フェンリルって、天界に仇なした狼だよね?
フェンリルの国……
俺達はバスケスの案内にて、フェンリル王国に到着した……のだが、出迎えが禍々しいな~……7人?の出迎え、全部狼種族……全てが物凄い戦闘力……こちらもかなりな戦力だな……
「ア、アワワワワ……」
「無理ですぅ……」
うん、トッカとアリムは気絶したな。ファルジ王国と違って、こいつ等は今にも攻撃して来そうだ。
[バスケス、邪魔な奴が居るな]
[この猫、この場で片付けても構わないのか?]
[ホウ、この俺を片付ける?……アッハッハッハッハ、自惚れ過ぎだ!]
『何だと?』
[落ち着け、揉める気は無いんじゃなかったのか?]
[この馬鹿猫の出方次第だ!]
『同意!』
[フン、心の狭い奴等め]
[ボグテ、お前も逆撫でするな!]
「う~ん、何か知らんが……うちの馬鹿猫がすいません。こいつ、最近調子に乗ってて……おいボテ助、夕飯抜きにするぞ?」
「本当に悪いね~、この猫、性格悪過ぎるんだよ」
「無論、我々も迷惑している所は有る」
[お前等~……俺を裏切るのか?]
「事実だ事実!」
「お前も充分、心が狭いな」
「2人に同意」
[アッハッハッハッハ、この者達、なかなか楽しいな!]
[我等が主、フェリオス様も気に入るんじゃないのか?]
[歓迎するぞ!]
[ゆっくりしていけ]
[後ろの2人も連れてけよ]
[なかなかの国だぞ]
[肩の力を抜け]
……歓迎?されてるでいいのか?……とりあえずは、フェリオスに会いに行くでいいのか?……フェリオス……どんな奴だろう……
バスケスの案内で……こっちもお城だな!凄ぇ建物!
[ボグテ以外が入れ]
「それが良さそうだ」
「猫ちゃん、いい子にして待ってるんだぞ」
「粗相の無い様にな」
[お前達よりは行儀はいいわ!]
「あの~……僕も留守番がいいかな~……」
「出来たら私も……」
「却下!」
「「何で?」」
「見てると面白いから!」
それでは、フェリオスにご対面といくか……
城の中、やっぱり広いな~……ここなら、バスケットも出来そうだな!何々、サッカーはって?……サッカーだと、人数大変だろ?
「ここかね~、随分ご立派な扉だ」
「間違いないだろうな」
「開けるの?」
「無かった事にしません?」
[ギィィィィ]
「しっつれい縞馬!」
『ショウジ!』
[……お前達が……]
「もう少しちゃんと入れないのか?」
「無礼にも程があるぞ」
「何だよ~、構わないだろ?」
「構うよ!僕の命が掛かってるんだからな!」
「大袈裟な……」
「アリムを見てみろよ、立ったまま気絶してるだろ!」
あれ、本当だ……
[……お前達が……]
「大体だな、ショウジは少しお痛が過ぎるんだ」
「時代が時代なら、打ち首だぞ」
「おう、やれる物ならなってみろ!」
「挑発するなよ、たまには反省しろ!」
「反省すると何かあんのか?無駄だろ無駄!」
「意味は有るよ!」
「はぁ~……ショウジには、何にも伝わりそうにないな~……」
「ショウジに念仏だな」
「失礼だろ、俺に美女だ!」
「一応聞くけど、意味は?」
「ぴったりって事だ!」
[……黙れ!]
『ウオ!』
「デケェ声だな~!」
「「「ショウジ!」」」
[この俺が話している、答えろ。お前達が俺に会いたいという人間か?]
「僕は違うよ!来たくなかったもん!」
「俺はどっちでも……でも、折角だから……」
「我は、怖い物見たさだな」
「……お前達も充分に失礼だぞ」
[まぁよい。俺は8代目フェンリルこと、フェリオスだ。お前達は?]
「流離いのガンマン、ガーラントだ」
「孤高の侍、助右衛門」
「僕は……」
「阿呆のトッカと気絶してるのが、紅一点の花形スター、アリム!」
「は!今、私の事を褒めました?」
「ショウジ、僕の扱い酷いぞ!」
「事実だから仕方ない……そして俺は、誰もが羨む……」
「話が長いんだよ、馬鹿のショウジです」
「クソチビトッカ、黙ってろ!」
「いつもこの下りだな」
「ウム、レベルが同じという所か」
「失礼だな、このチビ助と一緒にするなよ」
「こっちのセリフだ!」
[……俺を前に、緊張は無い様だな……して、俺に用事とは?]
「えっと~……何だったかな~…………あ、そうそう、魔王を何でほっとくんだ?」
『言葉遣い!』
[よいよい、実はな……このままではいかんと思っているんだが……]
「他の2大勢力が気になるのか?」
[……図星だな……俺は特に魔界を統一しようとは思わない……それでも、魔界の均衡を崩す訳にはいかん……]
「……ケルベロスは、やっぱり強かったのか?」
[言わずもがな……かな……あの時、俺はフェンリルの力を100%使った。勿論、ファルコもヴェルザスも力を隠さなかった……それでも、押し返すので精一杯だった……それぞれの側近達にも力を借りたのにな……魔界の均衡は、ハーデスへの布石でもある……難しい事だ]
「成る程、ヴェルデ一族にも会わなくてはだな」
[俺からも質問だ。お前は何を考えている?]
「俺は……堅苦しい生き方しか出来ない、お前等を本当に不憫だと思っている……そんな感じだな」
[不憫か……それでも、仕方のない事だ……]
「とりあえずだな、あんたが特に戦いを好まない事は分かった。後は……まだまだ色々有りそうだ」
[……まぁ、今日くらいは休んで行け……体力回復も必要だろう]
「お言葉に甘えると………………デッド·エンド·ヒール」
「ショウジ、壁に向かって……」
「どうした?」
「遂に頭がおかしくなったの?」
「疲れが溜まりましたか?」
[ギャァァァァァァァ]
壁が崩れてる……というより、壁に擬態してた魔物かな?
[何だ、この魔物は?]
「……どうせ、ハーデスの使いといった所だろう」
[!?……俺さえ気付かない物を、よく気付いたな]
「まぁね!これくらい出来ないと、創造神に馬鹿にされるからね」
[馬鹿?]
「……そのうち分かるよ……では、今日はゆっくり休ませて貰う……ザーボンさんにドドリアさん、ヂースにグルドも今日は休みますよ」
「ギニュー辺りにしてくれないか?」
「我は……ネイルが希望だな」
「お?2人は何で分かるの?」
「何故か脳裏に浮かんだ」
「我も同じだ」
「僕は分からないよ」
「私もですぅ」
「トッカはグルドだよな?」
「「納得!」」
「だから、グルドって何?」
「私も知りたいですぅ!」
どうせ、エモンもガッさんも転生させる時、創造神がドラ○○ボールでも読んでたんだろう。
「当た~り~!」
やっぱりね。
まだまだ、旅は終わりになりそうにない。




