【連雨の子守り歌】
こんにちは!有馬波瑠海です!
いつも、読んでくださりありがとうございます!
大変申し訳ないですが、ただいまとても仕事が忙しいため、今週からは毎週土曜日の9時だけの投稿となります。楽しみにしてくださっていた方、先週は突然のお休みごめんなさい!
これからも、書けるときに少しづつ進められたらと思いますので、温かく見守っていただけたら、嬉しいです!( ´・ω・)シ
一平が里を抜けて一週間・・・。本家の中は、うるさかった・・・。俺は、如月様、卯月様、に頼まれて一平兄ちゃんの弟の次平と、時雨兄ちゃんと氷雨兄ちゃんの弟の白雨、それに俺の弟である冷雨こと冷、3人の面倒を見ることを任されている・・・。
うわーん!わーん!わーん!
【連雨】
「よ~し、よーし、冷雨・・・。お前の名前は、時雨の兄ちゃんがつけてくれたんだぞー。・・・・・冷たい雨にも負けないくらい、強い子に育つんだぞ~!」
ぐずる冷雨を連雨は、抱きながらよしよしとあやす・・・。すると、冷雨は気持ちよさそうに眠る・・・。
連雨は、起こさないようにそっと冷雨を布団に寝かせた。
すると、次の瞬間・・・。
ギャーーーーーーーーーーーーーーーー!
【連雨】
「な!なんだ!?」
見れば白雨が顔を真っ赤にして、泣き叫んでいる・・・。
【連雨】
「は、白・・・。どうしたんだ?さっき、ミルクは飲んだろう?・・・オムツか?」
連雨は、慌ててオムツをとりかえる。すると、白雨は、指をしゃぶりながらすやすやと眠る・・・。
やれやれ、一段落・・・。そう思った時だった・・・。
あれ?隣で寝ていた次平がどこにもいない・・・。
辺りをキョロキョロ見渡すと、次平は、タンスの引き出しを片っ端から引っ張り出し階段のようにして、登ろうとしている・・・。
【連雨】
「じ、次平!危なーい!」
連雨はとっさに次平を抱えあげた・・・。
すると、次平はワッと泣き出した。すると、次平の泣き声に驚いた白雨と冷雨も泣き出す・・・。
あぁあああああぁあぁあああああああーん!
ぎぃやああああああああああああああああ!
連雨は、おんぶヒモを持ってくると、背中に次平をおんぶし、あぐらをかいて右手に白雨、左手に冷雨を乗せ、連雨は三人同時にあやす。
【連雨】
「よーしよしよし・・・。皆、良い子ですよー。はーい!はーい!」
しかし、3人はいっこうに静かにならなかった・・・。
すると、連雨は歌い始める・・・。父ちゃんと母ちゃんが生きていた時、よく歌ってくれた子守り歌を・・・。
いい子よ~♪ ぐっすり~♪ ゆめのなかへ♪
父ちゃんと母ちゃんと~♪ 一緒に~♪
いつも~♪ 一緒に~♪ いるよ~♪
だから、あんしん、して・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
ポタッ・・・。ポタッ・・・。
涙が膝の上で眠る冷雨と白雨の着物へと落ちる・・・。
3人は、いつの間にかすやすやと眠りについていた・・・。連雨は、静かに3人を布団の上に寝かせる。すやすやと気持ちよさそうに眠る3人の寝顔を見て、連雨はゴシゴシと、涙を拭いた。
【連雨】
「・・・寂しい思いなんて、させない・・・。俺が、絶対に護るから・・・。」
一平がいなくなったことで、連日、東の里の上役達が集まっては、毎日話し合いが行われていた・・・。もちろんその話し合いには、時雨達も参加している・・・。
時雨は、そんな話し合いが行われる合間をぬって、連雨が3人の子供の面倒を見ている部屋へと、顔を出す。
しかし今日は、やけに静かだった・・・。時雨はそつと障子を開けるとそこには、4人で気持ちよさそうにすやすや眠る子供達の姿があった・・・。
時雨は、その子供達を起こさないように部屋へ入ると、一番大きくて、何もかけていない子供に、そっと、布団をかけた・・・。
そして、起こさないようにして、そっと部屋を後にした・・・。
時雨は、大広間にへと向かう・・・。目の前の襖の向こうには、東の里の上役達が総出で集まっている。出席者は、本流の里の長、雲海(うんかい)、東五月雨とその妻、卯月とその息子である自分と氷雨。そして、氷雨の許嫁であるホタル。泡沫も、雲海と五月雨の近くで、2人を護衛をする形で座っている・・・。
清流の村からは、その長、威風、五十嵐東十朗。そして、その妻、如月と一平の許嫁のネネ。
また、東の里の巫女であるホタルの祖母、ボタンとホタルの両親に、ネネの両親。そして、長二人の相談役を勤める知恵者の上住壱五郎と、伝令役、亜仁馬雨打。そして、その他にも何人かの上役が集まっている・・・。
時雨は、静かに大広間に入ると、氷雨、ホタル、ネネと共に皆の輪の中心へ行く。そして、雲海、威風に対面する形で正座した・・・。
【五十嵐東十朗】
「時雨、ガキ達の様子はどうたか?」
【時雨】
「皆 今は昼寝をしていました・・・。」
東十朗は、そうか・・・。優しげに笑う。一度目を閉じて、真剣な口調で言う。
【五十嵐東十朗】
「この度の、五十嵐一平の里抜けにより、五十嵐一平から、清流の長、威風継承の話は無効とする。そして、早乙女ネネとの許嫁の話も破談し、威風の名の継承権を東時雨に与え、又、早乙女ネネは、時雨の許嫁とする・・・。」
周りに衝撃が走る・・・。
【ネネ】
「アタシが、時雨様の・・・?」
【ホタル】
「ネネちゃんが、時雨様の・・・?」
許嫁に・・・




