【泡沫の父親】
お久しぶりですっ!
今回めでたく、第100話目を投稿させて頂きました!
そして、第100話目にして泡沫の父親が判明致しますっ!ご期待ください!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
あの日以降・・・。泡沫は、笑わなくなった・・・。鵜飼はそう言った。
氷雨は、自分が知っている泡沫は、ほんの一部部分にしか過ぎないとということを知った。きっと、他にも知らないことは沢山あるのだろう・・・。
【氷雨】
「師匠に、そんな過去があったなんて知らなかった・・・。師匠は、ずっと一人でそんな重い過去を背負ってたんだな・・・。」
落ち込む氷雨に鵜飼は、淡々(たんたん)と言った。
【鵜飼】
「忍びになれば、誰しも重い過去や、宿命、運命と向き合って生きていかなくてはならない。・・・忍びとはそういうものだ・・・。小僧・・・名前は?」
氷雨は、ビクッとし、そして答える。
【氷雨】
「あ、東氷雨。」
氷雨か・・・。鵜飼は、小さく呟くと洞窟の外へと出ていく・・・。氷雨は、慌てて声をかけようとした。すると、鵜飼は振り向いてこう告げる。
【鵜飼】
「まぁ・・・。俺のバカ弟子の弟子がどんなもんか、とりあえずは見せてもらおうかな・・・。ついて来い・・・。」
氷雨は、慌てて鵜飼について行く・・・。すると空蝉が鵜飼に言う。
【空蝉】
「鵜飼・・・。」
空蝉が鵜飼を引き留める。鵜飼は振り向くとなんだ?と聞いた。
【空蝉】
「・・・そいつは、酔拳を使うぞ・・・。」
空蝉は、ニヤっと笑った・・・。鵜飼は、ほぅーと珍しそうに声を漏らし、それは楽しみだと呟いた・・・。
【氷雨】
「す、酔拳・・・?」
氷雨は、不思議そうな顔をした・・・。しかし、鵜飼はそんなこと気にする様子なく、洞窟を出ていく。
【氷雨】
「あ!ちょ、待った!」
氷雨も慌ててその跡を追ったのだった・・・。氷雨が連れて行かれたのは、山の中だった。
【鵜飼】
「氷雨、お前、狐火の術はできるか?」
【氷雨】
「お、おう・・・。師匠に一応、習った。」
なら、やってみろと鵜飼は言った。氷雨は不思議に思いながらも印を結んだ。
【氷雨】
「狐火の術!」
氷雨は、印を結ぶ・・・。すると黒い火の玉が、ポンポンッと二つ出た・・・。それを見た鵜飼は、眉をしかめた。
【鵜飼】
「・・・。氷雨、泡沫に何か言われてるか・・・?」
【氷雨】
「え?別に・・・。」
氷雨は不思議そうな、顔をして言った・・・。
【鵜飼】
「そうか。ちなみにあいつの今の弟子はお前だけか・・・?」
【氷雨】
「いや。双子の弟の時雨と、従兄弟の一平と、後俺の許嫁のホタルと、従兄弟の許嫁のネネで、五人・・・。」
【鵜飼】
「ほう・・・。ちなみにその4人の狐火の色はなんだった・・・?」
【鵜飼】
「えぇーと。ホタルとネネがの二人は紅桔梗色。それで、一平は黄色で、時雨は青・・・だったな・・・。ちなみに師匠は赤だったっけ・・・。」
【鵜飼】
「特殊型を除いて、型は火、水、氷、雷、土、風、妖の七つ。狐火の術は、そのものの気然忍術の適性を示す術だ・・・。火ならば、赤。水なら青。氷なら浅葱。雷なら黄。土なら、橙。風ならば若竹。妖なら紅桔梗色だ・・・。」
【氷雨】
「え?じゃあ黒は・・・?」
鵜飼は、氷雨の肩にポンッと手を置く・・・。
【鵜飼】
「適正なし・・・。お前は気然忍術系は全くダメだな・・・。」
【氷雨】
「ええぇぇええぇぇえぇぇえええええええええ!!!」
氷雨は、大声を上げた。鵜飼は氷雨のあまりの声のデカさに耳を塞いだ。
【氷雨】
「嘘だろう?じゃあ俺は、伊賀の海とかいう奴みたいに霧を出したり、師匠みたいに刀に火を宿らせたりする術はいっさい使えないってことかぁ・・・?」
氷雨は声を裏返しながら言った。
【鵜飼】
「まぁ・・・そういうことになるなぁ・・・。だが、黒い狐火を出す奴は、死神と契約かできるなんて話もあるぞ・・・?」
【氷雨】
「死神と契約・・・?本当かそれ?」
【鵜飼】
「ん、まぁ多分、この話は黒い狐火火が出ちゃった奴が、少しでも落ち込まないように作った作り話だな・・・。でも、まぁ作り話って証拠も、本当の話って証拠もないな。」
【氷雨】
「あてにならない話ってことか・・・。」
氷雨は、下を向いて黙りこんでしまった。
【鵜飼】
「まぁ、そんなに気を落とすな。俺の狐火を、見せてやろう・・・。」
鵜飼は、印を結ぶと、ポンッポンッと赤い狐火が出た・・・。
【氷雨】
「赤い狐火・・・?ってことは、火の、気然忍術の適正があるのか・・・。」
【鵜飼】
「あぁ・・・。だが、俺は火遁は使わない・・・。」
鵜飼がそう言うと、氷雨は不思議そうに聞いた。
【氷雨】
「え?なんで?せっかく適正があるのに・・・。」
すると鵜飼は何やら考える素振りをして言った。
【鵜飼】
「俺よりも、スゲー火遁使いがいるからだな・・・。どんなに努力しても、俺はそいつに敵わないと悟った。だから、俺は火遁を使わない・・・。」
【氷雨】
「それって、一体、誰なんだ・・・?」
【鵜飼】
「そいつの名は、猿飛佐介。お前の師、夕暮泡沫の親父だ・・・。」




