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【時雨の里】  作者: 有馬波瑠海
第12章 【泡沫の一番弟子編】
87/225

【連雨の子守り歌】

 こんにちは!有馬波瑠海(ありまはるか)です!


 いつも、読んでくださりありがとうございます!


 大変申し訳ないですが、ただいまとても仕事が忙しいため、今週からは毎週土曜日の9時だけの投稿となります。楽しみにしてくださっていた方、先週は突然のお休みごめんなさい!


 これからも、書けるときに少しづつ進められたらと思いますので、温かく見守っていただけたら、嬉しいです!( ´・ω・)シ

 一平(いっぺい)が里を抜けて一週間・・・。本家の中は、うるさかった・・・。俺は、如月(きさらぎ)様、卯月(うづき)様、に頼まれて一平(いっぺい)兄ちゃんの弟の次平(じっぺい)と、時雨(しぐれ)兄ちゃんと氷雨(ひさめ)兄ちゃんの弟の白雨(はくう)、それに俺の弟である冷雨(れいう)こと(れい)、3人の面倒を見ることを任されている・・・。


    うわーん!わーん!わーん!


連雨(れんう)

「よ~し、よーし、冷雨(れいう)・・・。お前の名前は、時雨(しぐれ)の兄ちゃんがつけてくれたんだぞー。・・・・・冷たい雨にも負けないくらい、強い子に育つんだぞ~!」


 ぐずる冷雨(れいう)連雨(れんう)は、抱きながらよしよしとあやす・・・。すると、冷雨(れいう)は気持ちよさそうに眠る・・・。


 連雨(れんう)は、起こさないようにそっと冷雨(れいう)を布団に寝かせた。


 すると、次の瞬間・・・。


 ギャーーーーーーーーーーーーーーーー!


連雨(れんう)

「な!なんだ!?」


 見れば白雨(はくう)が顔を真っ赤にして、泣き叫んでいる・・・。


連雨(れんう)

「は、(はく)・・・。どうしたんだ?さっき、ミルクは飲んだろう?・・・オムツか?」 


 連雨(れんう)は、慌ててオムツをとりかえる。すると、白雨(はくう)は、指をしゃぶりながらすやすやと眠る・・・。


やれやれ、一段落・・・。そう思った時だった・・・。


 あれ?隣で寝ていた次平(じっぺい)がどこにもいない・・・。


 辺りをキョロキョロ見渡すと、次平(じっぺい)は、タンスの引き出しを片っ端から引っ張り出し階段のようにして、登ろうとしている・・・。


連雨(れんう)

「じ、次平(じっぺい)!危なーい!」

 

 連雨(れんう)はとっさに次平(じっぺい)を抱えあげた・・・。


 すると、次平(じっぺい)はワッと泣き出した。すると、次平(じっぺい)の泣き声に驚いた白雨(はくう)冷雨(れいう)も泣き出す・・・。


あぁあああああぁあぁあああああああーん!

ぎぃやああああああああああああああああ!


 連雨(れんう)は、おんぶヒモを持ってくると、背中に次平(じっぺい)をおんぶし、あぐらをかいて右手に白雨(はくう)、左手に冷雨(れいう)を乗せ、連雨(れんう)は三人同時にあやす。



連雨(れんう)

「よーしよしよし・・・。皆、良い子ですよー。はーい!はーい!」


 しかし、3人はいっこうに静かにならなかった・・・。


 すると、連雨(れんう)は歌い始める・・・。父ちゃんと母ちゃんが生きていた時、よく歌ってくれた子守り歌を・・・。



 いい子よ~♪ ぐっすり~♪ ゆめのなかへ♪


 父ちゃんと母ちゃんと~♪ 一緒に~♪


 いつも~♪ 一緒に~♪ いるよ~♪ 


 だから、あんしん、して・・・・・・。


 ・・・・・・・・・・・・・・・。


 ・・・・・・・・・。






 ポタッ・・・。ポタッ・・・。




 涙が膝の上で眠る冷雨(れいう)白雨(はくう)の着物へと落ちる・・・。


 3人は、いつの間にかすやすやと眠りについていた・・・。連雨(れんう)は、静かに3人を布団の上に寝かせる。すやすやと気持ちよさそうに眠る3人の寝顔を見て、連雨(れんう)はゴシゴシと、涙を拭いた。


連雨(れんう)

「・・・寂しい思いなんて、させない・・・。俺が、絶対に護るから・・・。」



 

 一平(いっぺい)がいなくなったことで、連日、(あずま)の里の上役達が集まっては、毎日話し合いが行われていた・・・。もちろんその話し合いには、時雨(しぐれ)達も参加している・・・。


 時雨(しぐれ)は、そんな話し合いが行われる合間をぬって、連雨(れんう)が3人の子供の面倒を見ている部屋へと、顔を出す。


 しかし今日は、やけに静かだった・・・。時雨(しぐれ)はそつと障子を開けるとそこには、4人で気持ちよさそうにすやすや眠る子供達の姿があった・・・。


 時雨(しぐれ)は、その子供達を起こさないように部屋へ入ると、一番大きくて、何もかけていない子供に、そっと、布団をかけた・・・。


 そして、起こさないようにして、そっと部屋を後にした・・・。









 時雨(しぐれ)は、大広間にへと向かう・・・。目の前の襖の向こうには、(あずま)の里の上役達が総出で集まっている。出席者は、本流(ほんりゅう)の里の長、雲海(うんかい)(うんかい)、(あずま)五月雨(さみだれ)とその妻、卯月(うづき)とその息子である自分と氷雨(ひさめ)。そして、氷雨(ひさめ)の許嫁であるホタル。泡沫も、雲海(うんかい)五月雨(さみだれ)の近くで、2人を護衛をする形で座っている・・・。


 清流の村からは、その長、威風(いふう)五十嵐(いがらし)東十朗(とうじゅうろう)。そして、その妻、如月(きさらぎ)一平(いっぺい)の許嫁のネネ。  


 また、(あずま)の里の巫女であるホタルの祖母、ボタンとホタルの両親に、ネネの両親。そして、長二人の相談役を勤める知恵者の上住(かみすみ)壱五郎(いつごろう)と、伝令役、亜仁馬雨打(あにまゆた)。そして、その他にも何人かの上役が集まっている・・・。


 時雨(しぐれ)は、静かに大広間に入ると、氷雨(ひさめ)、ホタル、ネネと共に皆の輪の中心へ行く。そして、雲海(うんかい)、威風に対面する形で正座した・・・。 


五十嵐(いがらし)東十朗(とうじゅうろう)

時雨(しぐれ)、ガキ達の様子はどうたか?」   


時雨(しぐれ)】  

「皆 今は昼寝をしていました・・・。」 


 (あずま)十朗(とうじゅうろう)は、そうか・・・。優しげに笑う。一度目を閉じて、真剣な口調で言う。



五十嵐(いがらし)東十朗(とうじゅうろう)】 

「この度の、五十嵐(いがらし)一平(いっぺい)の里抜けにより、五十嵐(いがらし)一平(いっぺい)から、清流の長、威風(いふう)継承の話は無効とする。そして、早乙女(さおとめ)ネネとの許嫁の話も破談し、威風(いふう)の名の継承権を(あずま)時雨(しぐれ)に与え、又、早乙女(さおとめ)ネネは、時雨(しぐれ)の許嫁とする・・・。」   



   周りに衝撃が走る・・・。

 


【ネネ】 

「アタシが、時雨(しぐれ)様の・・・?」 


【ホタル】 

「ネネちゃんが、時雨(しぐれ)様の・・・?」     






        許嫁(いいなづけ)に・・・

 



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