であい。
本当に練習なんです。
ヤンデレを作る為に一応デレデレを用意しました。
午前10時。
何時ものように自販機で飲み物を買う。
下の段左から二番目。
市場調査でも売れない場所にある。
コインを入れてボタンを押す。
「これ、好きなの?」
後ろを振り向くと同じ飲み物を持ってる少女が立っていた。
「驚かせてごめん。」
「同じクラスのヤンデレちゃんだよね?」
私はキャプを外すとカシュっと炭酸飲料特有の音と隙間から飛び出した香りを楽しんだ。
「名前覚えてくれてたんだ。」
「入学式以降一度も来ないんだもの覚えるよ!」
「えっ?さっき教室で誰?って聞かれたよ??」
私は一口飲む。
少し強めの炭酸に鼻から抜ける小豆の香りと少し粉っぽいのど越しがたまらない♪
やっぱり、ダイエットコーク・黒糖小豆味は最高ですね。
「良い飲みっぷり!にわかじゃないね☆」
「最近コンビニでも見かけないから…この学校にしたのにね!」
ヤンデレちゃんはけらけら笑い出した。笑うとこんなに可愛いんだ。
「なにその選択方法☆ありえないしぶっ飛びすぎ♪」
「そんなに変かなぁ?」
「今まで不登校なアタシより変だよ♪…でも好きだな。」
―――ドキン!―――
やだ……顔が熱い!……ヤンデレちゃん変に思わないかな……恥ずかしいよ(*/□\*)
「顔…赤いけど大丈夫?」
「だ、だ、だだだ。」
「三面怪獣?」
「ダダ。じゃなくて!大丈夫だよぉ。」
もう。ヤンデレちゃんのいじわる!あんまり遊ばないで欲しいの。
「なら、どうしたの?」
「あのね。お願いがあるのです。」
「…ん。同じ嗜好同士だし。金銭以外ならだいたい良いよ♪」
――勇気だせ私!―――
「あのね。結婚を前提に友達になってください!!」
「いいよ♪」
――ヤッパリかぁ―――
―――そうだよね――――
―――いいよって。――――
「えっ?いいの?」
「名前呼んでくれたのは貴女だけだし…って!アタシ貴女の名前知らない!!」
「うん。そうだよね!私はデレデレ♪」
出逢いから病んでるとプロセス的に練習に成らないので次回からヤンデレ頑張ります。