表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【時雨の里】  作者: 有馬波瑠海
【第9章】飲んでも飲まれるな!命がけの酒飲み対決!
46/225

【強くなりたい・・・。】

【前回のあらすじ】

伊賀の城から命からがら逃げ出して来た時雨(しぐれ)連雨(れんう)そして、その弟を連れた氷雨達は、東の里へと逃げる。


今回から新章【飲んでも飲まれるな、命がけの酒飲み対決】に入ります!(*´・∀・)ノ






こんにちは。有馬波瑠海(ありまはるか)です。(*´-`)



 趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)


※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)


今回は、そんな私が書く【時雨の里】その第46話目です!(。-人-。)



姉妹作品【闇に沈む侍】(完結)

https://ncode.syosetu.com/n3500gt/


新連載【あやかしの国に渡る少女】連載中

https://ncode.syosetu.com/n6477gu/


Twitter始めました!(*´・∀・)ノ

@xGUlpsT6bU6zwi1  


投稿のご連絡、小説内で扱かったイラストなどをツイートしています!( ・`ω・´)

 東の里に着くと、時雨(しぐれ)はすぐに東家の時雨(しぐれ)の部屋に氷雨(ひさめ)によって運ばれた。時雨(しぐれ)の傷は思った以上にひどいものだった。ホタルは印を結ぶと手の平からは柔らかな黄色い光が放たれるその手をゆっくりと時雨(しぐれ)の傷口に当てる。


 すると、ゆっくりと時雨(しぐれ)の傷口は塞がっていき、とうとう全てが何事も無かったかのようになった。それと共に苦しそうに呼吸していた時雨(しぐれ)の息づかいも元に戻った。ホタルはゆっくりと時雨を起こし、口に解毒剤を含ませる。氷雨(ひさめ)連雨(れんう)はその隣で心配そうにその様子を見ていた。


氷雨(ひさめ)

「ホタル・・・。時雨(しぐれ)は?」


【ホタル】

「傷口は塞いだから、出血で死の危険にさらされることはないと思うわ。けれど、ここに来るのにかなり出血をしてしまっていたし、伊賀の忍との戦いで大量の毒が体に流されてしまっている。回復するのには、少し時間がかかるわね。」


連雨(れんう)

「にぃちゃん、ごめん。オレのせいで・・・。」


 それから、3日間時雨(しぐれ)は、目を覚ますことは無かった。その間、泡沫(うたかた)は、芦立あしだて城と明石城(あけいしじょう)に事の顛末を伝えに行った。また、ネネ、一平(いっぺい)、ホタル、氷雨(ひさめ)の四人は交代で、時雨(しぐれ)の看病をすることにした。


 しかし、連雨(れんう)だけは誰とも交代せず、寝ずに時雨(しぐれ)の側に居続けた。弟の面倒を見ながら、時雨(しぐれ)の看病をする連雨をホタルは心配し、休むように促した。


 しかし、連雨(れんう)は心ここにあらずと言った様子で曖昧に返事をすると、すぐに時雨(しぐれ)の看病に弟の世話に戻ってしまう。


 ホタルは、時雨(しぐれ)の母である卯月に相談し、時雨(しぐれ)が起きるまで連雨(れんう)は何を言っても時雨(しぐれ)の、側を離れないと考えた。しかし、せめて連雨(れんう)の負担を減らして上げようと赤ん坊の世話をかって出る。


 そして、時雨(しぐれ)が寝ている布団の隣に連雨(れんう)のための布団を引いてやった。しかし、連雨(れんう)は、時雨(しぐれ)が起きるまで一度も、その布団に横になることは無かった。


 連雨(れんう)の心の中は、不安と悲しみと後悔が渦巻いていた。憎しみで我を忘れ父親と母親を殺した男を殺そうとし、気がついた時には、名付けの親になり、自分達を救おうとしてくれた恩人に重い怪我を負わせてしまった。


連雨(れんう)

「・・・にぃちゃん、ごめんなさい。オレどうしたら良い?にぃちゃんに、オレ、どうしたらいい?・・・どうしよう。このままにぃちゃんが死んじゃったら、オレのせいだ。にぃちゃん、・・・ごめんなさい。・・・ごめんなさい。」 


 連雨(れんう)の涙が頬をつたって、畳に落ちた。すると頭の上に暖かい何かがそっと置かれた。


時雨(しぐれ)

「・・・連雨(れんう)。もうそんなに泣かなくて大丈夫だ。ありがとう。ずっとワタシの看病をしていてくれたんだね・・・。」


連雨(れんう)

「にぃちゃん!にぃーちゃーん!!!」


 時雨(しぐれ)はゆっくりと起き上がると連雨(れんう)はワッと泣きで、時雨(しぐれ)に飛びついた。時雨(しぐれ)はそんな連雨(れんう)の背中を優しくポンッポンッと叩く。


時雨(しぐれ)

「・・・辛かったね。本当に辛かった。よく頑張ったね、(れん)。お前は、誰よりも辛い経験をしたんだ。だから、きっとお前は誰よりも強く優しい男にきっとなる・・・。」


 にぃちゃんの目が開いている・・・。にぃちゃんの声が聞こえる・・・。あぁ・・・よかった・・・。連雨(れんう)は心からほっとした。その後、時雨(しぐれ)が自分に、何かを言っていたような気がしたが、連雨(れんう)の意識はここで途切れてしまった。


 ホタルは、そっと部屋に入り、連雨(れんう)時雨(しぐれ)の隣に敷かれた布団に寝かせた。


時雨(しぐれ)

「・・・ホタル、いつもすまないね。」


【ホタル】

「・・・いいの。私は、時雨(しぐれ)様が生きていてくれたら、それでいい・・・。でも、だからこそ、本当は危ないことして欲しくない。時雨(しぐれ)様だけじゃない。


 氷雨(ひさめ)様にも、ネネちゃんにも、一平(いっぺい)様にも危ないことをして欲しくない・・・。でも、もうこの里に敵が来るのも時間の問題だわ。


 他里は、この東の里を狙っている。他里から私達の里を守るため、そして、氷雨(ひさめ)様、ネネちゃん、一平(いっぺい)様、そして、時雨(しぐれ)様を守るために、私は忍になったの。・・・今度の任務では、私が必ず時雨(しぐれ)様を守るわ。」


 ホタルは、笑う。


時雨(しぐれ)

「・・・ワタシも、こんなボロボロにならなくても、ホタルや皆を守れるようになるよ・・・。」


 そう言って時雨(しぐれ)も笑った。

 


 それから、3日後。時雨(しぐれ)は、布団から出ずに座ったっ状態で太ももの上に乗るカラスを撫でていた。そこへ一平(いっぺい)とネネがやって来る。



一平(いっぺい)

時雨(しぐれ)、体調はどうだ?」


時雨(しぐれ)

「・・・そうだな。まだ本調子ではないけど、だいぶ良くなったよ。体の痺れももうない。」


一平(いっぺい)

「そうか。良かったぜ。時雨(しぐれ)ももう、良くなってきたし、オイラ達は一度、清流の村に帰ろうと思うんだ。ずいぶんと長い間村に返っていないからな・・・。」


【ネネ】

「うん・・・。」


時雨(しぐれ)

「そうか。」


 しかし、そこへ泡沫(うたかた)がやって来る。


泡沫(うたかた)

「バーカ。今、帰ってどうするんだ?まだ忍術もろくにつかえないくせによ。」


【ネネ】

「師匠!」


一平(いっぺい)

「まぁ・・・そう言われれば・・・」


泡沫(うたかた)

「そうだ。忍術だ。良いか。忍が扱う術にも色々な種類がある。良い機会だおさらいするぞ連雨(れんう)氷雨(ひさめ)とホタルを連れて来い。」


 時雨(しぐれ)にお粥を持って来た背中に弟の冷雨(れいう)を背負った連雨(れんう)に、泡沫(うたかた)は、氷雨(ひさめ)とホタルを連れて来るように言った。



 暫くすると連雨(れんう)は、氷雨(ひさめ)とホタルを連れて戻って来た。


時雨(しぐれ)

(れん)(れい)の面倒見ていて大変なのにすまないな。ありがとう。」


連雨(れんう)

「ううん。にぃちゃん、オレは、部屋から出てた方がいい?皆、これから大切な話をするんだろう?」


 氷雨(ひさめ)は、連雨(れんう)の頭をくしゃくしゃ撫でると言った。


氷雨(ひさめ)

「いいぜ、ここにいればよ。お前だけ外にいるなんて、つまらないだろう?なぁ、時雨(しぐれ)?」


 時雨(しぐれ)は、静かに頷くと言った。

 

時雨(しぐれ)

「気を使わなくていい。ここにいて大丈夫だよ。そうでしょう、師匠?」


泡沫(うたかた)

「好きにしろ。」


 そう言われ、連雨(れんう)はその場に正座した。



泡沫(うたかた)

「いいか、この世にある全ての物には気というものが流れている。忍の扱う忍術とは、その気を使って戦う術のことだ。」


氷雨(ひさめ)

「この世の全てには、気が流れている」


一平(いっぺい)

「気が・・・。」


 その場に重い沈黙が降りる


泡沫(うたかた)

「まったく・・・何言ってるんだか全然分かりません。みたいな顔をしてるんじゃねぇ。一平(いっぺい)氷雨(ひさめ)。ブッ飛ばすぞ。」


 二人は、目をパチクリパチクリさせていたが、泡沫(うたかた)の言葉でハッとする。


一平(いっぺい)

「いやいやいやっ!オイラはちゃんと覚えてたぜ!こいつと違ってぇー!」


 一平は氷雨を横目でみながら言った。それに対し氷雨は、キレる。


氷雨(ひさめ)

「はぁ?お前ぜってぇー。分かって無かっただろう?嘘つくんじゃねぇーよ。この猿が!」


一平(いっぺい)

「はぁー?猿に猿って言われたくねぇーよ!このバカ猿!」


 すると、時雨は二人をなだめるように言う。


時雨(しぐれ)】 

「・・・まぁまぁ。二人ともまずは師匠の話を聞こうよ・・・。って聞いてないな・・・。」


 二人は、時雨のことが見えていないのか、言い争いを続けている。


【時雨】

「・・・やれやれ。ワタシからしたらどっちもサ・・・。」


 二人はくるっと時雨(しぐれ)の方を振り向くと・・・。


氷雨(ひさめ)

時雨(しぐれ)・・・。お前、今なんて言った?」


時雨(しぐれ)

「あ・・・いや・・・。聞こえてたんだね・・・。」


 時雨は手を横にふる。


一平(いっぺい)

「ふふふ。氷雨(ひさめ)、ここは一時休戦だ。分かってるな?」


氷雨(ひさめ)

「あぁ。分かってるぜ」


 二人は、じわりじわりと時雨に近づく。


時雨(しぐれ)

「え!ちょっ、まっ!」


 おらー!!!と、二人は時雨(しぐれ)に飛びついた・・・ところで、泡沫(うたかた)がきついゲンコツを氷雨(ひさめ)一平(いっぺい)の頭に入れた。


     ・・・グハッ・・・


 痛みで悶絶する二人をよそに泡沫(うたかた)は冷めた口調で言う。泡沫(うたかた)は咳払いをすると、言った。


泡沫(うたかた)

「人の話は最後まで聞け。」


 二匹の猿が、はーい。と、苦しそうに返事をすると、ようやく騒ぎが収まった。


泡沫(うたかた)

「忍術には、大きく分けて5つ種類がある。」

気然忍術(きねんにんじゅつ)

精神身体型忍術(せいしんしんたいがたにんじゅつ)

実体化忍術(じったいかにんじゅつ)

気刀忍術(きとうにんじゅつ)

妖忍術(ようにんじゅつ)(妖術(ようじゅつ))


 この5つだ。気然忍術とは自然の中にある、火、水、土、雷、風などの気を使う忍術だ。


 次に精神身体型(せいしんしんたいがた)忍術(にんじゅつ)は、己の中にある気を使う気術だ。身体方面では、体を頑丈にしたり、俊敏にしたり、又、精神面では、相手に自分の気を送って暗示をかけたりすることが出来る。


 実体化(じったいか)忍術(にんじゅつ)も、同じように自分の中に流れている気を使っているが、こんどはその気を具体的な忍具の形にして戦う。


 そして、気刀(きとう)忍術(にんじゅつ)は、もともとある忍具や動物に自分の気を入れて戦う術だ。忍具の切れ味や、防御力が高くなる。

  

 最後に妖忍術(ようにんじゅつ)、別名、妖術(ようじゅつ)だ。これは、ネネやホタルのような巫女しか使えない術で、気で結界をはったりや、予知をしたりすることが出来る。


 大まかに分けるとこの5つになるが、また、これらを組み合わせて使う術もある。」




挿絵(By みてみん)

https://34716.mitemin.net/i538163/

 読んでくださり、ありがとうございました!いつも読んで下さっている全ての皆様に心から、感謝致します!(。-人-。)


 ちょっと長さ的にすごく中途半端なところで、次回に持ち越しになってしまって、ごめんなさい。(*´・∀・)ノ


前日の後書きを読んで下さった方なら、ご存知だと思いますが、このイラストは一年前に描いたものとなります。


 今と絵柄が全然違うというのに加えて、色、うっすいですねぇ笑 絵柄でいうと氷雨は、今描くともう少しカッコいい感じになります笑


 上から、泡沫(うたかた)、泡沫の右下は、氷雨(ひさめ)。左下は時雨(しぐれ)時雨(しぐれ)と氷雨の下が連雨(れんう)連雨(れんう)右下が白雨(はくう)。そして、左下が連雨(れんう)の弟、冷雨(れいう)です。


 41話目【名もない少年】の後書きで、雨の名前が好きなので、私の小説には、雨にちなんだ名前が多くつけられているとお話させていただきましたが、連雨(れんう)の弟の名前は、冷雨(れいう)にしました。あだ名は、(れん)(れい)です。(*´・∀・)ノ


 ちなみに、白雨(はくう)のあだ名は(はく)です。


 


次回の投稿は、来週、土曜日の午前9時です!


お見逃しなく!(。・`з・)ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ