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君の瞳に映るのは幻想か  作者: リア
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日常は幻想的に?

どうも、リアです!

第1話を見返してみると思わずみじかって言っちゃいましたねw

今回はちょうどいい長さに収まったかな?

(収まったと信じたい…)


現状を飲み込むのに数秒かかった俺をみて彼女は微笑みながら言った。

「私はエルフのフィリアと言います。正確にはフェル=フィリア=フロールと言いますけどね。」

初めてだ…外国人みたいに名前長い人に会うの…てか、エルフ?

「あ、えと、俺は(ひいらぎ) 三月(みつき)です。」

「はい。知っています。」

「え?」

なぜ彼女が俺の名前を知っているのだろうか?

「えと、初めまして…ですよね?」

「ええ。」

彼女は笑顔で答えるが俺としてはエルフが実在するなんて今知ったばかりなのになぜ彼女は俺のことを?

「失礼ですが、どこかでお会いしましたっけ?あとエルフってあの空想上の存在じゃありませんでした?」

「私が三月さんに最初に言った言葉覚えていますか?」

「『やっとあなたに会えました!』?」

「はい!私はあなたに会うために異世界グロスフィードからこの世界までやってきたのです!」

「は、はぁ…?」

「それでなんでわざわざ俺なんかに会いに?」

と、聞いた瞬間に

「みつきぃ!!いつまで寝てるの!」

一階からどこからこんなに大きな声が出るかわからない母の怒号が聞こえ、体をビクッとさせながら、この状況のヤバさに俺は気づいた。

「朝ごはん出来てるわよ〜!起きなさい!」

「と、とりあえず隠れて!」

「え、でもまだお話が、」

「続きは学校から帰ってきたら聞くから!」

「いや、でも、」

母に見つからないようクローゼットに隠れてもらいながら(隠れさせながら)学校に行く身支度を整え、

「今行くから!ちょっと待って!」

母が来ないようにするのはなんとかなったかな…。

彼女をクローゼットから出してあげると何か言いたげだったが、

「とりあえずフィリアさんは俺が帰ってくるまで見つからないでね!話は帰ってきたらで!」

と、先に注意して部屋を出た。



「いってきまーす!」

母には痛いと叫んだことについて少し問われたがなんとかごまかせたな…。

それはそうと彼女はなんなんだろうか?

異世界から俺に会いに来たと言ってたが…

考えていても謎が深まるばかりだな。

「みーつき!」

と、後ろから肩に手をおかれ呼ばれ振り返ると朝から元気な幼馴染ー佐藤(さとう) 椿(つばき)がいた。

「朝から元気だな…つばきは。」

「まあ、元気なのはいいことだよ〜?ところで朝、叫んでたけどどうしたの?」

つばきの家は俺の家の隣だから聞こえていて当然か…

「いや、あれは、その。」

「どうせ天然みつきのことだから寝ぼけて机の角に小指でもぶつけたんでしょ?」

「あーうん、痛かった。」

「何その適当な返し、なんかむかつく!」

「自分も適当に答えたじゃん!」

まあ、エルフの女の子が目の前にいて夢かと思って頬つねったら現実だったなんて言えないよなぁ…

「はぁ…」

「どしたの〜?」

「なんでもない…」

「ふーん?」

「なんか怒ってない?」

「なんで?」

「いや、なんとなく」

「んー、怒ってるって言われれば怒ってるかな。自覚ないの?」

「いや全く。」

つばきを怒らせるようなこと何かしたっけな?ため息とかつかれちゃってるし、

「みつき、昨日1組の長谷川さんに告白されたんだって?」

「あー、うん」

「それで、付き合うの?」

「え、?いや付き合わないけど、なんで?」

「いや、付き合わないならいいけど…」

「?」

結局怒ってる理由はわからなかったけど、そんな話をしてるうちに校門前まで来ていたようだ。

靴を履き替え教室に入りクラスメートに挨拶する。

「おはよー」

「はよー」「よっ」「おはよう」

挨拶を済ませ、談笑していると鐘がなった。

「ホームルームだー、席につけ〜」





次回は一週間後くらいにあげれると思います!

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