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カラクレナイ#24 後片付けと残った不安

まぁ……実際、拷問自体はすぐ終わった。その方法については……ちょーっと言葉に表せないものなのだが……少しだけ言うならあの肉塊に手を突っ込んで、うんたらかんたら。燈魔さん曰く、話し合いをしてるだけらしい……側から見るとなんともグロテスクな光景で胃がひっくり返りそうだったが。

まぁそれでも情報は取れたらしい。あれでなんで情報を取れたのかはわからない。脳でもいじったのか?あれのどこにその肝心の脳があるんだよ。肉塊にした本人である俺がいうのも何だが、どう考えてもあれに元ある臓器云々があるとは思えないが……


拷問(話し合い)が終わり、今は燈魔さんが情報を整理している最中だ。あの肉塊……および隠れし者はいつのまにかに灰になって消えていた。血腫というのは死んだら灰になって消えるものだが……今回は随分と時間がかかったなぁ……隠れし者だからか?

隠れし者が消えてから少したち、燈魔さんが話し出す。


「ふぅ……あいつから取れた情報はこんなもんやな。」


「……本当に情報取れてるんですか?あんな……変なことして。」


「もちろんや。こいつの中にあった重要な情報は今、ぜぇーんぶ俺の頭ん中や。」


燈魔さんはさっきまで肉塊が蠢いていた場所を指差しながらそう言う。うーん、まぁ燈魔さんがそういうなら大丈夫なのか?態度も相まって信用しにくいが……


「その重要な情報っていうのは何なんですか?教えてくださいよ。」


「まぁまぁ、そう急かんと。一旦本部戻るで。あっちの様子も気になるしなぁ。」


あぁ、そういえばあの隠れし者が展開した魔法陣は4つあったな。俺たちが大元の隠れし者を倒したから、もう雑魚の無限湧きは終わってるだろうけれど……ちゃんと抑えられたのか?


ということで本部の方に戻る。見たところもう雑魚は処理し終わったようだ。ひとまず一安心だな。吸血鬼のことだし怪我人がいてもパッと治ってるだろ。そして周囲の確認もほどほどに建物の方に入ったら、カウンターのあたりにあのナイトメアがいた。いやそんなわけ、あのナイトメアがここにいるわけ……


「おぉ。ようやく帰ってきたか庵!それとサポートしてくれてありがとうなぁ燈魔。」


現実だと!!俺があいつに師事してから外に出ているのを一ミリも見たことないあのナイトメアがぁ!?外に出ている!?なんていうこっちゃ……いや、時々用事かなんかで裂け目を使って外には出てたか……まぁそうだとしても珍しい。


「いやいや。姉貴の頼み事断るわけないでしょう?この前の四聖の会議で言ってたやないですか。今度わしが取ってきた弟子を助けてやってくれって。」


「あーそういえばそんなこと言ってたなぁ。もうあれも何年前じゃ?お前が四聖になった時じゃから……30年前ぐらいか?」


「そうですねぇ。もう俺も結構年取りました。まっ、この長い吸血鬼人生において、30年程度瞬きしたぐらいなのかもしれませんけど。あぁそうや。今回の襲撃ですけど、姉貴が直前に教えてくれたおかげで被害は少なく抑えれました。」


「ほう、ギリギリ間に合ってよかったわい。」


ギリギリなんてもんじゃなかったけどな。よくあれで迎撃出来たものだ。あのまま俺と燈魔さんがタイマンしてたら不意を突かれて酷いことになってたぞ。


「でぇ……今回の襲撃なんですが、黒幕は別におる様みたいなんですよ。」


えぇ?それは……さっき取った情報からか?何とも言えないが……何で?


「根拠は?」


ナイトメアが言う。


「根拠は……隠れし者の記憶です。どうやら誰かに唆されたらしい。そしてそいつが外付けの魔力も与えた……まぁ、根拠はこんなもんや。肝心な唆したやつの記憶は無くなってたしな。」


「無くなってた?記憶が削除されたってことか?」


思わず口を挟んでしまった。記憶……そういえば俺もナイトメアに魔力のバイパスを繋げられてたっけ。そのせいであいつは俺の記憶が見れるとか言ってたが……それと同じことをしたってことか?


「有り得ないことではないで。現に俺も記憶に介入したしな。記憶を消すことも可能や。ピンポイントで消されていたってことは魔力を共有しといて拷問が始まる前に遠隔で消したんやろ。魔力を与えた時に事前に仕込んでおいたんやろうな。おかげで真犯人はわからずじまいや。」


なるほど全く用心深い奴だ。遠隔で記憶を消せるとは……もしそうならナイトメアも同じことができるのでは……?いや、深く考えるのはよそう。

で、結局この襲撃はこいつが起こしたものではなかったと。唆した黒幕もそんな簡単に見つかるわけもなく、と。ってことはこれからも襲撃が起こる可能性があるってことになるな。そう考えると少々不安だが……今回も何とかなったし大丈夫か?もしもの時はナイトメアがいるしな。


「ふむ……でかいのがきそうな気がするのう……そろそろ四聖で集まるか?」


「確かに黒幕がわからない以上再発の可能性もありますし、対策を講じ無いといけないですしねぇ。やりましょうか。」


この人たちはどういう話をしているんだ?四聖で集まろうって話は聞こえてきたが……かなりすごいことを話し合っていそうな雰囲気だ。まぁ俺には関係のない話だな。


「ん?庵。何関係ないみたいな顔しとるんじゃ?お前も出るんじゃぞ。四聖の集会に。」


「え?」


おっと。声に出してしまった。


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