カラクレナイ#14 しめやかに爆発四散!!
「魔式「破」!!」
ハッ、こんなところで苦戦していたら自分が許せない……みたいなことをちょっとだけ思っていたのが……ま、心配なさそうだ。
「キッチリ一撃で倒せたな。一時はどうなるかと。」
いや、最初のは苦戦ではない。師匠の教えることが足りなかっただけである。なんであいつは魔力探知ではなく空気を蹴るであったりの曲芸を教えたのか……ガチでわかんない。
「あとは核を壊すだけか。」
よかった。これでようやく帰れる。核を壊すって……さっきはバリアがあったからできなかったがヌシを倒したからできるようになっているよな。と思って核に戻ってきたが、あれ?まだバリアが剥がせてない?予想が外れたか?
「あー核にはそれぞれ能力みたいなものがあるんじゃ。例えばその核みたいに硬いバリアであったり近づいてくるやつにガトリングガンみたいに血槍を撃つ奴もある。」
「ま、細かいこと考えずに魔力を注入してみろ。その類の障壁じゃったらそれでなんとかなるはずじゃ……これも量が必要じゃがな。」
適当に魔力を流せばいいのか?さっき100%で殴っても壊れなかったのにそんなので攻略できんのか。量、量か……魔力残量は……体感9割5分って具合だな。結構殴ってたつもりだったがそれでもまだこんな余ってんのか。じゃあ残りの魔力ぜーんぶ流し込んでぶっ壊してやるぜ。
「いくぞぉぉぉっ!!」
一気に大量の魔力を送り込んでいく。バリアがどういう構造なのかは知らんが確かに効いているようで触れている部分から小さく割れ目が広がっていっている。
だがこれ……どんどん魔力を出してるせいでかなりキツい。こんな勢いで魔力を消費するのは初めてだから体が焼けるように痛い。魔力に体が耐えれてないのだろう。クソ……あとどんくらい魔力を込めてればいいんだ?
「あーもうヤケクソだぁ!!」
さらに量を多くするとひび割れが広がる速度も上がっていく。体が痛いがこちとら大規模な爆破を何度も耐えてきた身だ。痛みへの耐性が違う。耐えるだけだったら一番楽な作業だよ。
「割れろぉぉぉっ!!!」
全体に割れ目が広がった時それは砕けた。所詮魔力の障壁だから割れる音も何もなく、あたりに透明なかけらが散らばるだけである。なぜ魔力を流し込むだけで割れたのかは後で聞くとして……まずは剥き出しになった核を壊すところからだ。
「これで……最後だぁぁっ!!」
まだ半分程度残った魔力に生命エネルギーを混ぜ合わせ魔式を展開。ど真ん中に破をぶち込む。これを喰らった核は派手に弾け飛び血を降らせた。血の雨ってのは新鮮だが……これ多分血腫の血なんだよなぁ。嫌なの浴びちまった。まぁもう十分過ぎるほど、返り血を浴びているのだが。なんて思っていると周りを侵食していた肉の木や地面がどんどん崩れていっていた。なるほど核を壊すとこんなふうに元に戻るんだな。そしてこの禍々しい景色が消えきった頃、屋敷へと繋がる裂け目が目の前にでき帰還して初めての仕事は終わったのだった。
ちょっと短いか




