目が覚めたらそこに幻想が
初めまして!リアと申します。
小説は初めて書いたので誤字脱字などあるかもしれませんがなくなるように日々精進してまいりますのでよろしくお願いします。
投稿ペースは不定期ですができるだけ早く投稿できるようにします!
耳障りな目覚まし時計の音が鳴り響き、けだるく起きた俺の前に現れたのは、緑色の髪をした耳がとんがったエルフのような女の子だった。
「やっとあなたに会えました!」
そう言って涙を流しながら抱きついてくる彼女。ああ、そうか。これは夢なのか。現実にこんな可愛い娘はいない。いや、いたとしても俺にこんなことはしないだろう。つまりこの世の中の男性なら誰もが羨むであろう状況は夢なのだ。冷静に分析する俺を抱きしめ続ける女の子。さすがに色々とまずいので離れてもらおう。そして夢からさめよう。
「あの、そろそろ離れてもらってもいいかな?」
「いや!」
えっ?こんなに強く否定されるとは…夢は自分の願望を映し出すと聞いたことがあるが、自分がこんなにも愛に飢えていたとは…
離れてもらえないなら仕方ない、自分で目を覚まそう。そう思いおもいっきり頬をつねると、
「いっだぁあ!」
頬にある確かな痛みと彼女のクスクスと笑う声が聞こえる。あれ?痛いって…
俺のバカな行動を察したのか、彼女が
「夢じゃないですよ」
と、いった。
「えええぇぇえ!!!」
思わずベッドから飛び起きた俺を彼女はまた笑った。