ・・」
そう言うと黙々と食べ始め十数分で食べ終わった。
「もう帰られるのかしら。」
「ああ」
セアンはトレーを片付け食堂を去っていった。
報告書を提出してから家に帰った。
「お帰りなさい。」
玄関を開けるとリビングから明るい声ともにエメラルド色をした目の少女 リアーナ・デアが小走りでやってきた。
「晩御飯準備できてるから早く食べよ。」
セアンは頷きながら家の中に入っていった。
セアン・リメイン 少佐
18歳 黒髪 紅眼 180cm 肌色
ゼー・クライド 大尉
27歳 黒髪・ツーブロ 黒眼 178cm 褐色の肌
マール・クリセンド 中佐
22歳 白髪 隻眼 165cm 白肌
リアーナ・デア
18歳 黒髪 エメラルド色の眼 151cm 肌色