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【時雨の里】  作者: 有馬波瑠海
【第七章】五人の忍と大月山
28/225

【足りないモノ】

【前今回のあらすじ】

試験当日・・・。この試験に受かれば晴れて忍術を教えてもらえることとなった時雨達は、試験に挑むのだが・・・。


こんにちは。有馬波瑠海(ありまはるか)です。

(*´-`)



趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)



※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)



今回は、そんな私が書く【時雨の里】その第二十八話目です!(。-人-。)



姉妹作品【闇に沈む侍】連載開始!もし、よろしければ、こちらも合わせてご覧ください!



【闇に沈む侍】

https://ncode.syosetu.com/n3500gt/

泡沫(うたかた)

「これから、試験を始める。喜べ。この試験を合格すれば、晴れて忍術を教えてやる。試験を始めるにあたって、それぞれなぜ、忍びなろうと思うのか・・・答えてもらおう。」


 時雨(しぐれ)泡沫(うたかた)を真っ直ぐに見つめる。出会ったばかりの師泡沫(うたかた)は、基本的にいつもどこか冷たい目をしていた。しかし、泡沫(うたかた)と正月に海に初日の出を見に行ってからは、ほんの少しだけ、優しい目をするようになったなと最近思っていた。しかし、今日の泡沫(うたかた)の目はそんなことを思ったのが幻であったかのような出会った当時と同じ、冷たい目をしていた。泡沫(うたかた)の目を見て、少なからず時雨(しぐれ)達は体の内側に冷たい何かが流れるような感覚に襲われる。それは、初めて感じる泡沫(うたかた)への恐怖のような感情であった。そんな中、氷雨(ひさめ)は勇気を出して泡沫(うたかた)に言う。


氷雨(ひさめ)

「オレは、太古から東の村と清流の村を守ってくれていた天泣様の力が弱った今、東の村と長となるオレがこの東の里を守る。そのために、オレは忍びになりたい。」


一平(いっぺい)

「同じく、東の長として、今後いつ大国から攻められるかも、分からないねぇー。そん時のために、まずオイラが誰よりも強くなるんだ。」


【ネネ】

「ア、アタシは、将来、東の里を守る一平(いっぺい)様の力になるために・・・。」


【ホタル】

「わ、私は、時雨(しぐれ)様と、氷雨(ひさめ)様のために・・・。」


 前日までに考えていた言葉がすらすらと出て来ない。各々の声は、言葉が最後になるに連れて小さくなっていってしまう。そんな中、いつもと変わらない、人の良さそうな優しげな笑顔を浮かべ、又、いつもと同じ口調で時雨(しぐれ)は言う。



時雨(しぐれ)

「ワタシは、皆が安心して暮らせるように、、、。里の家族がずっと、ずっと、幸せで暮らせるように・・・。そのためにワタシは忍びになります。」


 泡沫(うたかた)は、5人全員を一瞥(いちべつ)すると、一つ、大きく息を吸い込んだ。


泡沫(うたかた)

「・・・なるほど、お前達の言い分は分かった。試験の内容は簡単。この木に的がついているだろう?この的にクナイでも、手裏剣でもなんでも良い。忍びが使う武器を何かしら一つ、当てられたら合格とする。俺は、お前達にこの的に攻撃させないように邪魔をするから、俺の邪魔をかわして的に一発ぶちこめ。ちなみに、出来なかったヤツは、ここで山を降りてもらうから、そのつもりでいろ。」


泡沫(うたかた)の言葉に5人の面持ちが厳しくなる。


泡沫(うたかた)

「制限時間は、明日の日の出まで。俺が邪魔なら、殺しても良いぞ?オレを村に攻めて来た敵だと思って殺す気で来い。武器や、罠なんでも使っていい。」


 泡沫(うたかた)が、持っていた小石を頭上に投げる。小石は僅かな風邪を受け、地面へと落ちた。その瞬間、5人は一斉に泡沫(うたかた)に飛びかかった。考えることは同じ。泡沫(うたかた)の動きをふさいだのち、(まと)にクナイを当てる。しかし、次の瞬間眼前にあったはずの泡沫(うたかた)の姿は消え、目の前には木々の間から除く空が広がっていた。一体何が?全員がそう思った。それぞれが一斉に飛びかかったその一瞬の間に地面へと叩き落とされたのだと、各々が理解し、我に返ると、体を起こす。すると、涼しい顔で見下ろしてくる泡沫(うたかた)を目で捕らえた。


泡沫(うたかた)

「そんなんで、俺から物を、奪えると思ってんのか?俺は、お前達と同じ歳くらいの時には、既に、甲賀の七忍州の一人に選ばれていた。死ぬ気でかかって来なければ、俺に傷一つつけられないぜ。」


 泡沫(うたかた)は、今までにない気迫を感じさせる鋭い口調で言った。その口調に、その場にいた全員が体を一瞬強ばらせる。


時雨(しぐれ)

「・・・ワタシ達は、今年で13才。13才で、上忍でしかも甲賀の7つある起動部隊の隊長に選ばれてたなんて、、、。でも、だからって、試験を合格するの諦める理由にはなりませんよ。」


 そう言うと時雨(しぐれ)は、決死の覚悟で泡沫(うたかた)に飛びかかたのだった。

 


 ・・・・・・朝日が大月山を照らしていく。その大月山に息を切らして倒れこむ少年少女が5人。あっという間に試験は終わった。涼しい顔をして立つ泡沫(うたかた)とはうってかわって、5人は地面に倒れたまま疲労で起き上がることが出来ない。的は試験が始まった時のキレイな状態のままで木から下げられている。


氷雨(ひさめ)

「くっそ、、、、。まったく歯が立たない。」


【ネネ】

「力の差が、、、あり過ぎる。」


時雨(しぐれ)

「くっ、、、。体が動かない、、、。」

 時雨(しぐれ)は、体に力を入れて起き上がろうとするが、体の節々が痛み、顔を上げることもできない。



泡沫(うたかた)

「・・・言ったはずだぞ。俺を殺す気で来いと。死ぬ気でかかって来なきゃ傷一つつけられないと、、、。全員失格だ。本当なら、とっとと山を降りろと言いたいところだが、よく聞け。お前達は、忍びとして圧倒的に足りていないモノがある。これから、お前達に何が足りないか、それを見に行くとしよう。」


 泡沫(うたかた)は、淡々とした口調で言った・・・。


時雨(しぐれ)

「・・・ワタシ達に足りないモノを見に行く?」


泡沫(うたかた)

「そうだ。」


六月の暖かくもどこか冷たい雨が、その場に振りだした。

試験って、本当に大変ですよね汗


 試験の日までに、参考書やら教科書やらたくさん使って勉強しても、当日ド忘れてしてしまったり、解答欄間違えたり(^-^;汗


それでも、大人になってみると、そんなこともあったっけとなんだか懐かしく思うものなんだから、不思議ですね・・・。


読んでくださり、ありがとうございました。

次回も、お楽しみに!(*´-`)

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