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カラクレナイ#20 冗談ですやん

「おーらよっとっ!!」


さっきからずっと殴ってるが相変わらずヘイトはこっちに向かない……あいつが妙に俺を舐め腐ってて良かったぜ。四聖……ナイトメアが昔言ってたが四聖とは魔界の強いやつ4名のことを言うらしい。あのナイトメアもその中の一人。

だとすると燈魔さんはナイトメアと同じぐらい強いということになる。もしそうだった場合攻撃を避けてばっかりのこの状況、遊んでいるとしか思えない。魔力が足りないとはいえ、その気になればすぐ倒せるだろうに……手伝ってくれないかなぁ。


「チッ、血腫どもがうざったいな……」


今俺は魔式のエネルギーの大部分を「斬」に回してる。だから周りから湧いて出てくる血腫どもに対して対抗するすべが乏しいのだ。一旦ハイダーへの攻撃を止めて血腫を処理することも考えたが、いつものように際限なく湧くのだとするとずっと処理することになり、きりがない。だったら程よくエネルギーを分ければいいのでは?いやそれはそれで時間がかかりすぎる。


つまり最適解は今のように雑魚は無視してやり過ごすこと。……なんて簡単に言っているが今湧いて出てきている血腫どもは通常よりも強い強化版。普通の奴らならわけないが推定巣のヌシ級の強さの血腫だ。そんなのがわらわら出てきて攻撃を避けられるのか?答えはイエスだ。


最初の頃はそれこそ魔式を使わないと倒せなかったが今となっては吸血鬼の血がさらに馴染んできて元のフィジカルがだいぶ上がってきている。そこに身体強化を重ねれば十分こいつらの相手はできる。

それでもうざったいのはうざったいが。


「ったく何度も殴ってるよなぁ?これじゃキリがない。」


何度も斬を撃ち込んでいるが次を撃つ前に結界を修復される……燈魔さんは……うっすらだがハイダーの弾幕に隠れてシルエットが動いているのが見える。おそらく無事……はぁこのままやって倒せるのか?


「……木端のくせニ……!目障りナ……ッ!!」


うおっこっちにもヘイトがっ!攻撃がくる!はい右!左!そしてうえぇっ!!よーしちゃんと避けれた!!はっはぁっ!!優しい攻撃だぜぇ!!


「攻撃がずっとワンパターンすぎやしないかぁハイダーさんよ!?」


「木端如きガ……!!シネェェッ!!!」


うおっ、一気にビームが太くなった。だけどその程度じゃ俺は殺せないなぁ。せめてこのビームを乱反射させて量を3倍ぐらいにしてもらわないと。というか煽ってる場合じゃないか……ヘイトが俺に向いちゃったし……さっさと真面目に倒す方法を考えないと……ん?


「ゥグゥ゛ゥッ!!キエロォォォッッ!!」


あいつ!?自分の腕を切り落として投げてきやがった!一体何のために……というか腕もう治ってるんだな。今までの血腫は即死だったからわかんなかったがこいつらってものすごい再生力なんだな。


「おい庵!ぼーっとしとるんちゃうぞ!くるで!!」


「え?」


すると一瞬投げられた腕が震えたかと思うと派手に血を撒き散らしながら爆発した。幸い怪我はしなかったがあたりが血だまりだらけになってしまった。俺もちょっと血を浴びてしまったが……他には何も……


「アホ!!奴の血術がくるぞ!!」


そう言われた直後、浴びた血が爆ぜ体がひしゃげる。一瞬意識が飛びかけたが、なんとか耐えた。クッソ、こんなの避けられないだろ!まぁ……体はもう問題ない。だけど問題は爆発の原因の血が周囲に撒き散らされたってこと。そもそも俺の体がひしゃげるほどの爆発ってなんだよ!こっちは魔式の修行でとんでもない威力の爆発を経験してきたというのに……それ以上っていうのか!?


「……ッ!!うっそだろ……っ!」


今度は後ろにあった血だまりから生えてきた血の柱で吹き飛ばされ地面に打ち付けられる。クッソ……!今ので背骨が逝った……しばらく動けない……ッ!この血だまり、爆発する以外にもバリエーションがあんのかよ!やばい、このままじゃやられる……


「しっかりせい!!仮にもナイトメアの姉貴の弟子やろぉ!?」


「燈、魔さん……」


俺が倒れて、向こうのほうにいた燈魔さんが寄ってきてくれた。俺に向かって飛んできているビームを全て捌いて俺に向かないようにしてくれている。完全に足手纏いになっている……情けない……俺がいなかったら燈魔さんが今頃終わらせているはずなのに……正直言ってハイダーを舐めすぎてた。ナイトメアからは止められているが……本気を出そう……100%だ。


「燈魔さん……ありがとうございます。でも、もう大丈夫です。」


「ん?ようやく本気出す気になったか?まったく遅すぎるで。」


「えっ、気づいてたんですか?」


「そりゃそうや。まだまだ力の隠匿が下手やなぁ。だからハイダーにもうざがられるんや。あんな半端な暗殺まがいの攻撃するんやったらもっと魔力を隠さんかい。」


「あはは……」


痛いところをつかれたが……まぁいい。ハイダーと俺、どっちにしろ、ここからが本番だ。100%で相手してやるよ。

主人公本気を出す(早く出せよ)

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