【強くなりたい・・・。】
【前回のあらすじ】
伊賀の城から命からがら逃げ出して来た時雨、連雨そして、その弟を連れた氷雨達は、東の里へと逃げる。
今回から新章【飲んでも飲まれるな、命がけの酒飲み対決】に入ります!(*´・∀・)ノ
こんにちは。有馬波瑠海です。(*´-`)
趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)
※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)
今回は、そんな私が書く【時雨の里】その第46話目です!(。-人-。)
姉妹作品【闇に沈む侍】(完結)
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東の里に着くと、時雨はすぐに東家の時雨の部屋に氷雨によって運ばれた。時雨の傷は思った以上にひどいものだった。ホタルは印を結ぶと手の平からは柔らかな黄色い光が放たれるその手をゆっくりと時雨の傷口に当てる。
すると、ゆっくりと時雨の傷口は塞がっていき、とうとう全てが何事も無かったかのようになった。それと共に苦しそうに呼吸していた時雨の息づかいも元に戻った。ホタルはゆっくりと時雨を起こし、口に解毒剤を含ませる。氷雨と連雨はその隣で心配そうにその様子を見ていた。
【氷雨】
「ホタル・・・。時雨は?」
【ホタル】
「傷口は塞いだから、出血で死の危険にさらされることはないと思うわ。けれど、ここに来るのにかなり出血をしてしまっていたし、伊賀の忍との戦いで大量の毒が体に流されてしまっている。回復するのには、少し時間がかかるわね。」
【連雨】
「にぃちゃん、ごめん。オレのせいで・・・。」
それから、3日間時雨は、目を覚ますことは無かった。その間、泡沫は、芦立城と明石城に事の顛末を伝えに行った。また、ネネ、一平、ホタル、氷雨の四人は交代で、時雨の看病をすることにした。
しかし、連雨だけは誰とも交代せず、寝ずに時雨の側に居続けた。弟の面倒を見ながら、時雨の看病をする連雨をホタルは心配し、休むように促した。
しかし、連雨は心ここにあらずと言った様子で曖昧に返事をすると、すぐに時雨の看病に弟の世話に戻ってしまう。
ホタルは、時雨の母である卯月に相談し、時雨が起きるまで連雨は何を言っても時雨の、側を離れないと考えた。しかし、せめて連雨の負担を減らして上げようと赤ん坊の世話をかって出る。
そして、時雨が寝ている布団の隣に連雨のための布団を引いてやった。しかし、連雨は、時雨が起きるまで一度も、その布団に横になることは無かった。
連雨の心の中は、不安と悲しみと後悔が渦巻いていた。憎しみで我を忘れ父親と母親を殺した男を殺そうとし、気がついた時には、名付けの親になり、自分達を救おうとしてくれた恩人に重い怪我を負わせてしまった。
【連雨】
「・・・にぃちゃん、ごめんなさい。オレどうしたら良い?にぃちゃんに、オレ、どうしたらいい?・・・どうしよう。このままにぃちゃんが死んじゃったら、オレのせいだ。にぃちゃん、・・・ごめんなさい。・・・ごめんなさい。」
連雨の涙が頬をつたって、畳に落ちた。すると頭の上に暖かい何かがそっと置かれた。
【時雨】
「・・・連雨。もうそんなに泣かなくて大丈夫だ。ありがとう。ずっとワタシの看病をしていてくれたんだね・・・。」
【連雨】
「にぃちゃん!にぃーちゃーん!!!」
時雨はゆっくりと起き上がると連雨はワッと泣きで、時雨に飛びついた。時雨はそんな連雨の背中を優しくポンッポンッと叩く。
【時雨】
「・・・辛かったね。本当に辛かった。よく頑張ったね、連。お前は、誰よりも辛い経験をしたんだ。だから、きっとお前は誰よりも強く優しい男にきっとなる・・・。」
にぃちゃんの目が開いている・・・。にぃちゃんの声が聞こえる・・・。あぁ・・・よかった・・・。連雨は心からほっとした。その後、時雨が自分に、何かを言っていたような気がしたが、連雨の意識はここで途切れてしまった。
ホタルは、そっと部屋に入り、連雨を時雨の隣に敷かれた布団に寝かせた。
【時雨】
「・・・ホタル、いつもすまないね。」
【ホタル】
「・・・いいの。私は、時雨様が生きていてくれたら、それでいい・・・。でも、だからこそ、本当は危ないことして欲しくない。時雨様だけじゃない。
氷雨様にも、ネネちゃんにも、一平様にも危ないことをして欲しくない・・・。でも、もうこの里に敵が来るのも時間の問題だわ。
他里は、この東の里を狙っている。他里から私達の里を守るため、そして、氷雨様、ネネちゃん、一平様、そして、時雨様を守るために、私は忍になったの。・・・今度の任務では、私が必ず時雨様を守るわ。」
ホタルは、笑う。
【時雨】
「・・・ワタシも、こんなボロボロにならなくても、ホタルや皆を守れるようになるよ・・・。」
そう言って時雨も笑った。
それから、3日後。時雨は、布団から出ずに座ったっ状態で太ももの上に乗るカラスを撫でていた。そこへ一平とネネがやって来る。
【一平】
「時雨、体調はどうだ?」
【時雨】
「・・・そうだな。まだ本調子ではないけど、だいぶ良くなったよ。体の痺れももうない。」
【一平】
「そうか。良かったぜ。時雨ももう、良くなってきたし、オイラ達は一度、清流の村に帰ろうと思うんだ。ずいぶんと長い間村に返っていないからな・・・。」
【ネネ】
「うん・・・。」
【時雨】
「そうか。」
しかし、そこへ泡沫がやって来る。
【泡沫】
「バーカ。今、帰ってどうするんだ?まだ忍術もろくにつかえないくせによ。」
【ネネ】
「師匠!」
【一平】
「まぁ・・・そう言われれば・・・」
【泡沫】
「そうだ。忍術だ。良いか。忍が扱う術にも色々な種類がある。良い機会だおさらいするぞ連雨、氷雨とホタルを連れて来い。」
時雨にお粥を持って来た背中に弟の冷雨を背負った連雨に、泡沫は、氷雨とホタルを連れて来るように言った。
暫くすると連雨は、氷雨とホタルを連れて戻って来た。
【時雨】
「連、冷の面倒見ていて大変なのにすまないな。ありがとう。」
【連雨】
「ううん。にぃちゃん、オレは、部屋から出てた方がいい?皆、これから大切な話をするんだろう?」
氷雨は、連雨の頭をくしゃくしゃ撫でると言った。
【氷雨】
「いいぜ、ここにいればよ。お前だけ外にいるなんて、つまらないだろう?なぁ、時雨?」
時雨は、静かに頷くと言った。
【時雨】
「気を使わなくていい。ここにいて大丈夫だよ。そうでしょう、師匠?」
【泡沫】
「好きにしろ。」
そう言われ、連雨はその場に正座した。
【泡沫】
「いいか、この世にある全ての物には気というものが流れている。忍の扱う忍術とは、その気を使って戦う術のことだ。」
【氷雨】
「この世の全てには、気が流れている」
【一平】
「気が・・・。」
その場に重い沈黙が降りる
【泡沫】
「まったく・・・何言ってるんだか全然分かりません。みたいな顔をしてるんじゃねぇ。一平、氷雨。ブッ飛ばすぞ。」
二人は、目をパチクリパチクリさせていたが、泡沫の言葉でハッとする。
【一平】
「いやいやいやっ!オイラはちゃんと覚えてたぜ!こいつと違ってぇー!」
一平は氷雨を横目でみながら言った。それに対し氷雨は、キレる。
【氷雨】
「はぁ?お前ぜってぇー。分かって無かっただろう?嘘つくんじゃねぇーよ。この猿が!」
【一平】
「はぁー?猿に猿って言われたくねぇーよ!このバカ猿!」
すると、時雨は二人をなだめるように言う。
【時雨】
「・・・まぁまぁ。二人ともまずは師匠の話を聞こうよ・・・。って聞いてないな・・・。」
二人は、時雨のことが見えていないのか、言い争いを続けている。
【時雨】
「・・・やれやれ。ワタシからしたらどっちもサ・・・。」
二人はくるっと時雨の方を振り向くと・・・。
【氷雨】
「時雨・・・。お前、今なんて言った?」
【時雨】
「あ・・・いや・・・。聞こえてたんだね・・・。」
時雨は手を横にふる。
【一平】
「ふふふ。氷雨、ここは一時休戦だ。分かってるな?」
【氷雨】
「あぁ。分かってるぜ」
二人は、じわりじわりと時雨に近づく。
【時雨】
「え!ちょっ、まっ!」
おらー!!!と、二人は時雨に飛びついた・・・ところで、泡沫がきついゲンコツを氷雨と一平の頭に入れた。
・・・グハッ・・・
痛みで悶絶する二人をよそに泡沫は冷めた口調で言う。泡沫は咳払いをすると、言った。
【泡沫】
「人の話は最後まで聞け。」
二匹の猿が、はーい。と、苦しそうに返事をすると、ようやく騒ぎが収まった。
【泡沫】
「忍術には、大きく分けて5つ種類がある。」
・気然忍術
・精神身体型忍術
・実体化忍術
・気刀忍術
・妖忍術(妖術)
この5つだ。気然忍術とは自然の中にある、火、水、土、雷、風などの気を使う忍術だ。
次に精神身体型忍術は、己の中にある気を使う気術だ。身体方面では、体を頑丈にしたり、俊敏にしたり、又、精神面では、相手に自分の気を送って暗示をかけたりすることが出来る。
実体化忍術も、同じように自分の中に流れている気を使っているが、こんどはその気を具体的な忍具の形にして戦う。
そして、気刀忍術は、もともとある忍具や動物に自分の気を入れて戦う術だ。忍具の切れ味や、防御力が高くなる。
最後に妖忍術、別名、妖術だ。これは、ネネやホタルのような巫女しか使えない術で、気で結界をはったりや、予知をしたりすることが出来る。
大まかに分けるとこの5つになるが、また、これらを組み合わせて使う術もある。」
https://34716.mitemin.net/i538163/
読んでくださり、ありがとうございました!いつも読んで下さっている全ての皆様に心から、感謝致します!(。-人-。)
ちょっと長さ的にすごく中途半端なところで、次回に持ち越しになってしまって、ごめんなさい。(*´・∀・)ノ
前日の後書きを読んで下さった方なら、ご存知だと思いますが、このイラストは一年前に描いたものとなります。
今と絵柄が全然違うというのに加えて、色、うっすいですねぇ笑 絵柄でいうと氷雨は、今描くともう少しカッコいい感じになります笑
上から、泡沫、泡沫の右下は、氷雨。左下は時雨。時雨と氷雨の下が連雨。連雨右下が白雨。そして、左下が連雨の弟、冷雨です。
41話目【名もない少年】の後書きで、雨の名前が好きなので、私の小説には、雨にちなんだ名前が多くつけられているとお話させていただきましたが、連雨の弟の名前は、冷雨にしました。あだ名は、連と冷です。(*´・∀・)ノ
ちなみに、白雨のあだ名は白です。
次回の投稿は、来週、土曜日の午前9時です!
お見逃しなく!(。・`з・)ノ




