棘を抜く
生きていると
望んでもいないのに
棘が刺さってくるのですよ
知らないうちに
あの瞬間から
誰かの心無い言葉に
心無い振る舞いに
いつか誰かに
自分も
棘を刺していたかもしれませんね
棘を見つけたら
ひとつひとつ
抜きましょう
刺さり放しは良くありません
ひとつひとつ
ひとつひとつ
さもないと、傷がささくれて
新しい棘が生えてきて
いつか誰かを同じように
刺してしまうかもしれないから
ひとつひとつ
ひとつひとつ
そうやっていればいつか
刺さっていた何かのことを忘れて
軽くなっていける
かもしれません