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【時雨の里】  作者: 有馬波瑠海
【第8章】伊賀の国~時雨の隠された力~
39/225

【ー 時雨の隠された力 ー】

【前回のあらすじ】

泡沫(あいつ)はどういう顔をするだろうか・・・。母親同様、大切な弟子が俺たちの目の前で、殺されたと知ったら・・・。そういうと師走は、不適に笑い一平、氷雨、ホタルの三人に刀を振り下ろしたのだった・・・。




こんにちは。有馬波瑠海(ありまはるか)です。(*´-`)


趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)


※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)



今回は、そんな私が書く【時雨の里】その第三十九話目です!(。-人-。)





姉妹作品【闇に沈む侍】(完結)

https://ncode.syosetu.com/n3500gt/


新連載【あやかしの国に渡る少女】連載中

https://ncode.syosetu.com/n6477gu/



Twitter始めました!(*´・∀・)ノ

@xGUlpsT6bU6zwi1   


投稿のご連絡、小説内で扱かったイラストなどをツイートしています!( ・`ω・´)

師走(しわす)の刀は、三人に目掛けて振り下ろされた・・・。しかし、振り下ろされたはず刃は、三人へと届くことはなかった・・・。


カラン・・・カラン・・・カラン・・・ 


折れた金属の刃が、瓦を跳ねる・・・。


 ほんの一瞬の出来事が、永遠のように長く感じられた。それは、確かに人間だった。しかしその青く光る目はまるで、鬼ように鋭く光り、銀色の髪は、まるで獣の毛のように逆立つ。


時雨(しぐれ)

「俺の・・・身内から、離れろ・・・。この薄汚い・・・ゲス野郎が・・・。」


 その少年は、紛れもなく誰もが知る、心優しくいつも笑顔を絶やさないあの時雨(しぐれ)の姿をしていた。

殺されそうになった恐怖よりも、時雨(しぐれ)が助けに来てくれた嬉しさよりも、今目の前にいる時雨(しぐれ)の異変に、三人は心を奪われた・・・。



【ホタル】

「しぐれ・・・さま・・・?」


 氷雨(ひさめ)は、驚きのあまり声も出ない・・・。


一平(いっぺい)

「お、おい・・・。時雨(しぐれ)・・・?」


 しかし、時雨(しぐれ)はそんな三人の様子に全く気づかない様子で、師走(しわす)にまるで獅子のごとく襲いかかる。何が起きたのか、一瞬のうちに師走(しわす)は、数十メートル先まで、吹き飛んでいた。時雨(しぐれ)の手には一本の青い木刀を握るのみ・・・。


一平(いっぺい)

「お、おい・・・あいつ、まさかあの一本の木刀であいつをあそこまで吹き飛ばしたのか?」


 氷雨(ひさめ)は、何も答えない。ホタルは言い知れぬ恐怖に襲われ、ガタガタと体を震わせた。


 師走(しわす)は、数十メートル吹き飛ばされたのち、ムクッと立ち上がると、不適に笑った。


師走(しわす)】 

「やれやれ・・・。化け物が姿を現したか・・・。」


 そう言うと、師走(しわす)(かい)紫雲(しうん)を近くに呼び寄せる。


師走(しわす)】 

「あいつを生け捕りにして、連れて帰るぞ・・・。」


 師走(しわす)の命令で、紫雲(しうん)(かい)は一斉に時雨(しぐれ)へと刀を向けて走り出す・・・。しかし、時雨(しぐれ)は木刀一本で、紫雲(しうん)が放ったクナイを弾き返し、(かい)の体全身を使った渾身の回し蹴りを防いだ。そして、時雨(しぐれ)は二人の腕をつ掴むと思いきり握る。二人は、顔わや歪ませて、悲鳴を上げる。


あああああああああああああああああああ!!


【ホタル】

「し、時雨(しぐれ)様!」


一平(いっぺい)

「あいつ、おの二人の腕をへし折る気だぜ!氷雨(ひさめ)時雨(しぐれ)を止めろ!あいつ、何かがおかしい!おい!」


 しかし、氷雨(ひさめ)時雨(しぐれ)をただ、見つめるばかりで何も動かない。


 昔・・・。時雨(しぐれ)を見た山賊が、時雨(しぐれ)を見て化け物だと言ったことがあった。俺はあの時、確かに見た目は普通の人とは違うと思っていたが、それはあいつの個性で、普通の奴と何ら変わらないとそう思っていた。ましてや、化け物だなんて思ったことなんて一度もなかった・・・。でも、今のあいつはあるで・・・。



    ・・・化け物のようだ・・・



   でも、あいつは・・・俺の・・・


    誰かの声が聞こえる・・・

  その声は、どんどん大きくなっていく。


 ・・・っい・・・おい・・・おい!!!!!!


  一平(いっぺい)が、氷雨(ひさめ)の胸ぐらを掴む。


一平(いっぺい)

「おい!しっかりしろ!てめぇーはあいつの兄貴だろうが!」


 その声で、氷雨(ひさめ)は我に返った。時雨(しぐれ)はまるで獲物を狩る獣のような目をし、うなり声を上ながら、二人の忍びの腕を壊そうとしていた。


【ホタル】

時雨(しぐれ)様!しっかりして!」


 どういうことなのか?ホタルは、理解が追い付かない。あの優しい時雨(しぐれ)がまるで別人・・・。いや、まるで別の生き物のような・・・。一体何があったのか?でも、一つ分かることは時雨(しぐれ)は自分達が殺されそうになっているところを見て、こんな人が変わったようになってしまった。ならば、自分達がなんとしても、時雨(しぐれ)を元に戻さなくてはならない・・・。


【ホタル】

氷雨(ひさめ)様!」


 ホタルは、氷雨(ひさめ)を呼んだ。すると、氷雨(ひさめ)時雨(しぐれ)に体当たりをする。すると時雨(しぐれ)の手は、二人の忍びから離れた。しかし時雨(しぐれ)は、すぐに立ち上がり、師走(しわす)の元へと引いた(かい)紫雲(しうん)、そして師走(しわす)に襲いかかろうとする。しかし、それを時雨(しぐれ)の家族達は許さなかった・・・。


 右腕を掴む、一平(いっぺい)・・・。左腕を握るホタル・・・。そして、後ろから取り押さえる氷雨(ひさめ)・・・。


氷雨(ひさめ)】 

時雨(しぐれ)!いい加減目を覚ましやがれ!」


【ホタル】

時雨(しぐれ)様・・・。私たちはもう、大丈夫だから!だからもう・・・。」


一平(いっぺい)

「お前!ふざけんなよ!お前がこんなんじゃ!誰が、オイラと氷雨(ひさめ)の喧嘩止めるんだよ?立場が違うだろうが!」


  華奢な体からは、想像もつかないような力で3人を時雨(しぐれ)は、引き剥がそうとし、暴れる・・・。しかし、3人は決っして離すことはなかった。すると、時雨(しぐれ)は徐々に抵抗するのをやめた。


時雨(しぐれ)

「テメェー等・・・。俺から離れろ・・・。」


 今の言葉は時雨(しぐれ)から発せられたのだろうか?三人は、一瞬自分達の耳を疑ってしまうような低く、そして、恐ろしい声色で時雨(しぐれ)は言った。


 離れていいものか三人は一瞬迷ったが、ゆっくりと離れるすると、時雨(しぐれ)は、木刀を両手で持ち、柄の先端を思いきり自分の額にぶつけた。額からは、血が流れる・・・。


時雨(しぐれ)

「皆・・・。すまなかった・・・。大丈夫かい?」


 時雨(しぐれ)は、いつもの優しげな光を称えた目でこちらを見てくる。



【ホタル】

時雨(しぐれ)様・・・。元に戻ったのね・・・。」


氷雨(ひさめ)

「一体、何があったんだよ・・・。」


 すると、一匹の蜂が飛んで来るのをホタルは見た。しかし、なぜだろう?その蜂はどこか様子がおかしいように感じた。その蜂は、時雨(しぐれ)の首にまで飛んでいき、止まる。すると、時雨(しぐれ)はそのまま倒れてしまった。


【ホタル】

時雨(しぐれ)様!!!」


 すると、こちらに何かが投げつけられる。辺りは一瞬にして真っ白になり見えなくなる。師走(しわす)達が、こちらに煙玉を投げたのだった。煙が晴れるとそこにいた時雨(しぐれ)の姿も、時雨(しぐれ)を襲った三人の忍びの姿も消えていた。





読んでくださり、ありがとうございました!(*´・∀・)ノ


40話目をかわきりにに、時雨の力の謎がようやく明かされます・・・。


これからも、お付き合いくださいませ!( ・`ω・´)


次回の投稿は、明日の午前9時です!

お見逃しなく!( ・`ω・´)



姉妹作品【闇に沈む侍】(完結)

https://ncode.syosetu.com/n3500gt/


新連載【あやかしの国に渡る少女】連載中

https://ncode.syosetu.com/n6477gu/

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