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カラクレナイ#45 早速ですが冥土行き

あけましておめでとう御座います。今年もカラクレナイをよろしくお願いします

話し合いの結果、代理戦争はトーナメント式になった。総勢5+αのトーナメント。αはライノが連れてくる人の分だ。推定6人なので片方は一度勝てば決勝まで行けるのだが、生憎うちの師匠がジャンケン(魔界にもあるのか)に負けたせいでもう一方の勝負が多い方になってしまった。しかも一番最初の試合……一瞬だけ殺意が湧いたのは内緒だ。


ルールは簡単。1on1のタイマンで先に詰みの状況に追い込まれたら負けだ。審判は周りにいる四聖たち4人。まぁ……首か頭を狙われたら負けだろうな。


でトーナメント表はこんな感じだ


第一試合 紅咲庵対カリン


第二試合 グローべ対アイコス


第三試合 センドウ対空白(まだライノが従者を連れてきていないため)


俺が最初に戦うのは……カリン?カリンって言うと大体女性の名前だよな……いや決めつけんのは良くないか。でもまぁ……女性だと仮定して考えると……あのメイドさんだけか?王様の従者だからおそらく血術特化の遠距離型……まぁどちらにしろ負けたら師匠にボコされるから勝たないとだが。


と言うことで第一試合がそろそろ始まりそうな雰囲気になってきた。四聖の行動力には驚かされるばかりだ。……そう言えば戦いのフィールドは何処なんだ?まさかこのまま会議室でやんのか?真ん中に邪魔な円卓があるのに……?


「じゃあそろそろ始めようか。互いのプライドを賭けた代理戦争が今始まる……と、その前に戦いのリングを整えないとね。」


王様が代理戦争とか言っていいのかよ……さっきまでオブラートに隠してただろ。

とか思ってたら、王様が指を鳴らしたと同時に円卓がドーナツの形になりおよそ半径50mぐらいになった。さらに、部屋もそれに応じてデカくなって随分余裕が生まれた。

まさか血術で部屋の形ごと変えるとは……ってことはやっぱこの城自体が血術で出来たものなのか。どういう規模感の血器創造だよ。一体どれくらいの血を使ったんだ?


「リングは整ったね。じゃあ第一試合!出場者は前へ!」


おっと、呼ばれてしまった。ナイトメアを横目に円卓を乗り越えリングに入る。……ん?結界が展開されている。外からだと気づかなかったが随分と固いな。しかも出られないようになっている……まぁ、単純にリングを作っただけだろうが。


対戦相手は予想通り、あのメイドさんだった。カリンさん……だよな。見た目はポニーテールの可愛らしい少女だが……ナイトメアだって見た目だけ取ればただの少女だ。力量は見た目じゃ測れない。油断はせずに行こう。


「二人とも揃ったね。いくぞ……!第一試合!カリン対紅咲!スタート!!」


よーし、始まった!先手必勝!遠距離タイプだろうから一気に近づいて……


「ごめんね」


「……ッ!!」


はぁっ!?予想外だぜ!まさか遠距離チクチクタイプじゃなくて近距離フィジカルタイプかよ!ギリギリ後ろに避けたが……手に持ってるのは……ハンマー?それも身長と同じぐらい大きいハンマーだ。血器創造で作ったのか?ったく、あの一瞬で作れるなんて反応速度がバカみたいに早いな。


「出会い頭に謝罪かよ!メイドとして少しはおもてなししてくれないかなぁっ!?」


「あれは……あなたは客じゃないからせいぜい冥土に送ることぐらいしか出来ないってことへの謝罪。」


「上手いこと言えとは言ってないんだよぉっ!!」


ったく、思ったよりも調子がいい子だな!纏ってるダウナーな雰囲気とのギャップが……あと攻撃の殺意高くないか!?詰みの状況ってだけだから寸止めだよな!?なのにこの子全身をぺしゃんこに潰す気で振り下ろしてきただろ!!気を引き締めてかからないと死んじゃうぞ……というかたった今殺害予告されてたわ。冥土に送ろうとしないでくれ。

今はフルスイングでがむしゃらに振られるハンマーから逃げようと飛び跳ねてる最中だ。合間合間に破をねじ込んではいるが……でかいハンマーで受け止められてまともに打ち込めてないな……うーん、どうやったら詰みになるんだ?


「そんなこと言われても……私の仕事は主人へ使えるとかそんな大層なことじゃないから……」


「じゃあ何だ!?こうやってハンマー片手に人を潰すのがお仕事だってぇっ!?」


物騒なお仕事だ。掃除屋ってところだな。裏社会とかにありそうな職業だ。


「そうだよ。」


「え?」


「私はスケア様のシークレットサービス。ついでに邪魔者の掃除もやってる王様専属掃除屋。今は目の前の人を潰すのが仕事って聞いてたけど……違う?」


本職かよ。

小さい女の子がハンマー持ってるのっていいよね


#43の血腫は2000年前に確認された云々の話を訂正します。正確には200年前です。

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