洞窟、これかな?
さてさて、アーバンを出発したのだが?
アーバンを出発してそろそろ半日……目標の洞窟は何処かな?兎に角北に進んで……この世界、まだまだ分からない事がいっぱいなんだよな~……
[キシャァァァァァァァ!]
[ボグァァァァ!]
[クェェェェェェェェ!]
「うわぁ、ティタノボアにオークキング!」
「空には、アムールドラコンが居ます!」
「ほうほう、少しは強そうだね……よし、一気に……」
「まあまあショウジ、あのでっかい蛇は俺が相手するよ」
「ならば、オークキングとやらは我の獲物だな」
[俺を差し置いて、空を自由に出来ると思うなよ]
何故だろう?……周りがやる気満々……
「さて、でっかいの!俺が相手だ」
[キシャァァァァァァァ!]
[バゴン、グシャ!]
あのでかい口で一気に攻めて来る。ガッさんじゃなければ、既にやられてるかも……
「なかなか楽しいね!……しかし、そこまでさ!」
[ドゥン、ドゥン、ドゥン!]
[ギシャァァァァァァァァァ!]
お見事!ガッさん、急所に上手く撃ち込んだな……ティタノ……何だっけ?まぁ、いっか!とりあえず撃退!
「やるなガッさん……さて、そちらの者。我と……」
[ボガァ!]
[ドガン!]
「おっと」
エモン、難なく避けたな……しかし凄ぇパワーだ、地面が凄い事に……
「防具を着けて暴れた所で、我には関係ない」
エモンが抜刀の構えを……
[ボグァ!]
「遅い!」
[ズバッ!]
一瞬で真っ二つ……エモンも強いね~……
[やるな、2人共]
[クェェェェェェェェ!]
[ゴバァ!]
[この俺に炎だと?……本物の炎を見せてやる!魔界の極炎を喰らえ!]
[グバァ!]
[グェェェェェェェェ!]
ボテ助、黒い炎を……魔界の炎かな?アムールドラコンは真っ黒焦げだな……軽く圧勝だな。
「こんな物かな?」
「少々、手応えが無さ過ぎだったがな」
[ウム、準備運動にもならん]
「楽勝だったね!」
「凄いですぅ!」
「……あれしきで得意気だと……大丈夫かね?」
「ハッハッハ、大丈夫さ!俺は確認しただけだからな」
「心配には及ばん。我もこれしきで納得とは言わん」
[どっちにしてもだ。この2人がどうあれ、俺が居れば問題無しだ]
「おやおや、猫ちゃん、言葉が過ぎるんじゃないかな?」
「同感だ。どう考えても、1番楽な相手であっただろうに……」
[何を言ってる?オークキングなら、俺ならもっと早い]
「強がりはよせ……アムールドラコンごときにあの様……無理だろうな」
[ハッハッハ、お前こそアムールドラコンは無理だ!言葉を選べ!]
「ほう……身体に教えないと分からないのかな?」
[お前に教えられるのかな?]
「熱くなるな2人共!…どちらにせよ、俺が1番強いんだからさ!」
[「それは無い!」]
「あの程度の蛇なら、簡単に首を落とせる」
[でかいだけじゃないか、一瞬で真っ黒焦げだ!]
「何だと?……お前達ごときが俺より勝るとでも?」
「我のが上だ」
[自惚れもそこまで来ると、救い様が無い]
「貴様等~……」
「ちょっと、揉めないでよ!」
「仲良く行きましょ!」
「……何をそんなに……俺から見れば、ドングリの背比べ、トッカの背伸びだぞ?」
[「!?」]
「良く分からないよ?」
「ショウジ?」
「ドングリの背比べなら分かる……詰まる所、見る者から見れば殆ど大差無いという事……」
[そうなると……差し詰め、トッカが背伸びしても小ささは変わり無いという事か?]
「成る程、確かにおチビさんは背伸びしてもおチビさんだな」
「おい、しれっと僕の文句じゃないか!」
「トッカ、最近役に立ってないからしょうがないのでは?」
「アリムまで酷いよ!」
「ちょっと待て、そうなると……ショウジから見れば俺達は変わらないと?」
[それはおかしい事だ!]
「いや、俺から見ればお前等トッカみたいな物だな!」
「待てショウジ、我とトッカを同類にするでない!」
「あれと一緒じゃ、生きて行けないよ~……」
[取り柄が無いじゃないか!]
「ウヌヌヌヌ……サンデストアロー!」
[「「うお!」」]
[ドズゥゥゥン!]
[「「危ないじゃないか!」」]
「くそ、喰らって丸焦げになりやがれ!サンデルアロー連発!」
[「「うわぁ!」」]
トッカ、荒れてるな~……流石に3人も必死だな……
「それまでだ……仲良くやろうぜ、チームワークを乱すなよ」
「お前が言うな、馬鹿ショウジ!」
「まあまあおチビさん、仲間割れは得策じゃない。今は辞めておこうじゃないか?」
「我も賛成だ」
[トッカ、戦いで見せてくれ]
「はぁ~……揉めてないで、先に生きますよ!」
ウム……アリムは強いな……それより、今は先を目指そう。目的の洞窟が最優先だ。
しかし、道中は楽だな!何故かみんなが張り切って、勝手に魔物を倒してるし……トッカも暴走気味にだがやってるし……時々、「馬鹿ショウジめ!」とか言いながら攻撃するのが難点だが……難点だけに何点取れるかな?何つって~!
「ふぅ……なかなか魔物が多いな?」
「ウム……少し疲れた……」
[流石に数が居たな……]
「ぼ、僕も疲れた……」
「みんな、ご苦労様です。私は殆どサポートもせずでしたので、物凄~く楽でした!」
「おいおい大丈夫か?本番はこれからだぞ?」
「ダメだとは言ってないだろ?全然平気さ!」
「少し疲れただけだ。問題無い」
[どうって事は無いさ、楽勝だ]
「それは良かった、洞窟が見えるがそのままレッツゴーだ!」
「望む所だ!」
「我に任せろ」
[俺の強さを見せてやるさ!]
「私も、サポート頑張ります!」
「あの~……僕は休憩したい……」
『却下!』
「そんな~……」
トッカは置いといて、さぁ、遂に洞窟だ!……これだといいんだけど……
「流石に暗いね」
「任せて下さい!…ルッカー!」
おう?明るくなったぞ?……アリムやるな!素晴らしい!
「いいね~……これならバッチリだ!」
「ウム、助かる」
[有能だな、アリム]
「そんなに褒めないで下さい、照れますよ!」
「トッカもこのくらい役に立てばな~……」
「何だよショウジ?僕が役立たずみたいじゃないか?」
「みたいじゃなくて役立たずなの!自覚しなさい!」
「この野郎……絶対に仕返ししてやるからな!」
「出来る物ならどうぞ~……無理だろうけどね!」
「うぐっ……」
「そこまでだ……どうやら魔物が集まって来たみたいだね」
「その様だ……なかなかの数だな」
[しかし……何故にこんなに……]
「君達いいかね?……生物とは明るい所に集まる習性が有る。これだけの光を発してるんだ、当然だろ?」
「いやに落ち着いてるねショウジ?……この数を前にその余裕はどういう事?」
「ショウジ、ざっと50体くらい居ますよ?」
「大丈夫!少し離れててね!」
最近、色々分かったんだよね!このくらいなら……
「グラビデスト!」
[グシャ!]
「す、凄ぇな……あれだけの魔物が一瞬で……」
「……見事としか言い様がない……」
[魔法の使い方が数段上がってるな]
「やりますね、ショウジ!」
「だろ?」
「……失敗しろ、この馬鹿!」
「うるせぇな、お前もやっちまうぞ?」
「やれる物ならやってみろ!」
「辞めなさい!…今回はトッカが悪いですよ!」
「グヌ……」
「怒られてやんの、や~いや~い!」
しかし、普通に考えるとここの魔物は強いぞ?もしかして、例の馬鹿のせいか?
「当た~り~……正解者には高級軍手をプレゼント~!しかも片っ方だけ!……何つって~!」
……思いっ切り創造神の声が聞こえたよ……あいつ、本当に何してんだろ?
洞窟、なかなかだね……




