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【時雨の里】  作者: 有馬波瑠海
第12章 【泡沫の一番弟子編】
83/225

【 祝い 】

【前回のあらすじ】




こんにちは。有馬波瑠海(ありまはるか)です。(*´-`)




趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)


※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)


姉妹作品【闇に沈む侍】(完結)

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千年(ちとせ)は、岩に一人座って考え事をしている・・・。


そう、この岩は、甲賀に連れて来られた日から、3日間座り続けた岩だった・・・。


脳裏から、あの男の不適な笑顔が焼き付いて離れない。


今すぐにでも、あいつを殺しに行きたい所だった・・・。


しかし・・・。自分は、あの巻物に自分の名を書いてしまった。()の誓いを泡沫(うたかた)と結んでしまった・・・。


泡沫(うたかた)を殺さずして、あいつを殺ろうとすれば、俺はあいつを前に命を失うことになる・・・。



あいつを殺したければ、泡沫(うたかた)を殺すしかなかった・・・。


だけど・・・。


千年(ちとせ)は、ギュッと手を握る。


 3年前、あいつについて行くと決めた時、自分は、復讐のために鬼にでも、悪魔にでもなってやると思ったのに・・・。


    どうして・・・。


 今さら・・・何を躊躇(ためら)っているのか・・・。

 

      ・・・くそ・・・。


 泡沫(うたかた)(あいつ)を殺さなければ、兄貴(あいつ)を殺すことなんて、できない・・・。



 心の中で、黒い気持ちがぐるぐると回っている・・・。しかし、突然自分の背後で声がした・・・。



弥生(やよい)

千年(ちとせ)、おめでとう!これで、晴れて甲賀七人集の仲間入りね!」


 明るい口調の女の人の声・・・。振り向けば、そこには弥生(やよい)さんの姿があった・・・。弥生(やよい)さんは、俺な花束を渡してくれる・・・。



千年(ちとせ)

「あ、ありがとうございます。」


弥生(やよい)】 

「師弟揃って、これで七人集の一員ね!これからが、楽しみだわ!」


 すると、うっとしい奴が俺の肩を組んで来る・・・。


幻像(げんぞう)

「ほらよっ!これやるよ、千年(ちとせ)。大切にしろよな。」


そう言って、幻像(げんぞう)は、(みやび)な忍び刀を渡して来た。


千年(ちとせ)

「・・・・・・。」


幻像(げんぞう)

「なんだよー。礼くらい言えよな・・・。」


美しい刀だった。研ぎ澄まさた刀身に、鞘には、上等な漆が使われていて・・・。


千年(ちとせ)

「お前・・・。これ誰から盗んだんだい?お前が、こんなに値のはりそうな代物、持ってるわけないだろうが・・・。」


 千年(ちとせ)は、白い目で幻像(げんぞう)を見る・・・。幻像(げんぞう)は、白々しく顔をかいていたが、背後から二人の頭を押さえつける者が一人・・・。


泡沫(うたかた)

幻像(げんぞう)・・・。何かってに、俺の刀持ち出してんだよ・・・。」


すると、幻像(げんぞう)は笑う。


幻像(げんぞう)

「兄さん・・・。まぁ・・・良いじゃん?どうへ、千年(ちとせ)にあげようとしてたんでしょう・・・?」



 すると、幻像(げんぞう)はこっちを向いて言う。


幻像(げんぞう)】 

千年(ちとせ)、待ってろよ。すぐに追い付いてやるからよっ!」


 幻像(げんぞう)はそう言うと、俺に泡沫(うたかた)の刀とは別に短刀を渡した・・・。よく、二人でイタズラに使って短刀だった・・・、ら元々、幻像(げんぞう)が忍具にと用意したものだったらしいが、いつの間にか泡沫(うたかた)や、一角の羽織を雑巾にしたりなど、イタズラに使うようになっていたものだった・・・。 


   沢山の人が集まって来た・・・。


鵜飼(うかい)

「お、千年(ちとせ)、おめでとう。さっき山で(かも)捕って来たから、一角が捕ってきた(いのしし)と一緒に煮込んで、鍋を作ってやろう・・・。」


見れば、腕に鴨をぶら下げた、泡沫(うたかた)の師である鵜飼(うかい)(うかい)と、首縄つけた(いのしし)をつけて、一角が、こちらに歩いて来ていた。


そして、そこへ、自家製の毒の入った瓶を持った(まむし)(まむし)

がやって来た・・・。


(まむし)

「これは、俺の特性の毒だ。任務に使うと良い・・・。」


 (まむし)は、千年(ちとせ)に毒の瓶を渡した。


 すると、そこへ今度は酒の入った瓶を持った男がやって来る・・・。


空蝉(うつせみ)

「やれやれ・・・。祝いの席には、酒は必須だからな・・・。」


泡沫(うたかた)は、呆れながら言う。


泡沫(うたかた)

「いやいや、こいつまだ、元服前なんで・・・。」


空蝉(うつせみ)

「何言ってやがる?こいつら8才の時には、飲ませただろうが?」


泡沫(うたかた)

「あれは、気を扱うために必要な訓練だったからでしょうが・・・。普段は、飲ませたりなんかしませんよ・・・。」


空蝉(うつせみ)

「本当に、うるぇー兄貴だな、千年(ちとせ)・・・」


 あぁ・・・。本当に、うるさい・・・。




 だが・・・。


 俺は、あの日誓った・・・。生きての復讐者になるということを・・・。誰の屍を踏み越えることになっても、兄貴(あいつ)を殺すと・・・。


 千年(ちとせ)は、時雨(しぐれ)の腕を、強引に背の方へと引く・・・。時雨(しぐれ)の腕の間接や筋からは、ミシミシと鈍い音が響く・・・。



あああああああああああああああああああああああ


一平(いっぺい)

葦荒(あしあら)さん!!!あれは!!」


葦荒(あしあら)

「あのガキ!あいつの左腕を引きちぎる気か!?」


時雨(しぐれ)

「あああああああああああああああああああああ!」


 時雨(しぐれ)の呻き声が聞こえる。


一平(いっぺい)

「や、やめろーーー!!!!!」


 一平(いっぺい)の叫びもむなしく、千年(ちとせ)は全く時雨(しぐれ)の腕を引く手を緩めない。



千年(ちとせ)

「・・・左手にお別れを言いな。」


 千年(ちとせ)は、低く冷たい声で言い放った・・・。


一平(いっぺい)

「やめろーーーーーーーーーーーーー!!!」



 一平(いっぺい)の叫びがその場にこだました・・・。




挿絵(By みてみん)

https://34716.mitemin.net/i538491/

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