【布団の中でのコソコソ話・・・。】
【今回のあらすじ】
泡沫と共に任務に行く、時雨を見送るホタルの様子を見かけたネネ。今日は嵐の夜で小屋の話し声は隣の小屋にいる男子には届かない。ネネは、初めてホタルに時雨のことをどう思っているのか聞くのだが・・・。
こんにちは。有馬波瑠海です。(*´-`)
趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)
※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)
今回は、そんな私が書く【時雨の里】その第三十三話目です!(。-人-。)
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【泡沫】
「時雨。仕事だ。明日の明け方明石城に向かう。用意しとけ。」
【時雨】
「・・・はい。」
夜明け・・・。泡沫は、肩に小波をのせて小屋を出ようとする。小屋の入り口で、薪をもったホタルと会った。
【時雨】
「おはよう。ホタル。」
【ホタル】
「おはよう。時雨様。任務、頑張ってね。」
【時雨】
「あぁ・・・ありがとう、ホタル。そうそう、今日は夜嵐が来るみたいだから、夜は小屋から出てはいけないよ。」
【ホタル】
「嵐が・・・?」
【時雨】
「あぁ。森の動物達が騒いでいるんだ。安全な所へ逃げろってね。それじゃあ、皆にもそう伝えておいておくれ・・・」
【ホタル】
「うん。分かったわ。時雨様、小波、いってらっしゃい。」
小波が、カァーと鳴き、時雨はいってきます。と笑顔で言うと泡沫と共に、小屋を去った。ホタルは時雨の後ろ姿をいつまでも見送っていた。
ネネは、そんなホタルの様子を見て、なんと声をかけたら良いのか分からず、今日まできてしまった。
・・・・・・夕方・・・・・・
風がだんだん強くなっていき、ガタガタと小屋を揺らした。夜ご飯を食べた一平、氷雨、ホタル、ネネは、それぞれが思い思いに忍具の手入れをしたり、お風呂に入ったりとしながら、時間をつぶし、いつもよりも早く布団に入った。大月山での小屋は二つあり、炊事を行う少し大き目の小屋と、もう一つ隣に小さな小屋がある。男子は人数が多いため、その炊事を行う小屋の方で眠り、女子は隣の小さい小屋で寝ていた。小屋どおしは近接しており、耳をすませば、隣で何を話しているか分かるくらいだ。そして、大月山の夜はとても静かなため、いつも余計なことは話さないように各々は気をつけていた。しかし、今日は嵐で外は風の音がうるさくて、声が隣の小屋にまで届くことはないだろう。布団の中に入ったネネは、隣で寝ているホタルに声をかける。
【ネネ】
「・・・ホタルちゃん、アタシ、これ聞いて良いのか、分からなくて今まで聞いて来なかったんだけど・・・。」
【ホタル】
「うん?なぁに?」
【ネネ】
「ホタルちゃんってさ・・・時雨様のこと、どう思ってるの・・・?」
【ホタル】
「・・・えっ!?」
ホタルは、ひどく驚いたようだった。ネネはホタルから何?言ってるの~?と笑いながら問いかけて来るのを予想していたが、ホタルはその後、暫く黙りこんでしまう。二人の間に沈黙が訪れる・・・。ネネ慌ててその場を繕おうとして言った。
【ネネ】
「あっ、いや、えーとね。なんて言うかその・・・。氷雨様よりも、時雨様の方がしっかりしてて、優しいっていうかその・・・ね!・・・えへへ」
【ホタル】
「・・・。何言ってるの?ネネちゃん。私は、氷雨様の許嫁よ。」
ホタルは、予想していたよりも穏やかな口調で言い、暗くて分からないがどこか優しげに笑ってるように思えた。
【ネネ】
「そ、そうだよね・・・。アタシったら何言ってるのかな。アハハハ・・・」
【ホタル】
「・・・うん。私は、氷雨様の許嫁。だから、時雨様は私にとって、ただの幼なじみ・・・よ・・・。」
ホタルの声音が一瞬、ほんの一瞬、悲しげに聞こえる。
【ネネ】
「ホタルちゃん・・・?」
【ホタル】
「ネネちゃんは、一平様のこと・・・好き?」
ホタルは明るい口調で聞いてきた。
【ネネ】
「え?そりゃあ、もちろん・・・。大好き・・・」
ネネは、余計なことをホタルに聞いてしまったと思った。そのため、ホタルの質問に何事なかったかのように、答えようとしたのだが、言葉尻で不安そうな声になってしまった・・・。
・・・・・・大好き・・・・・・・・・
この言葉を口に出したネネは、自分の一平に対する気持ちを改めて自覚する。しかし、それと同時にあの時の記憶がよみがえってきてしまう。自分のせいで死んでしまった一平の姉、雨花、そして兄の夜雨。あの二人だってたった一人の弟の一平のことん可愛がっていた。一平だって、世界で一人だけの兄と姉のことをが大好きだった。それにも関わらず自分はそれを壊してしまった。そんな自分が、果たして彼のことを大好きなどと言って良いのだろうか・・・?
【ホタル】
「ネネちゃん・・・?」
ホタルは心配そうに聞いてきた。
【ネネ】
「え?あぁ・・・そ、そりゃあ、アタシは一平様の許嫁なんだから、嫌いなわけないじゃない・・・」
彼を好きになれば、なるほど自分のことが嫌いになる。この気持ちをどうしたらいいのだろう?
誰にも言えないこの気持ちをどこにしまえばいいのだろう?
【ホタル】
「ネネちゃん・・・。」
【ネネ】
「え?何、ホタルちゃん・・・。」
【ホタル】
「何か、辛いことでも・・・あったの?」
【ネネ】
「えぇ・・・・・・!?!?!?!?」
ホタルは、心配そうな口調で聞いてくる。ホタルの確信をつくような問いかけにネネは、涙が出てきてしまった。
【ネネ】
「あれ・・・。おかしいな・・・。うぅ・・・。うぅ・・・。ごめんね。アタシ、ちょっと今日疲れちゃってるみたい・・・。」
ホタルは、そっか・・・。と一言だけつぶやくと、その後は何も言わずネネが泣き止むまで、ネネの背中を布団の上から、ポンッポンッと、まるで赤子をあやすように優しくたたき続ける。どれくらい泣き続けたのだろうか、ネネは息を整えてホタルに言った。
【ネネ】
「・・・ありがとう。ホタルちゃん・・・。」
ホタルは、ポンッポンッとし続けた手をゆっくり止めた。
【ホタル】
「・・・いいの。だって私たち、友達じゃない・・・。」
ホタルは、ネネになぜ泣いたのかと聞くことは無かった。ネネは、ホタルのその態度がとても、嬉しかった。今は正直、ホタルにすらすらとあのことを話せるほど、自分はまだ強くないと分かっていたから・・・。だから、今、自分がホタルに言えることはたった一言。
【ネネ】
「・・・ホタルちゃんが、アタシの友達で本当に良かった・・・。おやすみなさい。」
【ホタル】
「・・・おやすみなさい。明日は、久しぶりに一緒に温泉にでも行きましょう?」
ホタルはいつもと変わらない様子で言った。
【ネネ】
「・・・うん。」
夜は深まり、二人は、眠りについたのだった。
修学旅行とかで、夜遅くまで友達と話してて先生に怒られるのは、定番ですよね!そんなことが案外大人になってから、良い思い出になったり?とかするのかな?ちなみに私は、疲れてすぐに寝てしまうタイプでしたので、あまり経験がありませんが・・・。(^-^;
先生も大変だなぁ~と思った記憶がございます。(^-^;
ネネの雨花と夜雨の件に関しましては、【ネネの記憶 前編】と【ネネの記憶 後編】で明らかになっていますので、どういうことだろう?と思われた方いらっしゃいましたら、是非、ご覧くださいませ!(*´-`)
【ネネの記憶 前編】(第26話)
https://ncode.syosetu.com/n5101gr/26/
読んでくださり、ありがとうございました!
次回もまた、お楽しみに!(*´-`)
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