洞窟……何が有るかな?楽しみだ!
洞窟へ……何が待つ?
魔物の群れ?は片付けたけど……果たしてこの洞窟が合ってるのか、それが問題だ。
「なかなか広い洞窟だね~、下のフロアに早く行きたいんだがね~……」
「ガッさん、そう上手くは行かない物。根気強くという所かな?」
[のんびり行くとしよう。このパーティなら、何も問題は有るまい?]
「僕も安心!何でも来いだよね!」
「頑張りましょう!」
「何が出るかな、何が出るかな、テテレテンテンテンテテン♪……どうでもいい話、略してトッカの馬鹿チビ!」
「略してないだろ!」
「言いたかっただけ、特に他意は無い」
「悪意しか感じないよ!」
「ショウジは緊張感が無いね~……」
「余裕という所か」
[まぁ、規格外だからな]
なかなか楽しい洞窟だな……さてさて、どんどん先に進まないと!
どんどん下に降りて来たが、特にフロアを守る者が居る事も無く、どうも魔物を倒しながら進んでいるだけなんだが……こんなに簡単に進んでいい筈が無い……何か有るだろう……
今は地下10階……怪しい雰囲気、やはりといった所だな。
「怪しいね~……何か有るな」
「ウム、我もそう思う」
[気を緩めぬ事だ]
「僕は感じないよ?」
「お前は馬鹿だからな」
「何だよショウジ!」
「ショウジ、トッカを馬鹿にしないの!」
2人と1匹は感じてるな。分かる奴には分かるんだよな。
「先に進むしかないからな、出たとこ勝負だな」
「その様だな」
「ウム、心しよう」
[どんな奴が現れるかだ]
ボテ助が話終えると……???目の前になかなかイケメンが……うん?
「ちょっと、どうしたのさ?」
「危ない、伏せろ!」
みんなが伏せた時、
[ズガァァァァン]
「あっぶね~……」
「トッカ、危うく頭と身体が永遠の別れだったな……しかし、見事な剣圧だな?……差し詰めかまいたちかな?」
「……死ななくて良かった~……危ないだろ!」
【何用だ?】
「随分無機質な声だな~……いきなりだと失礼だろ?」
「どの様な要件かな?」
【何用だ?】
[どうやら、この洞窟の守り主といった所かな]
「危険な匂いがしますぅ!」
「危険だよ、いきなり僕を殺そうとしたしね!」
【何用だ?】
「いや~、この先に用が有ってだね~……最深部に行く必要が有るんだな~」
【最深部?何故に?】
「魔界に繋がってるかも~、だからだよ」
【魔界には何故に?】
「そうだな~……有名な3人(匹)に会う為かな~……」
「ショウジ、魔王を倒す為じゃないの?」
「私もそう思ってましたよ?」
「……魔王より、強い3人に興味が有ってさ~……諦めて!」
「「え~~!」」
【ならば、俺くらいは倒せないとな!……力量を見てやる】
「やっぱりね……しょうがない、やるか?」
「ショウジ、我が行こう……向こうも刀、我が適任だ」
エモンが歩を進め、相手と対峙した。
「我は助右衛門、お主の名は?」
【俺は勘兵衛、どうやらお主も江戸からの様だな?】
「そうか、お主も……」
【左様……】
「いざ……」
【尋常に……】
「【勝負!】」
エモンと勘兵衛の戦いが始まった。
[キィン、ガキッ、ガシャン]
お互いに速い!息をも付かせぬ連続攻撃、今の所は互角。
「どっちも速いな~」
[エモンも勘兵衛も真剣だな]
「どうなってるんだよ~、殆ど見えないじゃないか~!」
「私も殆ど見えないですぅ!」
殆ど??
「やるな」
【お主も】
[チン]
お互いに刀を鞘に……抜刀の構え、どうやら速さ比べの様だ。
「切られても、文句は言わぬ」
【俺も同じだ……この様な場所で、お主の様な武士に出会えるとはな……】
「武士道とは死ぬ事と見付けたり!」
【剣の道は一生と覚えたり!】
2人が同時に動いた……
[ガギィィン]
[ザシュ]
【……俺の刀が折れたか……どうやら、俺の負けの様だ】
「いや、我の刀の勝利……我の勝ちではない」
【フッ……合格だ、通るが良い】
「かたじけない」
「エモン、大した物だ」
[ウム、天晴れ]
「……おい勘兵衛、どいしてここに居る?」
【俺は守る者を守れなかった……江戸でもここでも……】
「成る程、それで誰も間違いをおかなさい様にか……それで何年だ?」
【多分……100年程……】
「そうか……なら、もう充分だろ?自分の為の時間を作りな」
【そうしよう……愛刀も折れたしな……】
「ショウジ、どうにか……」
「まぁ待てって……何か無いかな~……」
あれ?これは……インベスティゲイト……
名前:天の村雨
奥の神と並び称される刀。
刀が主を選ぶと言われ、持った者は世界を破滅に追いやる力を持つとも言われている。
誰が作ったかは不明だが、奥の神を目指して幻と言われた刀匠が作ったと言われている。
恐ろし程の輝きを発し、見る者の魂まで奪うと言われている。
成る程……これならピッタリだな……
「テテレテッテレー、天の村雨!」
【これは?】
「まぁ、持ってみろ」
【ああ……こ、これは……俺の手に馴染んでいる……今までの愛刀以上に……】
「選別にやる!…これからの旅、頑張れよ」
「流石はショウジ、粋な事を」
「そのうち、俺とも一戦頼むよ」
[俺も願いたいな]
【残念だが、俺は手加減出来んぞ?】
「一件落着だね!やったねみんな!」
「本当にやりましたね!」
勘兵衛は洞窟を出て行った。確かにやったのだが、少し気になるな~……アリムもトッカも[殆ど]と言っていた。少しは見えていた……有り得ないくらいのレベルアップじゃないか?……どうも、なかなかすんなりとはいかない様な気がするな~……
異世界に来た者は、まだまだ居るのかも……




