プロローグ
私は嘘でできている。私の名前さえも、嘘なのだ。
幸福は嘘でできている。
「何度言ったか分からないだろう、ご飯食べる時にそんな嫌な顔するなよ!」
私は何も言わなかった。
「黙ってるの?」
また沈黙が続いた。
「部屋に戻りなさい」母の命令にほっとし、私は自分の部屋に戻った。父の怒号は止まらなかったが、私は無視した。片耳から入ってもう片方の耳から出て行く、典型的な聞き流し方だった。物心ついた頃から、父は私に優しい目を向けたことが一度もない。特に妹が生まれてからは…
もういい,もうたくさんだ
...... .......
「あ、始まった 」
「皆さん、こんにちは。スーです。えっと……今回、こうして動画を撮っている主な理由は、私の発明――つまり、タイムマシンの記録を残しておくためです。えっと……まあ、まだ完全には完成していないんですが。」
...... .......
「さて――それでは、最初の実験を始めるとしよう……ふむ。どうやら、最初の試みは失敗に終わったようだ。構わん。」
「2回目の実験は失敗しました……このまま続けて !」
「三度目の失敗」
...... ......
「200回目の失敗」
「失敗、201回目。正直なところ、もう諦めそうだ。」
「274回目――失敗。もう疲れた。」
... ...
「これで301回目やっ!...」
「302回目」
「303回目」
「304回目...」
......
「328回目の試み――成功。ついに……」
......
「皆さん、こんにちは。スーです。前回の実験が成功を収めてから、3日が経ちました。今回の実験が、最終的に人間へ応用可能となるかどうかは――今のところ――依然として未知数です。ですが――この瞬間においては――そのような懸念など、全くの無意味に過ぎません……君のところに行くよ。」




