05:ダンジョンマスター、Myダンジョン紹介
現在オレのダンジョン造りは、3層まで到達している。
階層はまだ少ないが、階層ごとに広大な迷路となっているため、3層の最奥の部屋にたどり着くまでに、徒歩で6日程はかかるだろう。
勿論最奥の部屋にはラスボスも設置済みだ。
そのラスボスには、新たにリッチを召喚した。
名前は安直にネクロ爺と命名したがな・・・・
ネクロ爺は知力も高いし、オレのブレインにもなってもらう予定だ。
ダンジョンマスターであるオレが、ラスボスでない理由は、戦闘力皆無のざこざこだからという他ない。
まあオレがやられない限りは、ポイントしだいで、いくらでもラスボスが復活してしまうのだがな。
そんなオレもようやく3歳くらいの容姿となった。
ところが2足歩行でよちよちと、歩けるようになった以外は、前と何一つ変わらない。
ダンジョンマスターなのにいまだに最弱である。
天使 HP 9 Lv2 スキル:浮遊移動
更にネクロ爺には、配下となるモンスターを多数召喚してもらい、ダンジョン内を徘徊させている。
それに加え、ナデシコが分体として生み出した、数種類のスライムがいるので、ダンジョン内は結構賑やかになってきている。
そしていまだに最奥の部屋にたどり着いた者はいない。
まあこのダンジョンに、侵入する者すらまだいない有様だがな・・・・
来てもゴブリンの群くらいだ。
かも~ん! 早う冒険者!!
ダンジョンの最奥の部屋の、さらに壁の向こうには、オレが寛ぐための畳部屋を造ってみた。
最近はその畳部屋で、大好きなポテチやカップラーメン、コーラは勿論、お菓子などの食品をポイントで創造して、ごろごろしながら食べるようになった。
本来これらは、ダンジョンの宝箱に納め、冒険者を誘い出す財宝としてに使うのだろうが、すでにオレへの趣向品と化していた。
オレはその畳部屋に引きこもり、食っちゃ寝する毎日を過ごした。
ムギとココがかいがいしく世話を焼いてくれるので、オレがやることは特にない。
そんな生活を送っていても、ダンジョンマスターであるオレが太ることはないし、栄養が偏るなんてこともない。
ある意味この体は、引き籠りのための、最適の体と言っても良い。
そんな趣向品だが、当然仲間にも振舞った。
だいたいがゲームに勝った時か、何かのご褒美の時だ。
ゲームは単純なババ抜きや、神経衰弱が多かったな。
たまにボードゲームなんかでも遊んだ。
ボードゲームは皆で遊ぶと楽しいんだよね。
ボールを使って遊ぶゲームは、ミノさんとタウロさんが、ボールを破壊するのでなしとなった。
ボールはもっかムギとココのみの玩具と化している。
また与えたご褒美についてだが、ムギとココは特にジャーキーや肉類を好んで要求してきた。
まあコボルトというよりも犬だし・・・それも仕方がない。
ミノさんとタウロさんはサラダセットかビールをよく強請って来た。
当然そのサラダセットは肉抜きのものだ。
果物が入っていると彼らはなお喜んだ。
ビールなんかは大好物で、もうごくごくとジョッキで飲んでいたね。
ナデシコはショートケーキやカツカレーなどの、カロリーの高い物を好んでいた。
ゲームに勝つと必ずこのどれかを選んでいたよ。
まあ手の平に乗せられたショートケーキが、手の平に沈んでいくのには驚いたがね。
どうやら彼女はそうやって、食物を吸収して、栄養に変えていくようだ。
美味しいかと尋ねたら、栄養価が豊富だと返って来たよ。
彼女らの美味しいの基準は、だいたい見た目と栄養価なのだろうね・・・・
「わん! あるじ、さんぽいこ!」
「さんぽばう!!」
「仕方がないですねムギとココは・・・・」
そんな中ムギとココに散歩を強請られ、何度か出かけることがあった。
ところが散歩をするのに、ダンジョン内では味気ない。
そのために隠し部屋を造り、その中に地上に出るための、昇降機を設置した。
勿論外に散歩に出かける際には、護衛にミノさんタウロさんに加え、ナデシコも連れて行く。
ダンジョンの外は深い森になっており、モンスターも出るのでとても危険なのだ。
そんな中仲間が奮闘する場面を見る機会が何度かあった。
「わん! わん!」「ばう! ばう!」
当然小さなムギとココは、どんな敵が出ても、ただ吠えているだけだった。
オレなんて震えて見ているだけだし・・・・
だがミノさんとタウロさんの戦い方は圧巻だった。
ゴブリンやオークを次々と放り投げ、巨大な斧で斬り裂くその様はまさに無双だ。
その上棍棒で殴られようと、槍で突かれようとビクともしないのだ。
まさに無敵と言ってもいい存在である。
最近は知力が飛躍的に上昇したこともあり、ただ突っ込むだけでなく、戦略的な戦い方をするようになってきたがね。
そしてスーパースライムである、ナデシコの戦い方が、またえげつない。
巨大なビッグボアが、こちらに迫って来た時には驚いたが、その刹那ナデシコの腕が伸びて、まるで大蛇のように巻き付いたのだ。
そのまま持ち上げると地面に叩き付け、スライムと化した腕先が、そのままビッグボアの頭を覆いつくした。
ビッグボアはそのまま頭を解かされながら窒息してこと切れた。
あんな殺され方だけは、絶対にオレは御免だ。
勿論倒したモンスター達は、オレのダンジョンの糧にさせてもらったよ。
そんな中、異世界語の勉強も頑張ったよ。
いつか訪れるであろう、異世界人とのファーストコンタクトを夢見て・・・・
お読みくださりありがとうございます。
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自分も異世界人に会いたいと思った方・・・・
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