【二人の甲賀の忍び】
【前回のあらすじ】
こんにちは。有馬波瑠海です。(*´-`)
趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)
※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)
姉妹作品【闇に沈む侍】(完結)
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城を後にした三人は、東の里への帰路についていた。辺りはすっかり暗くなっていた。しかし、まだ三人は、東の里に行くまでの森に入る所か、素のある里すらも、抜けていなかった・・・。
【氷雨】
「・・・すっかり、暗くなっちまったな。」
【一平】
「・・・なんだよ。お前、こえーのか?」
一平は、さらっと氷雨に言う。
【氷雨】
「バ、バカ言うな!」
【時雨】
「一平、兄上・・・。こんな夜遅くに騒いでると・・・。マズイヨ・・・。」
【氷雨】
「な・・・何が?」
【時雨】
「来るんだよ・・・。よみの国から、教えて、、私の顔・・・どうなってるの?・・・、ねぇ、教えてよ・・・。私の顔、どうなってるか・・・教えて?って・・・。突然、自分の背後に現れるんだ・・・。」
時雨は、低い不気味な声を出しながら、言った・・・。
【氷雨】
「そ、それで・・・。」
【時雨】
「振り返るとそこには・・・。」
時雨は、狐火の術を行い、青い火の玉を出すと、狐の面をつけて、突然、氷雨に振り向いた。
【時雨】
「私の顔!どうなってるのー!!!!!!」
【氷雨】
「イヤーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
氷雨は、声を裏返しながら叫び、腰を抜かしたのか、その場に倒れこんでしまう。そして、口から泡をふきながら、ピクピク足が震えている。一平がそんな氷雨を見ながら、冷静に言う・・・、
【一平】
「おぃおぃ、やりすぎだぞ?時雨・・・。」
時雨は、慌てて言う。
【時雨】
「あ、兄上・・・。ごめん・・・。まさかそこまで、驚くとは思わなくて・・・。」
時雨は、しゃがみこみ、氷雨を揺さぶるが、全く起きる気配がない・・・。
【千年】
「ほぅ?こんな夜に階段ですかい?俺達は、お化けでも妖怪でもないが・・・まぁ、だが、そいつらよりも、外道であることは確かだ・・・。泡沫は、どこにいる・・・?答えろ・・・。」
上を見上げると、壁へいに自分達とさほど年齢の変わらない栗色の髪をした少年と、顔に黒いペイントをした20代くらいの男が立っていた。二人は忍び装束を着ており、少年の方は白が中心となった羽織を着ており、背中に二本の忍び刀を背負っていた。よく見るとそれは、泡沫が羽織っていたものとよく似ていたが、少年の羽織には、虎の模様が入っており、男の方は大丈夫的に真っ黒でまるでカラスの羽のような羽織だった。
【時雨】
「あなた達は、一体・・・。」
驚く時雨とはうって変わって少年は、冷静だった。
【千年】
「質問しているのはこっちだ。・・・答えろ。」
すると、隣にいた男も口を挟む。
【一角】
「・・・大人しく教えてもらいたい。そうすれば、君たちには、何もしない。」
時雨は、ただならぬ気迫を感じ、動けなくなる。目の前にいる二人は、うまく殺気を殺して話ているが、その背後にある圧倒的な実力。百戦錬磨で鍛えぬかれた精神力、身体的力量がある。そして、それは今の自分達には決してかなうことはないだろうということを時雨は感じていた。
逆らえば、そこにあるのは死だろう。時雨は、考える。この場をどうやったら切り抜けられるだろうかすると、千年は言う。
【千年】
「お前はどうだ・・・?泡沫のこと、話す気になったか?」
千年は、一平の方を見て言った。
【一平】
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
一平は、なにも答えない。
【千年】
「俺は、あまり気が長い方じゃねぇー。何事に置いても、結論は早くしろ・・・。」
一平は、結論が出せずにいた・・・。自分は、どうしたら良いのだろうか・・・。体が動かない・・・。
そんな一平に、時雨は声をかけた。
【時雨】
「一平・・・。どうゆうことだ?と、聞くつもりはない・・・。君は、最近何か悩んでいるようだったし、さっき、君が師匠を見る目は、どこか冷たくておかしかったからな・・・。でも、ただ一つ言えるのは、師匠はワタシ達の家族だと言うことだ・・・。だから・・・」
すると、時雨は、二人の忍びに向かって駆け出した。
【時雨】
「あんな達に教えることなんて、何もない!」
そう、叫びながら駆けていく時雨を、城の塀に微動だにせず、二人の忍びは、待っていた。少年の方の忍は、背中にある刀に手をかける。
【一平】
「時雨!やめろー!!!!!」
大きな音がした。周囲には、煙が立ち込める。何が起こったのか、理解出来なかった。
ゆっくりと、煙が落ち着くとそこには・・・。
【葦荒】
「やれやれ、つくづく手のかかる小僧どもだぜ。」
見ると、葦荒の両手には、時雨と氷雨が抱えられていた。
【時雨】
「葦荒さん?」
【葦荒】
「・・・時雨、あいつらを見ろ。あいつらは、甲賀七忍集のメンバーだ。」
葦荒は、低く冷静な口調で言った。時雨はもう一度、目の前にいる二人の忍びを見る。
【時雨】
「甲賀、七人集・・・。師匠がいた・・・。」
【葦荒】
「・・・あぁ。甲賀には、いくつか部隊がある。そのいくつかある部隊には、それぞれ隊長がいるのは知っているな?今、ある部隊は七部隊。つまり、七人の隊長がいることになる・・・。一人は、お前達がよく知ってる。男・・・。」
【時雨】
「夕暮泡沫・・・。師匠・・・ですね・・・。」
葦荒は、無言で頷ずく。
【葦荒】
「・・・あそこにいるのは、鳥籠の烏と呼ばれる亘一角と、雷鳴の虎と呼ばれる坂多千年だ。一角は、甲賀七忍集の最年長者で、七忍集のまとめ役と聞く。そして、あの隣にいる少年は、4年前、弱冠10才で部隊長に選ばれた恐るべき剣の実力者だと聞いている。あの少年に刀を抜かせていたら、お前ら二人死んでたぜ。」
10才で部隊長・・・。甲賀は昔から、忍びが優秀であることで有名な里だ・・・。そんな中で、10才で、一つの部隊を率いる隊長をしていたなんて・・・。
【時雨】
「ワタシ達と1つしか年が変わらないのに、部隊長・・・。」
その場に冷たい風が吹いた。
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