表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第2話前髪を切るとイケメンになる主人公はありふれている

こんな時間にすいません。

さて主人公、退院したら髪を切れ。そして服に、爪に、靴に、、、、


「あぁもうなんだよ!?さっきから指示ばっかり!」


まぁまぁ落ち着け主人公。ここは個室じゃないんだ。また隣の人に怒られるぞ?


「今は検査だからいねぇよ」


なぁに、その言い方。不貞腐れてるの?隣の人に怒られて不貞腐れちゃったの?かわいそうにねぇ!?


「ウザッ!と言うか、この前も言った気がするけど、名前で呼べよ。」


いやー、それは厳しいっ、、、唐突に病室の扉が開く


「急にどうした?、、って!?」


扉の前に立っていたのは、神谷恋だった。


「貝木君、事故にあったって聞いてきたけど、大丈夫だった」

「神谷さん!?だっ大丈夫だよ。うまく受け身をとれたみたいで、頭が切れたのと軽い捻挫くらいで済んだから。いやー骨折しなくてよかった。」


それって結構重症じゃね?


「そっそれはよかったね、、、それにしても、すごいね。」

「えっ?」

「だって小さい子を庇ってケガをしちゃったんでしょ?本当にすごいよ」

「ぐへっぐへへ」


ちょっと好きな子に褒められたぐらいで、そんな照れるな。童貞臭いぞ、、、


「っ!どっ童」

「あっ!そういえば、何日くらいで退院できるの?」

「今日検査終わったら、帰れる予定だけど、、、」

「んじゃぁ、検査が始まるまで一緒に待ってようか」

「ええぇ!?」


あんま大きな声を出すな!それと、ここからは俺に返事をしなくていい、とにかく検査までに好感度を稼げ、主人公。一応俺は協力者だ。会話に詰まってたら、助けてやるから。頑張って話せ。


「そういえば、さっきまで話し声が聞こえてたけど電話でもしてたの?」

「まぁそんな感じかな、、、」


おい、主人公そこで会話を止めるな!例えば、「親とか友人からかかってきた」って嘘ついて会話を広げるとか、、、


「誰からかかってきたの」

「えーと、、、友達からかな?」


ナイス、ヒロイン!愛してる!主人公、どんな会話をしたかとか話していいけ!

、、、ん?ヒロインの顔が赤いぞ、そこらへんも交えながら、話していくぞ!


※※※


なんとか乗り切ったな。もしかして主人公、コミュ障か?いやコミュ障か、、、


「うるせぇ!!と言うか指示しすぎなんだよ!」


そんなこと言ってぇ。途中でアドバイス止めたら、話せなくなって、静寂にに耐えられなくなって、話そうとした結果、あのざまとは、、、ぷぷっ!


「やめろぉ!!」


まぁまぁ落ち着け、無事退院で来たんだから。よしここから、例の計画を始めるか。


「ん?」


なんだよその「ん?」は、今日言っただろ。もしや、忘れたとはいわないよな?


「いっいや、覚えて、、、るぞ?」


はぁ、わかった。もう一回説明してやる。神谷恋を落とす方法を、、、今度はしっかり覚えとけよ。

まず、その長ったらしい髪を切って、そして服、、、は制服があるし大丈夫か。そしてぼろぼろの靴を買い替えて、告白すれば、お前は無事、神谷恋と結ばれる。


「こんなのでいいのか?というかお前、いちいち余計なことを言うな」


こんなのでいいんだよ。ぶっちゃけ言うと神谷恋はお前に惚れてる。けどその恰好で告白されると絵にならないからな。それと、余計なことではない事実だ。


「惚れてるならお金の無駄だし、このまま告白していいんじゃないの?」


付き合うってのは、告白して終わりじゃないんだ。惚れてるって言っても、お相手はあの陽キャ女子神谷恋だ。世間体を考えて告白を断られる可能性もあるし、OKもらっても、仲間から「恋、あんなのと付き合ってるの」って、、、


「もうやめてくれぇぇ!!わかった。わかったから。」


わかったならいいんだ。それじゃあ、美容院にいくぞ。


「病院の後に美容院か、、、っぷ!」


ん?ダジャレか?つまらないぞ?


「ウザッ!」


※※※


ついたな。よし入れ!!


「そういえば今金欠で、、、」


お前が好きなゲームソフトを買うために貯金してたのは知ってるぞ。早くは入れ!


「ビヨウイン、コワイ」


怖くねぇよ。ただ髪切ってもらうだけだって。ん?誰か近づいてきたな。


「んー君ウチんとこの客?」

「あっ!はい!!」

「んじゃ入ろうか」

「おっ押さないでください」


コイツか、、、まぁここで働いてたしな、、、というか相変わらず押しが強いな。


「どうした?というか助けて、、、」


逝ってこい!


「今、行くの漢字が違う気がしたんだが!?」


ソンナコトナイヨ、、、


「なんか独り言激しいけど、さっさと座ってくれない?」

「はっはい」

「どんな感じがいい」

「どんなって、、、」


こういうときは、とりあえず「おすすめで」って言うんだよ


「おすすめで!」

「、、、わかった」


※※※


「これが俺?」

「、、、君のこと気に入った。これあげる」

「なんですか?これ?」

「、、、ウチの名刺、次もウチがカットしてあげる」

「ありがとうございます!」


知ってはいたが、本当にイケメンになるとは。


「だろう、だろう、。イケメンだろう?」

「さっきもウチ、思ったんだけど。独り言はやめた方がいいよ」

「あっはい」

多分明日も何か投稿するので、その作品も読んでくれると嬉しいです。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

いいね、ブックマーク、感想コメント、をくれると励みになるのでくれると嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ