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文章で気持ちを伝えあうことってできるのだろうか?

作者: 月澄狸

 言葉を交わすことは人と人が理解し合うための行為だと思っていましたが、実際には相容れない者同士のただの言い合いも多いように見え……。

「文章力って何? コミュニケーションって何?」というモヤモヤした気持ちをこのエッセイにぶつけました。


 そのため読んだ方を不快にさせる可能性があります。


 全体的にあやふやで何のことを指しているか分からないような書き方になっているのは危機回避のためですが、誤解を生むかもしれません。すみません。

 人類は言葉を得たことで分かり合えるようになったんでしょうか。相手の気持ちが分かりづらくなったんでしょうか。

 大変不謹慎な言い方ですが、「何がなんでも多くの命を救いたい!」というような緊迫した事態がある方が人は一致団結し、輝き、同じ目的に向かって励まし合えるのかもしれません。


 形だけ平和になったらどうなるんでしょうか。果てしない意見のぶつかり合いが始まるかもしれません。

 システムとルールが複雑化し、それに適応できない方が多くなり、ルールをどうすべきとか適応できない人に対しどうするべきとか、言い合いのタネが増える一方でしょうか。


 言い合いというと

「おいコラてめぇ!」

「は? なんだとゴルァ!」

 といった程度の低いものが思い浮かびますが、正直多くの言葉を使いこなせるようになっても、文章力が高くなっても、あんまり内容と結論が向上しているように見えません。


 人間は自然の一部、動物の一種だという実感がない人が多いかもしれませんが、人は一般的な動物と同じく魚や動物、植物などの自然的なものから力を得ますよね。

 そこで得た力を使ってこんなことしていていいんですかねぇ、という話です。もちろん自分も含めて。


 意見や価値観の相違はある程度仕方がないと思うんですが……。

 人間社会にとっての平和とは結局どこなんでしょうか。最終的にどこへ落ち着くんでしょうか。なんだか永遠に水掛け論が続きそうな気がします。


 努力派を否定してどうすんだって気もしますけどね。方向性が違うとかどうとか人のことを言うんだったら自分が動けばいい。できないのに偉そうなことを言う権利はないですけど。


 私にとっての「平和」のイメージは、医療が発達するとか全員が経済的に豊かになるとかではなく……「欠点を指摘し合うより長所を認め伸ばし合う状態」です。

 短所にばっかり焦点を当てていたら先に進む気がしません。短所・欠点は誰にでもありますしそれが前提です。

 まぁ、欠点を指摘された側がそれを自覚・改善し、その考えが子孫に受け継がれていくのならそれも良いかもしれませんが……。

 正直改善したと見せかけてややこしくなったり不要な思い込みが増えたり、論点が右から左へ移るだけでキリがないんじゃないかと思うことも多々あります。


 そもそも本当の「欠点」を見抜き、的確な指摘をできる人などいるのでしょうかね。人間である限りどこかズレているはずだと思われます。

 世界地図でも、日本を中心に置けば遠くの国の形がズレるんですよね。

 人間も、「自分」を主観として置けば、必ずどこかがズレてくると思うんです。別の立場や考え方の人の気持ちが分からなくて、こちらが正しいと思いこんだり。


 そんなわけで私は仲良しこよしな状態を望みます。それで十分です。刺激? 要りません。

「欠点があったら指摘してあげよう」という考えでは欠点ばかり目に付きますし、指摘したことにより傷口を広げ化膿させるだけかもしれません。

 指摘ばっかりして「文章力」を高めていったらストレートな誉め言葉を忘れそうです。文章力が高くなれば思いが伝わるとは感じません。

 拙くても、言いたいことや「心」をしっかり持っていれば、通じる人には通じるはずです。

 犬や猫だって多くの人の心を掴みますしね。言葉にばっかりこだわっていたら最終的に取り残されるかもしれません。


 何言ったって通じない相手には通じませんが、それは文章能力云々のものじゃないと思います。


「人のこと悪く言うんじゃない」みたいな主張をしつつ自分は挑発的な投稿ばかりしていますが……。そこは自覚しております。

 所詮矛盾を抱えた偽善者の言うことですし、適当に流しておいてください(防衛線)。……卑怯で結構。


 このような切磋琢磨の場って優しい人の肌には合わないかもしれませんね。私のようなメンタルの弱い人間にも。ギラギラしていて気が立っ……口が立……いや、向上心の高い方がウヨウヨいらっしゃいますし。

 カルチャーショック的なものを受けて逃げた方もいっぱいおられるんじゃないでしょうか。私も何か起こったら逃げます。逃げるって表現は失礼かもしれませんが、結局逃げるが勝ちなんですよ。


 別に「なろう」に限ったことじゃないですが、「この人優しそうだから今のは傷ついたんじゃないだろうか」というようなシーンはいっぱい見ますね。傷付く方が悪い、みたいな風潮すらありますし。


 猛獣や流行り病の脅威にも晒されていないというのに、なんでこんなに生き辛いんですかね~。面倒なことです。

 やっぱり人間ってのは基本的に警戒心が強くて気性が荒いんでしょうね。実際のところどうかは知りませんが、人間より同種に対しての愛情が深そうな動物はいっぱいいますし。


 それにハムスターもインコも猫も偉いですね。彼らにとっては最初から人間がいる世界なので、人間と仲良くなれるのもある程度当たり前なのかもしれませんが……。


 もしも人間の前に自分の体長の何十倍もあるような巨人が現れたら、仲良くできるでしょうか。

 私はスズメバチすら怖いので無理です。他の方も無理なんじゃないでしょうか。安全性がどうとか言って相手を信頼しなさそうです。っていうかその前に戦おうとしますかね。


 人間は基本的に同種に対しても他種に対しても、とにかく相手を信頼しない生き物なんじゃないでしょうか。

 ……例外はいっぱいいますけど。でも多分臆病です。クマに対してもサルに対しても人間に対しても、まず危険性を考えますし。


 だから、優しい方に言いたいです。

「染まらないでください」


 ボギャブラリーが豊富な人が愛情深いとは限らないです。なんか一見すごそうに見えますけど、その言い分がどのような「気持ち」からきているか見極めた方が良いっぽいです。

 ややこしくて複雑で経験豊かなのが賢人というわけでもないです、きっと。なんか色んな例えとかステータスとか持ち出してくるかもしれないけど、そこでコンプレックスを感じたり動揺したりしちゃいけないんです、多分。

 相容れないタイプの方と衝突したら、堂々と胸を張り、姿勢を正し、毅然とした態度で……

 逃げましょう。


 って偏見甚だしいですね。こりゃ流石に怒られるか。


 大切なことは「能力」より主張の内容に愛があるかどうかってことだと思います。

 相性とか好みの問題もありますしね。文章力だけがすべてじゃないはず、知識の正確性とか文章構成とか形式にのみ重点を置いていたら見失うんじゃない? って話です。


「お前なんか文章力無い上に性格悪いじゃん」って言われたら返す言葉がないですけど。


 ネット上の他のエリアでは、割とテキトーな文でも会話が成立したし、文章能力だの構成だの考えたこともなかったんですけどね。

 コミュニケーションはフィーリング。自由で気楽で仲良くなれて、楽しかったです。


「なろう」はやっぱり違いますね。

 システムとしては有難いし、文章を好きなだけ書けて、しかもそれを読んでいただけるなんて幸せなことですが……

 交流がしたいという方にはやや不向きかも。

 いや、無責任なことばかり言うもんじゃないですね。


 文章の世界は奥が深いです。ちょっと深みに酔い始めましたが、文章だからこそ通じやすいアピール方法とかもあるはずなので、ぼちぼち探ってみようと思います。

 荒ぶれた内容になってしまい申し訳ありません。ここまでお読みいただきありがとうございました。


「なろう」の(一部の方による)「どんどん批判し合うべき」という空気への批判が含まれておりますが、批判し合いたい方もいるのでそこは自由だと思っています。否定するつもりはありません。


「なろう」への批判が入っていますが、ここで投稿することが好きだし(初心者ですが)、投稿できることに感謝しています。不満ばかり言うなら自分が去るべきですね。以後気を付けます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] たぶん正解なところ
[良い点] こういう哲学的な話ちゅき [気になる点] 個人的には妥協点を探る事が重要な事なのかなと思います。 気持ち、つまり意思や心、感情を伝えあって、それをお互いに完全に理解する事は事実上不可能です…
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