【毒と夢】
こんにちは。有馬波瑠海です。
昨年は、大変お世話になりました!今年もよろしくお願い致します。(。-人-。)
初めての小説投稿、初めての連載です。(*´-`)
趣味での投稿になりますので、のんびりと書きたい時に、書きたい物語を書いていくと思いますので、途中で、あれ?どうしてこんな展開になっちゃうったの?(#・∀・)ついていけないよー?(/_;)/~~ということも出てきてしまうと思いますが、素人が書いた絵日記の延長線だと思って暖かく見守っていただけたら、幸いです。(*´-`)
※イラストは、ある時とない時がございます。あらかじめご了承ください。→あれ?もはや絵日記ですらない?(((((((・・;)
今回は、そんな私が書く【時雨の里】その第十話目です、、、。
自分は斬られたはずだ。時雨はそう思った。しかし、斬られたはずの自身体は、毒のせいであろう気だるさがあるだけで痛みは全く無かった。代わりにドスンと大きな何かが倒れる音がした。
【???】
「やれやれ、お前、どうしたの?」
時雨はゆっくり目を開ける。
【一平】
「バーカ!こんなやつに何、ビビってんだよ?いつものお前なら、こんなやつ片手で倒してるだろう?」
【時雨】
「一平?なんで・・・ここに?」
見ると、木刀を持った一平が伸びて泡を吹いている山賊の腹の上にひょいっと乗っかている。そこへ、誰かが走って来る。
【氷雨】
「ホタル、時雨!大丈夫か!?」
【小波】
「カァー!!!」
カラスの鳴く声がする。あぁ、そうか。助かったんだとそう思った。もう、危険はない。誰も死なない。そう思った途端、時雨の意識は再び真っ暗な闇の中に吸い込まれていってしまった。
【一平】
「お、おい!時雨?どうした!」
【ホタル】
「時雨様!」
【氷雨】
「しっかりしろ!時雨!しっかりするんだ。」
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・・・・・夢を見た。不思議な夢。シャリン・・・、シャリン・・・シャリン・・・、シャリン・・・、錫杖をつく音。真っ白な白い着物をまとった若い男が真っ暗な森の中をゆっくりと歩いている。その男が歩く度に真っ白な白の着物が美しく舞う・・・不思議な夢だ。
ここは、ホタルの家の一間。
【ホタル】
「ボタンおばあ様。あるだけの解毒薬を持って参りました。」
【ボタン】
「どれどれ、診てみよう。」
ボタンは、布団に寝かした時雨の容態を確認する。
【ボタン】
「こ、これは!ホタル時雨は体調のことをなんて言っていた?」
【ホタル】
「は、はい・・・。めまいと吐き気それと、震えが止まらないと・・・それに、熱まであるようで・・・。」
【ボタン】
「残念じゃが、ここにある解毒剤はどれも時雨には効かぬ。」
【ホタル】
「そ、そんな・・・!うぅ、時雨さまー!!!!!死んではダメ!いやーーーーー!さ!あぁーーーーーー!うぅ。」
ホタルは時雨の布団に顔をうずめて泣く。
【氷雨】
「バカ!オレを置いていくなんて・・・、!バカ!!!時雨のばか野郎!オレを助けるんじゃなかったのかよ!ふざけんな!お前なんて、一生許さないからな!うぅ・・・くっ・・・。」
氷雨もまた、自分の服の袖に顔を埋める。そんな中、単調な口調でホタル祖母、ボタンは言う。
【ボタン】
「そう。どの解毒剤も時雨には効かぬ・・・。なぜなら・・・。」
【ホタル】
「うぅ・・・なぜ・・・ヒック、、なら?」
【氷雨】
「・・・、くっ・・・なぜ、、なら?」
【ボタン】
「時雨は、毒におかされてなどおらぬ。ただの風邪じゃ。」
えっ!?!????!?!?!!?
あまりの衝撃発言に一瞬その場の時が止まる。
【ホタル】
「ででででも!時雨様は毒矢に刺されたんじゃ!?だって、傷口だって紫色に変色して・・・。」
【ボタン】
「これは、ただの青あざじゃ矢が刺さった衝撃で内出血したのじゃろう。じゃあ・・・めまいに吐き気、震えなんてのは、典型的な風邪の症状じゃ。二、三日も寝ていれば治るじゃろう。」
【ボタン】
「お菊、風邪薬を持ってきてくれんかのう?」
【菊】
「はい。かしこました。」
ボタンは、雪嶺家に仕える女中、花園菊に風邪薬を持って来るように言う。
【時雨】
「・・・兄上・・・。また泣いてるのか?昨日、泣かないって誓ったばかりだろう?・・・それじゃあ・・・三日坊主にもならないよ?」
目を覚ました時雨が氷雨を見て疲れた笑を浮かべながら言う。
【氷雨】
「こ、これは、涙なんかじゃねぇーよ!お前運んでくる時に、天泣様が、雨を降らせて、そ、その雨が目に入って流れてるだけだ・・・。」
氷雨はゴシゴシと、目擦ったのだった。
【時雨】
「全く、兄上は、しょうがないな・・・。本当に・・・。」
熱にうなされて、時雨はふたたび目を閉じた・・・。
どれくらい時間が経っただろうか・・・。近くで鳥の鳴き声が聞こえる。そしてその鳴き声は、だんだんと大きくなっていく、そして・・・
【時雨】
「う、うるさいっ!」
時雨は、目を開ける。すると顔の横、耳元で小波がカァーカァー鳴きながら跳び跳ねていた。
【時雨】
「・・・小波?」
意識ははっきりしてきたもののまだまだ起き上がろうと思えるほど、体は元気ではなくただただ、気だるく重い体に戸惑う。しかし、ふと、自分の横を見ると体が重いのは自分の体調のせいだけではなかったことに気づく。
近くで鳥の鳴き声が聞こえる。そしてその鳴き声は、だんだんと大きくなっていく、そして・・・
【時雨】
「うるさい!」
時雨は、目を開ける。すると顔の横、耳元で小波がカァーカァー鳴きながら跳び跳ねていた。
【時雨】
「・・・小波?」
意識ははっきりしてきたもののまだまだ起き上がろうと思えるほど、体は元気ではなくただただ、気だるく重い体に戸惑う。しかし、ふと、自分の横を見ると体が重いのは自分の体調のせいだけではなかったことに気づく。
【時雨】
「二人とも・・・。」
氷雨とホタルは自分の傍らで寝息を立てて眠っていた。
【小波】
「カァーカァー!」
【時雨】
「・・・そうか。ワタシは皆にたくさん心配をかけてしまったんだね。小波、お前にも手間をかけさせたな。」
【小波】
「カァー!」
【時雨】
「・・・ありがとう。・・・。二人とも、、。ありがとう。だけど・・・。お、重い・・・。」
時雨がもそもそ布団から起き上がろうとする気配を感じて氷雨とホタルは目を覚ます。
【氷雨】
「時雨・・・。」
【時雨】
「おはよう・・・。兄上。」
【ホタル】
「時雨様・・・。」
【氷雨】
「時雨・・・。」
【時雨】
「なんだい?兄上。」
【氷雨】
「時雨・・・。」
【時雨】
「だから、なんだい?兄上。」
すると氷雨は下を向いてプルプルと肩を揺らす。そして、
【氷雨】
「テメェーコノヤロウ!何、くたばりかけてんだよ!それでも、オレの弟かよ!?くそっ。お前は貧弱すぎるんだ。オレが鍛え直してやる!ほら、立て!外に出るんだ!」
そう言うと、氷雨は時雨の布団を剥がそうとする。
【時雨】
「ちょっ!兄上!無理を言わないでくれ。ワタシは
病み上がりなんだ・・・。体もまだダルいし・・・。
【氷雨】
「そんなこと、知ったことか!」
氷雨は、なおも時雨の布団を強引に剥ぎ取ろうとする。
【時雨】
「だから・・・ワタシは病み上がりだと言っているんだよ!」
そう言うと、時雨は自分の枕を氷雨にめがけて投げつける。
【氷雨】
「ぐはっ!!!!」
その枕は真っ直ぐに氷雨の顔面に直撃し、氷雨はそのまま後ろにひっくり返る。
【ホタル】
「おぉー!すごーい!」
【時雨】
「まったく・・・。もう。少しは休ませてくれ。」
しかし、氷雨はそんな時雨の言葉など全く聞かずムクッと起き上がる。
【氷雨】
「・・・、ふふふふ。兄に向かって枕を投げつけるとは・・・。100年早いわ!」
そう言うと氷雨は、時雨に飛びかかり、そして時雨がそれに応戦する。そんな二人のじゃれあいをホタルはほほえましく思ったのだった。
・・・・・・そして、その夜・・・・・・、
【氷雨】
「なんで、こうなるんだよ!ぅ、う"ぉえーーー。」
氷雨は近くのタライにお腹の中の物を戻す。
【ホタル】
「あ、頭が痛いわ・・・。」
【時雨】
「ふ、二人ともごめんね。ワタシの風邪が、移っちゃったね。」
時雨は、二人の頭に水で濡らしたタオルを置きながら言う。
【氷雨】
「良いんだ・・・。お前が、元気になったんだったら・・・、。う"ぉーえーーー!」
【ホタル】
「はい・・・。すぐに治るから。気にしないで。」
【時雨】
「二人とも、ありがとう。」
【氷雨】
「これじゃあ、どっちが看病してたんだが、分からないな。ゲロゲロゲロゲロゲロゲロ・・・・」
【時雨】
「兄上なんだか、死にかけたカエルみたいだ。」
【氷雨】
「お、お前・・・。体調の悪い兄にな・・・なんてこと言うんだ。ゲプッ・・・。」
【時雨】
「あ、ごめん。」
そう言うとホタルは笑った。ホタルが笑うのを見て、時雨、氷雨も笑う。カラスは三人幸せそうに鳴く。時雨は思った。これからもずっと三人でずっと過ごしていきたいと・・・。
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読んでいただき、誠にありがとうこざいました!
(。-人-。)
第一話目で、時雨は病弱そうな見た目をしていると書きましたが、実は五人の中で一番、体が弱いので、しょっちゅう風邪をひいています。汗汗
風邪は万病の元と言いますが、この季節ですし、このご時世なので、健康には十分注意していきたいものです。(。-人-。)




