【 閉ざされた心 】
【前回のあらすじ】
こんにちは。有馬波瑠海です。(*´-`)
趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)
※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)
姉妹作品【闇に沈む侍】(完結)
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村は、もう火の海だった。どこも焼けるようにあつく。ただよう灼熱の空気は肺まで焼くようだった。火の海の中をさ迷い歩く。すると、誰のか分からない小刀が落ちていた。千年は、その刀を手にとる。そして、ゆっくりと目を瞑ると自分の腹に向けた・・・。
・・・それで、良いのか?・・・
誰かの声がした。気がつくと目の前には火のような真っ赤な赤い傘をさしたまだ程遠い元服前の白い羽織を着た男と、自分とその後ろには、自分と同じ年くらいであろう少年が立っていた。二人は、忍装束を着ており、よく見るとそれは、甲賀の忍が着用しているものだった。
【泡沫】
「親の願いを果たすため・・・兄に復讐を果たすため・・・理由はなんでも良い。ここでくたばるんじゃねぇーよ。生きて・・・生きて・・・そしていつか誰よりも強くなれ・・・。俺が教えてやる。」
狼のような鋭い目をしたその男は、俺に手を伸ばす。
【泡沫】
「この村に降りかかる火の雨は、お前だけの上に降りかかっているんじゃねぇ。ここにいる村人全員の上に降りかかっているんだ。この雨はいずれこの村の人々をこの村と共に、跡形もなく燃え尽くすだろう・・・。だが、お前だけは、違う。お前はまだ、生きている。燃え尽きるには、まだ早いだろうが・・・。」
俺は、その男に手を伸ばした・・・。
家族を守れなかった・・・。村の皆を守らなかった・・・。侍として、その責任を取るには切腹しかなかった。しかし、俺はそれをしなかった。俺は、その日その忍の手をとった。生きて復讐することを選んだ・・・。そう、この日、俺はたった7つにして侍としての人生を終え、忍びになることを選んだんだ・・・。
その少年は、冷たい雨に濡れて一向に家内に入ろうとしなかった。魂が抜けた脱け殻のようになったその時少年は、誰とも口を聞かず、笑うことも、泣くことも、忘れた人形のように感情が無く、一睡もしないで、家の外にあるもう、三日、岩の上に座り続けていた。
【弥生】
「泡沫、あの子、大丈夫?どうしたの?」
【泡沫】
「兄貴に両親を含めた村人前日皆殺しにされたんだ。それに、兄貴は、村に火をつけちまって、両親はもちろんのこと、誰一人として、骨まで焼けて何一つ残っちゃいない。まだ七歳にして一夜で何もかも失なっちまったんだ。無理もない。」
弥生は、何も言わずに泡沫の話を聞いた。そして、泡沫の話を聞き終えると、その少年の所に走る。そして、人形のようになってしまった、少年を抱き締めた。
【弥生】
「辛かったね。よく、生き残ったね。うぅ、、、、。くっ、、、、。母さんも、父さんも、あなたが生きていてくれただけで、きっと、喜んでるよ。だって、私が、こんなに嬉しいんだから、、、。」
少年は、思った。この人は、どうして泣いているのだろうかと。何を泣いているのだろうかと。ただ、なぜかすごく温かかった。
【弥生】
「侍だって、忍だって、悲しい時、辛い時、悔しい時、自分を許せない時、どんな時だって、泣きたい時は、泣いて良いの。泣いて良いのよ。だって、私たちは、皆、侍や、忍である前に血の通った人なんだから、、、。」
【千年】
「そうか。俺は、、、。泣きたかったんだ、、、。」
少年は、そう言うと双顔から、涙を溢れさせた。
【千年】
「母さん、、、。父さん、、、。差根崎さん、篠木さん、おばあちゃん、、、、。皆、、、、、。ごめんなさい。守って、、、、。あげられなかった。守って、、、。守ってあげられなかった、、、、。うう、、、。うぅ、、、。あーーー!!!!!!っあー!!!!!!」
どれくらい時間が経っただろうか。泡沫が、二人の近くに行く。
【弥生】
「寝ちゃった。可愛い寝顔。私、一人っ子だから、なんだか弟が出来たみたいで嬉しい。」
【泡沫】
「弟も、いたらいたでうぜーし、大変だけどな。」
弥生は、知っていた。泡沫がこの少年のことをほっておけなくて連れて帰って来たことを・・・。面倒をちゃんと見るつもりで自分の弟子にしようとしていることも・・・。
【弥生】
「本当に、あなたは、素直じゃないわよね。」
【泡沫】
「うるせぇー」
それから、2年が経った。
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