金色のファルコ!
黄金の虎……
目の前には黄金の虎、金色のファルコ……さっきまでの8人?が可愛く見える……
[所でショウジとやら、何故我等に会いたいと?]
「いや、我等っていうか……ファルコに用事かな?」
「アワワ、ショウジ……」
「言葉……」
「おい、様なり何なり付けとけよ!」
「少し無礼だぞ」
「向こうはショウジって言ってんだぞ?何で俺だけ……」
[良い良い、して、この俺に何の用事だ?]
「聞きたい事が有ってね……魔王くらいなら、すぐに何とか出来ると思うんだが?」
[確かにな]
「元々、魔王は魔界の住人だろ?」
[なかなか痛い所を突くな……確かに魔王は魔界の住人、つまりは俺達の配下に有った。しかし、あいつは魔界の掟を破って人間界に……罰を与えたい所だがな……]
「ちょっと待ってくれ!俺からも質問だが、何故に魔王を放って置く?」
「我も知りたい。人間界は迷惑している、何故に手を打たない?」
「君達、言葉遣いはいいのかね?」
「「今はそれ所では無い!」」
[確かに何とか出来るのだが、それなりに被害が出る。我々に被害が出ると、魔界の均衡が崩れる。それは得策では無い。ヴェルデ一族もフェンリル一族も、その辺は同じ思いだと思うぞ]
「……期待して損したな……ちっせぇ奴……」
[何だと?……貴様、今何と?]
「聞こえなかったのか?耳でも遠いのか?……自分達で精一杯、迷惑掛けた相手に誠意を見せられない。魔界の伝説の3巨頭かもしれないが、ただの小心者の小せぇ奴じゃねぇか?」
[この俺を愚弄する気か?]
「ショウジ、言い過ぎ」
「言葉を選んで……」
「違うな、おチビさんにお嬢ちゃん!ショウジの言う通りだ!裁くべき者が己の保身の為に野放しにしておく。そんな通らない話をしている、こいつの方がおかしいんだ」
「いかにも!我もその意見には同意!……義を通さぬ者に、何故にこちらが下手に出る必要が有る?我の知っている武士道とは違い過ぎる。まかり通る訳が無い!」
[貴様等~!]
うお?デケェ声!
[どうしました、ファルコ様!]
[何か有りましたか?]
ボテ助とライ吉、凄い勢いで入って来たな。
[この俺を愚弄して、ただで帰れると思うなよ!]
「偉そうに、責務を果たさない奴は黙ってろ!お前が長なら滅びるのも時間の問題だ!」
「その通り!お主達に、未来は無い!」
[グヌヌヌヌ……口が過ぎた事を後悔するんだな!…グボァァァァァァ!]
王虎の呼砲か、甘い![銀の拳]で周りの空気を[圧縮]して、この空気の壁で軌道を……
[ズガァァァァァァァ]
[俺の呼砲を逸らしただと?]
「見くびってるのはそっちだな!お前等に匹敵する者は、意外に何処にでも居るんだ!」
喰らいやがれ[破壊]!
「クラッシャー·キャノン!」
[ショウジ、待て!]
[ドクァァァァァァァァァァ!]
[こ、これは……]
[[ファルコ様~!]]
おうおう、お城が半分くらい無くなったかな?
[お、俺は生きているのか……]
[ファルコ様、ご無事で……]
[良かった……]
『何の音だ!』
あらあら……8時だよ!全員集合!なんてね!
[何でも無い、下がれ!]
『しかし……』
[聞こえぬのか?]
『御意に……』
[ボグテとライザは残れ]
[[はい]]
流石は長か、これだけの被害を一言で……
[有り得ぬ破壊力だな]
[ショウジはこれでも、力をセーブしております]
[そうなのか?]
「さてどうだかね~……ただ、俺とやると無傷って訳にはいかないんじゃないかな?」
[無傷か……俺の命が亡くなりそうだ……だからと言って、魔王をどうにかは出来んのだ……確かにどうにかしたいのだが、他の2つの勢力が有る以上、迂闊に動けん……誠に悪いんだが……]
「……他の2人も同じ意見なのか?」
[多分……]
「なら、他の2人にも会うまでだ……抗争以外に解決する手立てが有るかもしれないしな」
[……道中は何かと不便だろう。ボグテ、同行を頼む]
[はい、確かに承りました]
[ライザ、この国を見直しだ]
[はい、お手伝い致します]
「どうやら、他の2つの国も見ないとだね~」
「ガッさん、嬉しそうだな?」
「しかし驚きだな?エモンとガッさんが俺の意見に賛同するとはな」
[ショウジ、後ろの2人はどうにかしろよ]
[あれが普通の反応だろうな」
後ろの2人?……アララ、トッカとアリムが白目剥いてるよ……トッカ何て、口から泡出して……そうだ、トッカニだ!新しいアダ名を発明!テレテテッテレ~!
「おいおい、しっかりしろよ」
「お気を確かに」
「「う…ん……」」
「は!大丈夫だったの?」
「みんな無事ですか?」
「アンタ等が大丈夫なのか?」
「そなた等が無事なら、問題は無い」
「……何にもして無いのに、気絶は辞めろよ~」
「「うぐっ……」」
[ショウジ、勘弁してやれ。お前達3人が別格なんだ]
[俺にはよく分からんが、この国の為に頼む]
「はいはい、終わったら旨い飯……頼むぞファルコ!」
[ウム、承知した]
ファルジの国を俺達は後にした。どうやら、思っていたよりも、魔界は複雑な様だ……
「お~い、最近出番が無いんだよ~!…頼むよ、たまには呼んでくれよ~!」
何処かから、おかしな声が聞こえるな……気のせいだろう。
「無視すんなよ~、お前のマブダチじゃねぇか!」
仇の間違いだろ?
「何だよこの野郎……この助平大馬鹿大将!お前の事、西田に改名するからな!」
……それだけは辞めてくれ……そのうち呼ぶから……
まだまだ、旅はこれから!




