トルッカ、思ったよりも栄えてるな?
目指すはトルッカ!
あ~良く寝た!…気持ちのいい朝だね、さて……もう1度眠り直すとしようか……2度寝は気持ちいいんだよね~!……では!
「ちょっと~、ショウジいつまで寝てんのさ!」
うるせぇのが入って来たな……適当に適当に……
「もう少し……」
「もう朝だよ!」
「後12時間……」
「そんなに寝たら、また日が暮れちゃうよ!」
冗談の通じん奴め……そういえば、クラスに1人は居たなこういう奴……大体が委員長になって、高校3年間のあだ名が委員長になるんだよね……
「ショウジ、早く起きなよ」
トッカが布団を取ろうとしている。よし、今だ!…華麗に飛び起き……予定通りトッカは尻餅を……アーッハッハッハ、予定通り予想通り!…この俺を思い通りにしようとは、片腹痛いわ!
「ショウジ~、わざとやってたね?」
「まぁな!…さて、飯だ飯!」
「待ってよショウジ~!」
お?…凄くいい匂い……アリムが作ってんのか?
「おはようアリム」
「ショウジ、おはようございます」
「アリム、ショウジが酷いんだよ!」
「朝から元気ですね~?…とりあえず、食べちゃいましょう!」
「……そうだね……」
「トッカ、ちっちゃい事は気にするな、それ…………おっと、色々とヤバい事になりそうだった……」
「ショウジ、今の動きは何?…ちょっとワクワクしたんだけど?」
「トッカ、そういう時はな……オラ、ワクワクすっぞ!って言うんだよ」
「……よく分からないけど、まずいんじゃないの?」
「まずかったら、全力で自分じゃないと言い張る!…いいね?」
「2人共、とりあえず食べちゃいなさい!」
「「は~い……」」
とりあえず、朝飯を食べたら出発だな。
さて、出発……なのだが、はてはて、コテージはどう仕舞うのか……
「どうしたの、ショウジ?」
「……どうやると、この袋に入るの?」
「??……色々規格外なのに、簡単な事が分からないよね?」
うるせぇ!…調子に乗るなよ?
「ここだよ、このボタン……これを押すと……」
[プシュ、ボ~ン]
何と!…コテージがこんなに小さく……確かにこれなら持ち運べるが……
「簡単な魔力が籠ってるから、がさ張らないんだよ!」
「これは便利だな……トッカ、お前は小さくならないのか?」
「僕は道具じゃないよ!」
「そうか、元々魔力が掛けられてるから、そんなに小さいのか!」
「……本当に他人の話を聞かないよね……大体、ショウジみたいに大きければいいって物じゃないだろ?」
「小さいよりはいいと思うぞ?…それに……トッカの場合は、余り役に立たないじゃないか?」
「うっ……ショウジさ、時々当たりがきついよね?」
「気のせい気のせい……さて、出発だ!……アリム、どうしたの?」
「いえ、お2人は仲がいいな~って思いまして!」
「「何処が?」」
アリム、本当に天然だな……天然の奥さんに、お堅いチビ助旦那……面白そうな夫婦になりそうだな……しかしそうなると、俺は1人になっちまうな……何々、アリムを奥さんにすればいいって?…俺の好みはもっと胸にボリュームが有って、その胸にヘディングをだな……この辺で辞めておこう、何処かからお叱りを受けそうだ。
とりあえず、目指すはトルッカなのだが……やっぱり山道だな、魔物が出て来る……うん?…見た事ない奴等が……
「金を置いていきな!」
「命だけは助けてやるぜ!」
「その女は頂くがな!」
「……トッカ、この方々は?」
「この山の山賊……魔族と人間が組んでるんだけど、なかなか酷い奴等なんだ……」
「山賊とな?…なかなかお目に掛かれない、よく見ておこう……折角だから……」
「な、何だお前!…近付くな!」
「ぶっ殺すぞ!」
「何だよ……記念に握手して貰おうと思ったのに……」
「ショウジ、時と場合を考えてよ……」
山賊なんて、テレビの中か本の中しか見ないのにな~……とりあえず、こちらに危害を加え様としてんだ、痛い目に有って貰うか……
「ちょっと、僕の話を聞いて!」
トッカ、どうした?…まさか、ここで俺の素晴らしさを語るのか?……辞めろよ、恥ずかしいだろ!
「ショウジ、多分違うからね!」
そうなのかよ、残業……
「あのさ、ここで襲ったら痛い目に会うのは君達だよ?……ショウジは別格……下手したら、命が無くなるよ!」
「トッカ、俺は優しいぞ?」
「優しいかは分からないけど、容赦ないのは知ってる!」
この野郎……間違えたふりして、巻き込んじまうぞ?……しかし、アリムとのこの先を見たいしなぁ……よし、今日は許してやる!
「ハッハッハ、面白い冗談だ!」
「我々なら、勇者ボイド一向でさえ敵に出来るぞ!」
「そんな男1人、どうって事はない!」
「そもそも、その男はさっきから気に入らない目をしている!」
「こっち見て、ニヤニヤ笑いやがって!」
「お前が死ぬのは、確定だ!」
「やっちまえ!」
あらあら、俺に向かって来たよ……どうしようかな……そうだ、これだ!…極力弱く[石の拳]と[フィジカル]でスピード上げて……これでどうだ!…この場で素早いパンチを繰り出し、その衝撃波で……あれあれ?…どんどんふっ飛んでいくぞ?
『うわぁ~!』
「何だと?…たった1人で……」
「殆どの者が飛ばされた?」
「どうなってやがる?」
参ったな~……これでもやり過ぎかよ……うん?…上から何か……おう、なかなかの生命体だな?
「うわぁ、アムールドラゴン!」
「何でこの山に……」
「クエエエェェェェ~!」
「これはヤバい……」
「もう助からねぇ……」
「雷系呪文·フラッシュアロー」
お~!…光の矢がアムールドラゴンに突き刺さった!…スゲェ、丸焦げだ!……やっぱり、雷系呪文も最大呪文が使えたか……どうやら、創造神の間違いは少なくないな……
「アムールドラゴンが一瞬で……」
「どうなってんだ?」
「この男、何をした?」
「呪文で攻撃しただけ……手加減が難しいんだ……」
「ショウジ、アムールドラゴンはA+の魔物だよ!」
「ショウジ……改めて凄いと思います!」
「褒めるのはいいけどさ、トルッカに行くのが先決だろ?……という事で……お前等、これ以上邪魔するなら……」
フラッシュアローを構えて、そうだそうだ、怯えろ……フッフッフ、お前達のトラウマを作ってやる……俺様に絡んだ事を後悔させてやる……
「辞めなよショウジ!」
トッカが何かを投げて来たよ……うん?…何だこの玉……
[バン!]
「わぁ、癇癪玉が……」
うお?…びっくり……しまった~、フラッシュアローが放たれてしまう~……逸れろ~!…………物凄ぇ光の矢が、空の彼方に飛んで行ったよ……山賊達のすぐ上を通り過ぎて……本当に良かった……危うく、大量殺人をする所だったよ……
「あわわわわ……」
「た、た、助かった……」
「跡形も無く、消える所だった……」
「ショウジ、やり過ぎだよ!」
「お前が癇癪玉なんか投げるからだろ!…ビビらせるつもりだったのにさ!」
「そうなの?……僕はてっきり……癇癪玉は間違っただけだからね」
「その間違いで、人生を終えそうになった奴等が居るんだが?」
『ごめんなさい、もう2度としません!』
全員土下座か……少し不憫だ……
「まあまあ、折角助かった命なんだから、これからは正しい道に使ってよ!」
『トッカ様……』
「何上手く終わらせ様としてんだよ?…その命を危険に晒したのはお前だろ?」
「ショウジが悪いんだよ、ビビらせ様とするから!」
「辞めなさ~い!…どっちも悪い!……とりあえず、先を急ぎますよ!」
「「はい!」」
『ひっ!』
山賊、アリムに1番恐れてる様な……まぁ、いっか!……チャンチャカチャンチャンチャチャンチャチャンチャン、チャンチャカチャンチャンチャチャンチャチャンチャン、先に進もうと頑張ったら~、何故か怒られました~、○ク○ョ○……これは長いな……とりあえずは先に急ごう。
山賊と別れて約1時間……やっとトルッカの町か……しかし、なかなか賑やかな町だな……
「ショウジ、こっちこっち……これが僕の家!」
ここがトッカの……なかなかでかい家だな……中から人が……
「あら?…誰かと思ったらトッカ……アリムも居るのね?」
「アラム!」
「お姉様!」
アラム?…お姉様?
「ショウジ、こっちはアリムのお姉さん!」
「お姉さん?」
「アリムは僕の幼馴染みなんだ!」
「だから、私もこの町の出身です!」
……成る程、どうりで異様に仲がいい訳だ。納得!……しかし、アリムの姉さん……いいねいいね、胸のあのボリューム……待ってたのはこれだよ!
「うるさいな、誰だ?」
「ソッカ兄さん!」
「トッカか…そっちの男は誰だ?」
「ショウジと申します。人は私を、サー·バロンと呼びます……アラム殿、どうかお見知り置きを!」
「ショウジ、何言ってるのさ!…誰もサー·バロンなんて呼んでないだろ?…しかも、名前を聞いたのはソッカ兄さんだよ!」
「ソッカソッカ、ごめんごめん……だって、余り興味ないし……」
「ほう……それで、わざと私を怒らせ様と?」
「違う違う、からかってるだけ!…トッカと同じで、本当に融通効かないんだから!」
「……私は余り怒る事はないんだが……ショウジとやら、少し痛い目に会って貰うぞ!」
「痛いのは嫌だなぁ……軽くしてね!…テヘ!」
「……さっきからよくもまあ……もう許さん!」
「ソッカがやるのなら、私もサポートしないとね!…バロンさん、よろしくね!」
「ほう、面白い……アラム殿、この戦いの後は私の伴侶として……」
「何言ってんだよショウジ!…しかも、気持ち悪い言葉使ってさ!」
「うるさいぞ、トッカ!」
「ショウジ、忠告しておきますけど……お姉様とソッカさんのコンビは凄いですよ!……勇者のパーティを超えるとの噂も……」
何だと?噂だと?……そんなに噂になるくらいに一緒に……許さん!…ただでさえイケメンのこの男に、こんなスーパーデリシャスお胸お姉ちゃんが……ゆ·る·せ·ん!……目に物見せてくれる!
「今分かったんだが、こいつも相当の馬鹿かもしれないな……」
俺は、創造神が見守っているとは思いもしなかった。しかし……俺を馬鹿だと?…お前の方が100倍馬鹿だ!
やっと着いたんだけどね……




