ネズミの旅
第四作品になります。
一生懸命つくりました。もしよろしかったら
読んでみてくれませんか?
暗い暗い闇の奥。ほとんどの人が足を踏み入れない様な場所。
そこは、湿っていて、大量の糞があって・・・・・・・・・・とにかくいろんな物であふれかえっている。
そして、そんな汚いところに、僕は住んでいる。大勢の仲間と共に。
「・・・・・・・・・・・・・うーーん・・・・・よく寝たなあーー。さて、今日一日なにをしようかな。」
僕はゆっくりと、腰を上げた。その時、急にものすごい爆音が聞こえてきた。
「さーーーーーーーーーーいよいよこの時がやってまいりました。くじ引きで当たりを引いた
ネズミが一月分のみんなの食料をくすねてくるという、まさに、危険極まりないくじ引きをする時間が、やって
まいりましたーーーーーーーーー。さーーーーー今月は一体どんなねずみが、当たりを
引いてしまうのでしょうか。」
今月もまた、恐怖のくじ引きが、始まってしまう。僕がここに来たときからいままでに、八回
このくじ引きをしたことがある。
そのうち、三匹のネズミがここに戻ってこなかった。残りの五匹は、戻ってきたものの、余りの
危険さに、耳がなくなっていたり、尻尾がなくなっていたり、しまいには
なんらかの障害があったりしていた。
そして今日、九匹目の犠牲者が決まるのだ。早速僕は、くじを引きに行った。
でも、僕が並べた場所は、最後から、二番目ぐらいだった。
僕がそこに並んだ時、一番最初に「さあ、あなたは餌をとりに行かずにすむのか。・・・
・・・・おめでとうございます。あなたは行かなくてよかったみたいですねーー。
さて、次のネズミ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そのあとも
ちゃくちゃくと、はずれが続き、ついに、僕の番になった。
ここまではみんな当たりは引いていないんだ。ここで僕が当たるはずがないよな。
僕は恐る恐るくじを引いた。
結果は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・な、なんと、・・・当たってしまった。
「でました。ついにあたりがでましたぞーー。」
やってしまった。僕が当ててしまった・・・・・・つまり、僕の人生はもう終わったことには
かわりはない。
「さあ、早速あなたには、餌を取りにいってもらいましょうかねー・・・・・・・・
さ、早く早く。」
こうして僕は、旅にでることになった。出口には、仲間のネズミがまるでゲーム
の主人公を送るかのようにならんでいた。
こんなことをされたら、もう後戻りができるはずもない。
僕は決心した。僕がやるしかないんだ。・・・・・・・・・・・・そして
僕は下水道を通って、どこかの草むらに到着した。そのとき・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・ん?・・・・・上からなにかが落ちてくる。・・・・・・・・非難した方が
よさそうだ。
僕はそばにある草陰に隠れた。そして・・・・・・・・・・ドス!!!!!
何かが地面に落ちた。なんだろう・・・・・僕は慎重に落ちたものを見に行った。
・・・・・・・・こ、これは・・とても大きいチーズの固まりが僕の目の前に
落ちている。上を見上げると、体格のいい一人の人間がなにかを言っている。
「あーーーーーーーやべぇ。なんでこんな所でおとしちまったんだよ。
もうだめだ、こんなもの客にだせない。」
そして、男は去っていった。
僕は興奮した。よし!これをもって帰れば。
そして、ぼくの短いたびは終わった。
仲間のもとへ戻ると、仲間は驚いた顔をしていた。
「オーーーーーーーーーーーーこれはこれは・・・・・・はやいですなーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー。」
そのあと、僕はなにごともなく、静かに暮らしましたとさ。
読んでくれてありがとうございました。
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