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君の瞳に映るのは幻想か  作者: リア
4/4

クレープは初めての味

どうも、リアです!

前回明日投稿すると言いましたが遅れて申し訳ないです…これから受験が迫ってくるので投稿ペースはだいぶ落ちますがしっかりと書けるときに書いていきたいとおもいます!

「じゃあまた明日ね。」

「ああ、またな。」

家の前でつばきと別れた後俺は足早に自分の部屋に向かった。



「ただいま〜」

そう言うと同時にリビングのドアが開いた。

「おかえりお兄!」

笑顔で兄を迎えてくれる妹はしおんぐらいだろうか、他にいたとしても現実ではなくラノベなどだろうな。

「おお、しおん。早いな」

「今日は早かったんだよ〜、それよりなんでクレープ持ってるの?」

まさかこんなにはやくしおんが帰ってきていると思ってなかったからみつきの分は買っていなかった。

「ん?美味しそうだったからついな、」

「お兄だけずるーい!」

そう言い口をとがらせる妹。

「そう怒るなって、今度一緒に食べに行こうな?」

「絶対だよ?」

「ああ、」

と、答えるとしおんが笑顔に戻る

なんとか機嫌はなおったようだ。

「よし!、じゃあゲームしよう?」

妹に構ってやりたいところだがフィリアさんの話を聞かないとな、

「あー、ちょっと待って。宿題終わらせてからね。」

「はやくしてね〜!」

「はいはい。」

しおんはリビングに戻り俺は階段を急いで登った。



「ふぅ…」

つい息を吐いてしまったがそれはそうだ、エルフの女の子と話すことになるのだから、

自室のドアを開けるのにこんなに緊張するとは…

そうしているとドアが内側から開けられた、

えっ?内側から開けられた!?

「おかえりなさい、みつきさん!」

「あ、うん、ただいま帰りました。」

「とりあえず中に…」

「は、はい。」

なぜか敬語になってしまった俺をフィリアさんは部屋に入るように促してくれた。

部屋に入った後鍵をかけフィリアさんには椅子に座ってもらった。

あっ、そうだ、

「ごめんね、ずっと待たせてて。これ、フィリアさんに買ってきたんだけど食べる?」

俺はずっと手に持っていたお土産に買ってきていたクレープを手渡した。

「いえ、押しかけたのはこちらですし…これはなんというものでしたか?さきほどから気になっていたのですが…」

クレープを知らないのかな?

「えーと、クレープだよ。」

「クレープ?」

首をかしげながらこちらを向く姿は物事を覚えたての子供のようで微笑ましかった。

「うん、美味しい食べ物。食べてみて。」

俺がそう言うと彼女はクレープに恐る恐る口を運び食べた、

「どう?美味しいでしょう?」

答えは聞くまでもなく顔に出ていたが一応聞いておこう、

「はい、とても美味しいです!」

「そう、ならよかったよ。あ、ごめん、飲み物とってくるね。」

学校に行っている間なにものんでいなかったのだろうか、それならとても悪いことをした。

「いえ、そこまでしていただかなくても…」

彼女は少し躊躇ったが、俺が

「クレープだけじゃ喉が乾くでしょう?それに、ずっと待たせてた罪悪感もあるし…」

と言うと、微笑んで

「では、お願いします。」

と言った。








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