やがて朝が来るだろう

作者：杉孝子

深夜の国道

点滅するイエローランプ

行先の無いドライブ

闇に溶けて私は奔る

スピードを上げて

擦れ違う車もどこか寂しげで

同じ仲間を求めているのか

何かを探し求めているのか　

見つかることのない答えを求めて

暗闇を照らすヘッドライトが

未来を照らしてくれればいいのに

ナビのように目的地を設定出来たなら

そこに迷わず到着できただろうか

今とは違う人生を送っているのだろうか

やがて朝が来るだろう

闇を切り裂く光と共に

寂しさを消し去る色彩溢れる朝が

たとえ答えが見つからなくても

やがて朝はやってくる

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