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カラクレナイ#26 組にお世話になってしまった

燈魔さんが元人間??俺と同じ??しかも元々傭兵だったぁ?ちょっと待ってくれ。完全に油断していた。えーと、吸血鬼にしたのは……まぁ順当に考えてナイトメアか。俺の時と同じように死にかけていた燈魔さんをナイトメアが救ったって感じか?

傭兵って……元々ただの高校生として生きていた俺には馴染みがない職業だが、どういうところで戦ってたんだろう?燈魔さんが吸血鬼になったのなんて何十年も前だろうし……もしかして戦争?いや、あの雰囲気からして普通に組の抗争とかだろうな。それでも普通ではないが


「ちょっと。それはこういうとこじゃ言わないって約束やないですか。」


「ん?あぁ、すまんの。まぁ興味が湧いたなら後で燈魔に自分で聞いてくれ。で、引き受けてくれるよな?」


「まぁそれに関しては断る理由もないですし……姉貴の頼み事やったら尚更。」


「よし。じゃあ決まりじゃな。ということで後のことは燈魔、任せたぞー」


「って、おい!」


あいつ勝手に決めて、勝手に帰りやがった!置いてくなよ……ん?ってことは俺、屋敷に戻れなくね……?マジかよ。まさか野宿なんて言わないよな?


「よし、庵。姉貴は帰ってしもうたから、今からは俺のことをちゃんと聞いて行動しろよ。おーい、グローべ!」


「お呼びですかぁ?燈魔さん。」


「あぁ、コイツの世話頼むわ。あと、戦いの指南もな。えーと庵。こいつはグローべ。俺の右腕や。こいつのいうこと聞いとけよ。じゃ」


「えっ。ちょっ」


嘘だろ。爆速で燈魔さんまでどっか行っちゃったぞ……?知らない人と2人きりになるという気まずいシチュエーションになってしまった。ど、どうすれば。一旦挨拶か?


「初めまして。さっき紹介されました、大魔連合盟主、荒川燈魔の右腕、グローべと言います。気軽にグローとでも呼んでください。」


「あ、あぁ。えっと、よろしくお願いします。えーと、俺は紅咲、紅咲庵です。一応ナイトメアの弟子をやっています。」


うっ、人見知りが出てる。これだから学校に友達がいなかったんだろうなぁ。俺もナイトメアを笑えないぜ。頑張ったら治るかなぁ。


気を取り直し目の前にいるグローべっていう人を見る。見た目はなんというか……インテリヤクザ、だな。ピシッとしたスーツをきてネクタイもキッチリつけている。ただ……何か違和感があると思ったら顔が……すごく童顔。髪は水色で毛先がウェーブで青く、センター分け。垂れ目で左目の下にホクロがあり、そしてずっと微笑んでる。この顔がスーツの上にのっているので見てみるとちょっとだけ違和感がある。まぁ似合ってはいるのだが。

というか、燈魔さんの右腕ってことは大魔連合のNo.2ってことじゃないか?そ、そんな凄い人に色々してもらうなんて……畏れ多いな。


「とりあえず庵さんの泊まっていただく部屋に案内しますねぇ。今日は休んでいただいて……明日、起きたら屋上に来てください。」


話し方がふわふわしてるな。語尾を伸ばして喋ってるからそう感じるんだろうけど……威圧感が無くて気が楽になった。その代わり底知れぬ怖さを感じるが……

ということで野宿することはなく、ちゃんと部屋に案内された。大魔連合の本部ということで宿泊施設、まぁ組合員のための寮があるらしい。部屋は予想外に和室。燈魔さんの趣味なのだろうか。角っこに畳まれた敷布団が一個と真ん中にちゃぶ台、小さい冷蔵庫に薄型テレビ……ん?薄型テレビ???この魔界で???どうやら俺の予想よりも魔界の科学技術というものは発達しているらしい。というかナイトメアの屋敷にそう言った文明の利器みたいなものが何一つ無かったから気づかなかったが……この分だと普通にスマホとかコンピュータとかありそうだな。


「そう言えば、庵さんはスマホ持ってますぅ?連絡先交換しときましょ。」


やっぱり持ってた。この1年間ずっと山の上で過ごしてたから魔界の世間には疎いということが発覚してしまった。クッソ、こういう時なんて返せばいいんだ……?


「あー……俺実はスマホ持ってないんですよねぇ……」


「えぇ!?持ってないんですか!?あぁ……確かに師匠がナイトメア様ですもんねー。ずっと山の上に篭ってるからぁ……買ってもらえないのも納得です……わかりましたぁ。後で荒川に言っときますねぇ。明日には届くと思いますよ。」


軽くディスられてないか俺。ついでにこの人ナイトメアも刺してるぞ。肝が据わってやがる……まぁ、まさかの大魔連合の奢りでスマホを買ってもらえることになったんだ。喜ぶべきことなのだが……というかグローべさん、いやグローが案外、話しやすくて助かった。俺みたいなコミュ障でも楽に話せる。


そのあと少し話してグローと別れたあと、直ぐに敷布団を広げ、横になる。今日はハイダーと戦って、もうすっからかんだ。まだ立てているのは吸血鬼の異常なほどの体力のおかげだろうが……正直、魔力もすっからかんで疲れた。よし、もう寝よう。


魔界の技術力は現代と同じだと思ってください。

AIとかは無いですけど

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